らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

「てるてる坊主」?

2019-06-21 | スケッチ

かすかに雨の匂いを感じながら、二子玉川の駅近くを歩いていた。

と、たくさんの「てるてる坊主」が・・・・・・

そばにいた子供がおばあさんに尋ねた。あれ、なあに?

なぜかおばあさんは、もうすぐ七夕様だからね、と訳の分からないことを言う。

えっ? わたしは「てるてる坊主」だと思っていたのに・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メガネのおばちゃん

2019-06-18 | スケッチ

電車に乗った。

すいていたので、座った。

しばらくすると目の前に、小学校1年生ぐらいの男の子と2,3歳年下の女の子が両親に連れられて乗って来た。

なぜか、男の子が、わたしの顔をまじまじと見る。

女の子も、まねしてわたしの顔をまじまじと見る。

しばらくすると、お兄ちゃんが、「メガネのおばちゃん」と言う。

ニコニコ顔の妹もまねして、「メガネのおばちゃん」と言う。

お兄ちゃんが、「ねえ、どうしてメガネかけてるの?」と尋ねると、

妹も尋ねる。「ねえ、どうしてメガネかけてるの?」

わたしが、「目が悪くて遠くが見えないから」と言うと、お兄ちゃんがげらげら笑う。

妹もげらげら笑う。

無印風のファッションに身を包んだ、両親は恐縮し、コラ、と子供たちを怒り、「すみません、相手にならさないでくださいね」、と詫びる。

と、お兄ちゃんが、「ねえ、メガネ、取って」と言う。

妹も、「メガネ、取って」と言う。

なぜか、メガネを取るわたし。

と、お兄ちゃんがお腹をよじって笑いだし、妹も笑う。

両親は平身低頭・・・・・

わたしはメガネをつけ、次の駅で、バイバイ、と言って、電車を降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『カルメル会修道女の対話』

2019-06-17 | アート・映画・演劇

映画館入り口の花々

 

ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で上演されたオペラは、METライブビューイングとして映画になり、世界中で観ることができる。

先日、プーランクの『カルメル会修道女の対話』を観て、深く感動し、久しぶりに、生、死、信仰、祈りについて考えた。

指揮は、ヤニック・ネゼ=セガンで、演出は、ジョン・デクスター。

キャストも皆素晴らしかった。

 

ストーリーは、フランス革命の最中の、「コンピエーニュの16修道女殉教者」というカルメル会修道女の処刑という史実が元になっている。

殉教せずに生き残ったマザー・マリーが書いた『証言(報告)』が1906年に出版され、それをもとに、20世紀のドイツの女流作家、ゲルトルート・フォン・ル・フォールが小説を書いた。

当時、それを映画化しようという動きがあったが、様々な事情で映画化は遅れ、戯曲化されたものが舞台で上映されたりしているうちに、プーランクがオペラにしたのだ。

 

 

 

繊細過ぎる、ド・ラ・フォルス侯爵の娘、ブランシュは、父に、コンピエーニュのカルメル会修道院に入りたいと申し出て父を絶望させる。

修道院長の方も、ブランシュに、修道院は世間から逃げるために入る場所ではないと戒めるが、結局、ブランシュは修道院に受け入れられる。

陽気な修道女コンスタンスとブランシュの友情。ブランシュはコンスタンスの明るさを、修道院長が病気なのにと戒めるが、彼女は修道院長の為なら死んでもよい、と返す。コンスタンスが、ブランシュと一緒に死ぬ夢を見たと語る伏線・・・・・・

死を恐れ、病気に苦しみ錯乱する、修道院長の衝撃的な最後・・・・・・

国外に逃げる、ブランシュの兄、ド・ラ・フォルスとブランシュの対面。ブランシュは修道院に残ることを選ぶ。

政府によって聖務は禁じられ、修道院の建物も接収するとの命令が下る。

修道院長がパリに行っている間に、マザー・マリーの提案で、殉教するかどうかの無記名投票がおこなわれる。一票の反対票。意外なことにそれはコンスタンスだったが(?)、彼女は撤回し、ブランシュは怖くなり修道院から逃げ出す。

修道女たちは平服に着替えさせられる。

逃げたブランシュは、実家だった館に身を潜めメイドとして働く。(父はギロチンにかけられて他界・・・・・・)

修道女たちは逮捕され、革命を転覆させようとした、というかどで死刑を宣告される。

不在のため逮捕を免れたマザー・マリーは刑場に向かおうとするが、司祭に、生き延びることも神の思し召しだと説得されて留まる。

ブランシュは、刑場に現れる。コンスタンスとの感動の再会。ブランシュは、コンスタンスが処刑され息絶える時まで歌っていた歌を引き継ぎ、歌いながら、処刑される。コンスタンスの夢のように、二人は同じ日に死ぬ・・・・・・

 

 

貴族に反発したブルジョアジーたちが始め、民衆が踊らされ、最後には恐怖の革命と化した、フランス革命とは何であったのか・・・・・・信仰があっても覚醒していないと死の恐怖からは逃れられないのだろうか・・・・・・殉教とは・・・・・・祈りとは・・・・・・映画を観たあとに色々なことを考えた・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


傘降る百貨店

2019-06-16 | スケッチ

昨日は雨が降っていた。

レインコートを着て、長い長靴を履いて、完全武装で出かけた。

今日は晴天。

サングラスをかけ、帽子を被り、マスクをして、完全武装で出かけた。

帰りに新宿の百貨店に寄り、エスカレータに乗ると、踊り場の天井から傘が降っていた・・・・・・

22日は、早くも夏至。

時の経つのが早すぎる・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


酒かすみるくソフト

2019-06-13 | スケッチ

バスに乗って買い出しに出掛けた。

買い物の後、昼食を取り、それから「酒かすみるくソフト」を食べた。

酒かすから作ったソフトクリームは人工甘味料の味がしない。

店は、いつも年配者で混んでいる。

わたしのスタンプカードにはすでに5個ものスタンプが・・・・・・

昨夏よりペースが早いかも・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


か、え、ろ、う、よ。

2019-06-11 | ポエム

か、え、ろ、う、よ。

ほんとの「わたし」に、か、え、ろ、う、よ。

 

か、え、ろ、う、よ。

ほんとのおうちに、か、え、ろ、う、よ。

みんな、仲良しこよしの、あの場所に。

 

今、ここで、か、え、ろ、う、よ。

春が来て、花、笑う。

 

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』

2019-06-08 | アート・映画・演劇


 

岩波ホールで上映中の『ニューヨーク公共図書館』を観た。

巨匠フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー。

3時間25分の長編であったが、いまや観光名所ともなっている、世界最大級の知の殿堂の舞台裏をナレーションなしで描いていて、おもしろかった。

 

wikipediaによると、ニューヨーク公共図書館は、4つの中央図書館に加え、88の地域分館と4つのリサーチ・ライブラリーで構成され、年間の予算は日本円に換算して約340億円で、年間来館者数は約1700万人にのぼるそうだ。

本館は、荘厳な19世紀初頭のボザール様式の建築で、名称には、「公共(パブリック)」という言葉があるが、設置主体はニューヨーク市ではなく、非営利組織で、年間予算の約5分の1は民間の寄付で賄われている。

市内に在住、あるいは勤務している者であれば、誰でも会員になることができ、原則として無料で利用できる。

映画は、様々な部門の職員やボランティアや幹部たちの会議の様子や、講演会や音楽会や障碍者やシニアの方々の為の様々なイベントを淡々と映し出している。

会議の様子からは、「公民協働のこの図書館がいかに予算を確保するのか、いかにしてデジタル革命に適応していくのか。ベストセラーをとるか、残すべき本をとるのか。紙の本か電子本か。ホームレスの問題にいかに向き合うのか。」という、万国共通の課題が浮き上がり、考えさせられた。

いつだったか、公共の図書館をツタヤさんに丸投げした自治体が話題になったことがあったが、文科省及び全国の自治体の図書館担当の方々にこそこの映画を観てほしい。

政府は、海外に多額のお金をばらまき、兵器を爆買いし、予算委員会から逃げ、消費税増税を押し付け、社会保障を削り、賃金を下げ、なんとか新喜劇には莫大な寄付・・・・・・けれど、公共図書館の予算は減り続けている、という寂しいニッポンの現実・・・・・・

ニッポンに「ニューヨーク公共図書館」のような知の殿堂がないということは政府だけでなくわたし達みんなの民度が低いのかしらん・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


品薄!

2019-06-05 | スケッチ

都心に出掛けた帰り道、家の近くのドラッグストアーに入った。

葛根湯とのど飴とティッシュペーパーのパックを二つレジに持っていった。

と、レジのお姉さんが申し訳なさそうに言った。現在ティッシュペーパーは品薄となっておりますので、おひとり様一つとさせて頂いております。

えっ?! 私は大変驚いた。

いつごろからそうなっていたのだろう。

家に帰って、Googleする。

と、たくさんの関連記事が出て来た。

まとめると、下記のような感じ。

国内ティシュの1~2割を占める、安い中国ティッシュペーパーが値上げ⇒ ニッポンの小売店は値が上がると買わない⇒ しわ寄せが国産メーカーに⇒ 国産のティッシュペーパーも値上げ⇒ そこに大手メーカーの火災・・・・・・

3.11直後は物流が滞って、様々な日用品や食品が品薄になった。

天災が起きて買い占めるのはみっともないので、生活必需品は少し備蓄しておこうかしらん、と思った・・・・・・

天災はわたし達の集合意識と何らかの関係があるのかしらん、それとも天災は天災なのかしら・・・・・・となぜか突然、ノアの箱舟に思いをはせる・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


管理社会

2019-06-04 | スケッチ

歩いていたら、防犯カメラに遭遇。

何となく、スマホで写真を撮った。

たぶん、スマホで防犯カメラを撮っている得体のしれないおばあさんとして、しっかり記録されているだろう。

 

最近、街の防犯カメラが増えているような気がする。

いつの間にか超「管理社会」。

まるで、ジョージ・オーウェルの『1984年』の世界。

 

4月末に、悠仁さまが通われる中学校に不審者が侵入して悠仁様の机の上に包丁を置くという事件があったが、防犯カメラのおかげで、犯人は逮捕された。

そういう時、私たち一般市民は防犯カメラを容認してしまう。

5Gが導入されると、瞬時に情報が広がり、マスクや眼鏡で変装して他の都市の雑踏の中を歩いていても、AIが認知し、あっという間に逮捕されてしまうそうだ。

犯罪者以外には関係ないかもしれないけれど、超「超管理社会」って、息がつまりそう・・・・・・

防犯カメラのない南の島に移住してのんびり余生を暮らしたいなあ、と思ってしまった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


大人の遠足!

2019-06-03 | スケッチ

緩やかに繋がっている大学時代の友人たち、7人。

全員がそろうことは難しいが、仲間の展覧会、芝居鑑賞や食事会、と年に何度か集まる。

で、週末久しぶりに「大人の遠足」に出掛けた。

横浜の山下公園を散策し、遊覧船に乗り、中華街で飲茶・・・・・・

お孫さんがいる人、まだ働いている人、子供のいない人、未亡人・・・・・・芝居やお勉強を続けている人、ヨガをしている人、テニスをしている人、ボクシングをしている人、何もしていない人・・・・・・境遇は様々だが、会うと、学生時代に戻る。

ご主人たちの職業も関係ないし、ヒエラルキーがないから、気を使わない。

わたしは、未だに、よしこちゃん。

ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ、話は尽きない。

最後には、みんなでラインの交換・・・・・・集合写真を送ると、スタンプがぺたぺた送られてきた・・・・・・

むかしは、おばあさん達で盛り上がっている集団を見ると、違和感を覚えていたが、いつの間にか、わたしもそんな年ごろになってしまった・・・・・・