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 「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)

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 人はそもそも、名実共に「永遠のいのち」を持っていた。
 しかしアダムの違反(創3:17-24)のゆえに、生まれながらにして神の御前に罪を犯す存在になってしまった。

 だが神は人をお造りになられた(創1:26-28)。
 その神は、忸怩たる念を持ちつつも、人を世を愛し続けてこられた。
(上記引用の創3:24は、「エデンの園からの追放」どころか、「人」そのものを滅亡させても一向に構わなかった。正に神は愛なり、だ。)

 人は世は、堕落し続ける。
 神はモーセを起こし、士師を起こし、ダビデを起こし、数々の預言者を起こした。
 そして遂に神は、独り子・御子イエスをお与え下さった。

 神は、御子を信じる者に罪の赦しを与え、そしてアダムがもともとは持っていた「永遠のいのち」を回復させてくださる。
(参/マタイ21:33-40)

 すると問題は、「御子を信じる」とはどういうことか、という一点のみに帰する。
 ヨハネ伝はそのことについて、大部を割いてくれているように思える。
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