らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

8月30日、国会議事堂前

2015-08-31 | スケッチ

安保関連法案に反対なので、昨日は、国会議事堂前に行った。

 

地下鉄、国会議事堂前駅では、プラットホームも地上に上がる階段も、人で埋まっていた。

 

人、人、人で、地上に出るのに20~30分かかったが、文句を言う人は誰もいなかった。

 

わたしのように一人で来ている人も多かった。

 

政治的な活動とは全く無縁の感じのオジサンやオバサンや若者たちが、黙って、ゆっくり階段を上がっていた。

 

杖をついたお婆さんを見た時は、思わず、涙ぐみそうになった。

 

地上に上がっても、列は動かなかった。

 

なんとか国会議事堂の前に来ても、機動隊が踏ん張っていて、道路は渡れず、中にも入れなかった。

 

過剰警備・・・・・・

 

スピーカーからは小沢一郎さんたちの演説が流れていた。

 

皆、おとなしく、警察官の指示に従って移動していた。

 

それでも、普通の人たちの静かな怒りを感じた。

 

フランスだと、暴動になっていただろう。

 

大勢の人が国会議事堂前駅から吐き出されてきたので、霞が関の方へまわって帰宅した。

 

非暴力の、意思表示・・・・・・

 

帰りの地下鉄でスマホを見たら、報道していたのは、毎日新聞だけだった。

 

わたしが帰宅してから、どんどん人が増え続けたようだ。

 

参加者は、主催者によると、周辺地域も含めてのべ12万人で、警察の発表では3万3000人。

 

今朝の日経新聞は、集会には触れず、支持率が上がった、という記事があっただけ・・・・・・

 

外国のメディアはきちんと報道していた。

 

英国のBBCは<日本の若者は政治に無関心で無気力だと批判されるが、彼らは目覚め、沈黙することを拒否しているようだ>と報じ、

 

英国フィナンシャル・タイムズは、<中国の領土的野心への懸念から法案が準備された>と伝え、<安倍首相は軍国主義の過去から学んでおらず、中国も同じ道を歩む危険がある>とのデモ参加者の声を紹介し、

 

ドイツの第1、第2公共テレビは30日にメインニュースで、<平和主義からの決別に市民が反対している>、<安倍首相は9月中の法案成立を願っているが、逆に市民の反対は増えている>と伝え、

 

ロイター通信は、<ここ数年で最も大きなデモの一つだ>と報じた。

 

中国や韓国のマスコミだけでなく、アメリカのCNNも報じた。

 

 

今回の活動の中心となっているSHEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の若者たちには好感を持つ。

 

今までの学生運動とは違い、非暴力で、安保関連法案をおかしいと思う若者たちが、ヒップホップやラップの音楽に乗って、「勝手に決めるな」「屁理屈言うな」と歌う。

 

当日にならないと何人集まるか分からないし、たまたま来た若者がスマホを見ながら、「わたし」という主語でスピーチをする。

 

皆平等で、誰もがリーダー。

 

暴力革命を肯定する団体とは距離を置き、自民党の議員でも共産党の議員でも、安保関連法案に反対する人は誰でも応援する。

 

 

安保関連法案に反対する学者の会の代表の一人である、思想家の内田樹さんはSHELDsについて下記のように述べている。

 

<過去にこれほど大きな規模の、国民的な政府への異議申し立ての運動が、いかなる既存の政治勢力や政治組織とも無関係に、自発的に、自分たちの手作りで、無名の学生たちがひとりひとりの個人的な発意に基づいて、文字通り「身銭を切って」作りだしたことはありません。戦後70年をふりかえっても、このような運動のかたちははじめてのことではないかと思います。SEALDsのこの運動のかたちは、戦後70年にわたる平和主義と立憲デモクラシーの蓄積という土壌からはじめて生まれた「地場の平和主義、自前の立憲デモクラシー」のかたちだと僕は評価しています>

 

<日本の平和主義と立憲デモクラシーは、残念ながら、戦後日本人が手作りしてきたものではありません。敗戦国として、戦勝国アメリカに「与えられた」ものです。ですから、それを「押しつけられた政治体制」だと言い張る人たちがつねにいた。そして、それがついには日本の政官財メディアの世界、それらの世界の指導層の中での支配的な意見になるに至った。>

 

<安倍政権を支持し、安保法制の整備に賛成し、自衛隊の海外派遣を国威の発揚のチャンスであり、また絶好のビジネスチャンスであると信じている人たちが、今の日本の指導層を形成しています。>

 

<政界、財界、官界、メディアにおいては、すでに多くの領域で「戦争をしたがる人たち、戦争をするためには、平和憲法が最大の妨害であり、立憲デモクラシーという政体が非効率だと思っている人たち」がトップに立っています。>

 

<みなさんは、そのような否定的な状況の中から立ち上がった。僕が一番うれしく思うのは、そのことです。みなさんが語る言葉は政治の言葉ではなく、日常のことば、ふつうの生活実感に裏づけられた、リアルな言葉です。>

 

<SHEALDsのみなさんの語る言葉は、自分たちがふだん学生生活や家庭生活のなかでふつうに口にしている言葉、ふつうに使っているロジック、それにもとづいてものごとの正否を判断している常識、そういう「手元にある道具」を使って、自分たちの政治的意見を述べている。こういう言葉づかいで政治について語る若者が出現したのは、戦後日本においてはじめてのことだと思います。>

 

 

 

がんばれ、SHEALDs!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


写真、キライ。

2015-08-30 | 動植物

メルシーは、写真が大嫌い。(わたしも、大嫌い)

 

スマホを向けると、必ず顔をそむける。(わたしも、そむける)

 

それでも、メルシー、とやさしい声を出すと、しぶしぶこちらを向いてくれた・・・・・・(だから、笑っていない・・・・・・いつもはもっと愛らしい顔をしている)

 

 

 

<わんわん。わんわん。

その犬は、自分を、犬と思っていない。

イヌ科の哺乳類に分類されていることも、知らない。

犬である、という認識もない。

犬、という言葉も知らない。

猫、と名付けられても、尻尾を振るだろう。

けれど、犬は、100%犬。

完全で、完璧な、存在。

存在するだけで、愛される。>

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ペコちゃん

2015-08-29 | スケッチ

歩いていたら、ペコちゃんに遭遇した。(ポコちゃんはいなかった。)

 

昭和生まれには、懐かしい・・・・・・

 

ペコちゃんは、1950年に生まれたが、なぜか、ずっと6歳。

 

身長は100cmで、体重は15kg。

 

バスト58cm、ウエスト55cm、ヒップ63cm。

 

ずんぐりむっくりで、顔が大きいけれど、とても愛嬌がある。

 

 

 

むかし、今日は理科大に行く、と言う夫に、神楽坂で「ぺこちゃん焼」を買ってきて、と言ったら、はあ??? と話が見えなくて、説明したら、ドン引きされた・・・・・・(不二家はあちこちにあるが、「ぺこちゃん焼」は神楽坂店でのみ販売されている、レアな人形焼なのだ。)

 

それでも、帰宅したカバンの中にはぺっちゃんこになった「ぺこちゃん焼」があった。

 

もっともっとむかし、小学生の頃、時折、神戸元町商店街入り口のペコちゃん食堂で、エビフライ付お子様ランチを食べた。

 

今もお子様ランチはあるのかしら・・・・・・

 

 

 

神戸ではヤクザのおじさんたちが仲間割れ・・・・・・維新の会も仲間割れ・・・・・・自民党のおじさんたちは安保関連法案で一致団結・・・・・・なんだか、ニッポンが壊れていくような気がする・・・・・・

 

今日の東京は、雨・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ポスト

2015-08-28 | スケッチ

ホームセンターに行ったら、懐かしい形の、赤いポストが売られていた。

 

家の前に置くと、郵便を投函してしまう人がいるかもしれない・・・・・・

 

長い間、郵便ポストは赤、と思っていたので、フランスで黄色い郵便ポストを見た時は、違和感を覚えた。

 

 

全国には19万以上の郵便ポストがあるそうだが、最近は、手紙を投函することがめっきり減った。

 

友達への連絡は、すべてEメール。

 

同窓会の案内やDMすらも、Eメールで届く。

 

便利な世の中になった。

 

けれど、リスクも大きい。

 

PCを立ち上げる度に、windows10への無償アップグレードを推奨するサイトが現れるが、

 

マイクロソフトは、「あなたがwindows10をインストールすることに同意するということは、われわれマイクロソフトが、あなたのパソコンの中身を覗くことに許可を与えたものと考えます」と公言しているとか・・・・・・

 

その上、windows10には、新しい遠隔モニタリングシステムまであるそうだ。

 

ということは、今まで以上に、政治家や官僚や大企業幹部のメールは、アメリカのNSAなどに筒抜けということかしら・・・・・・

 

極秘の案件は手書きで書き郵便で送る、という方が安全かも・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


駅弁屋さん

2015-08-27 | スケッチ

JR新宿駅で、南口方面に向かって歩いていると、

 

おしゃれな、駅弁屋さんのディスプレイが目に入った。

 

中に入って買いたくなったが、最近の駅弁は添加物てんこ盛りなので、止めた。

 

 

 

むかしむかし、新幹線のない時代、長距離列車に乗ると、駅弁を食べるのが楽しみだった。

 

窓を半分開けて、駅弁やお茶を買う・・・・・・ネットに入ったミカンやゆで卵を買うこともあった・・・・・・

 

昭和を思うとノスタルジックな気持ちになるが、戦前に逆戻りしてはいけないと思う・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『積極的平和主義』

2015-08-26 | 色々な思い

首相のキャッチフレーズである、『積極的平和主義』という言葉は、アメリカ人の誰かが吹き込んだものだと思っていた。

 

が、生みの親は、「平和学の父」といわれるヨハン・ガルトゥング博士だった。

 

博士は、1958年に、『積極的平和主義』(ポジティブ・ピース)という言葉を提唱した。

 

それは、『単に戦争がない状態を消極的平和主義と呼び、社会正義が果たされて飢餓や貧困もなくなった状態を積極的平和』と呼んだことから生まれた概念なのだそうだ。

 

博士は、『暴力の概念を、直接的暴力と構造的暴力とに分け、戦争を直接的暴力に、飢餓や貧困を構造的暴力に位置づけた』。

 

先日来日した博士は、あちこちのマスコミで、『積極的平和主義』の誤用に対する怒りをあらわにし、それを「リテラ」がまとめていたので引用させて頂く。

 

 

<安倍首相のいう『積極的平和主義』は日米の軍事的な同盟をベースとしており、日本が米国の戦争を一緒に戦うことになる。私の『積極的平和主義』と中身は違う>-東京新聞

 

<首相は私の言葉を盗んで正反対の戦争準備をしている>-沖縄タイムス

 

<日本はアメリカに依存しており、これでは平和に貢献することができない。私が話すことができるのは、もし日本がアメリカに依存しない独立した国になったときにできることです>-東大新聞オンライン

 

<私は、日本がこう主張するのを夢見てやまない。『欠点もあるが憲法9条を守っていく』『憲法9条が当たり前の世の中にしよう』『軍隊は持たず、外国の攻撃に備えることもない』『そして核兵器は持たない』ー朝日新聞

 

 

ガルトゥング博士には、国会で演説をして頂きたかった・・・・・・

 

博士はノルウェー人。

 

ノルウェーといえば、ノーベル平和賞。

 

ノルウェー議会が、平和賞受賞者を決定する。

 

今年も、「憲法第9条を保持する日本国民」はノーベル平和賞候補になっている・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さらば、アオムシ!

2015-08-25 | 動植物

きのうの朝は、確かにいた。

 

キャベツをつないでいる紐の上にいた。

 

紐のそばに新しいキャベツの葉をつなぎ、いつまで居座るの、と思った。

 

今朝、ベランダを覗いたら、アオムシは消えていた。

 

残っているのは、萎びたキャベツ。

 

さらば、アオムシ!

 

キャベツの葉と洗濯ばさみはゴミ箱に捨てた。

 

結局、8匹のアオムシは、みなどこかに消えた。

 

部屋に移動したアボカドの木、アオムシに食い荒らされた木からは、新しい芽が出ていた。

 

変わる、変わる、みな変わる。変わらぬものなどなにもない・・・・・・

 

東京は、突然、秋・・・・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昭和の香り

2015-08-24 | スケッチ

所用で神田神保町に出かけた。

 

おいしい天丼が¥800~1000円で頂ける、すずらん通りの「はちまき」の前を通った。

 

たまに入ることがあるが、急いでいたので割愛・・・・・・

 

「はちまき」は、昭和6年に青木寅吉さんという方が始め、

 

昭和20年よりすずらん通りで営業している。

 

今は、3代目がカウンターの中でおいしい天ぷらを揚げている。

 

場所がら、昔は、井伏鱒二、江戸川乱歩、谷崎潤一郎など多くの文士が通いつめたそうだ。

 

古びた建物からは、彼らの声が聞こえてきそうで、「昭和」が蘇る。

 

 

歴史は繰り返されるのだろうか・・・・・・

 

今、ニッポンは帰路に立っている。

 

踏んばらないと、戦争に巻き込まれるようになるかもしれない・・・・・・

 

東京では、昨日より秋の気配を感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


虫取り網

2015-08-23 | スケッチ

夜、老母の家で、台所の勝手口を開けると、セミが飛び込んできた。

 

たぶん明かりの近くにいたのだろう。

 

セミは、パニックになって部屋の中を飛び回った。(犬は知らん顔)

 

テレビの裏の壁にとまった時、外に出してあげるんだからね、と言いながら捕まえて、外に放った。(犬は無関心)

 

虫を触るのが苦手だから、虫取り網があったら、と思った。(自宅には虫が入ってきた時のために虫取り網を置いていて、とても重宝している)

 

 

 

文房具屋さんにマジックを買いに行ったら、虫取り網が目に入った。

 

中国製の粗雑な物だったが、迷わず購入。

 

虫取り網を持って歩いていたら、なぜか、黒っぽい大きなチョウが近づいてきた・・・・・・

 

夜、虫取り網を持って、満員電車に乗り、老母の家に向かった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『汲む  -Y.Yに  』 by  茨木のり子

2015-08-22 | 本・文学

『汲む  -Y.Yにー』  

by   茨木のり子(1926-2006)

 

<大人になるというのは

すれっからしになることだと

思い込んでいた少女の頃

立ち振る舞いの美しい

発音の正確な

素敵な女のひとと会いました

そのひとは私の背のびを見すかしたように

なにげない話に言いました

 

初々しさが大切なの

人に対しても世の中に対しても

人を人とも思わなくなったとき

堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを

隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

 

私はどきんとし

そして深く悟りました

 

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな

ぎこちない挨拶 醜く赤くなる

失語症 なめらかでないしぐさ

子供の悪態にさえ傷ついてしまう

頼りない生牡蠣のような感受性

それらを鍛える必要は少しもなかったのだな

年老いても咲きたての薔薇 柔らかく

外にむかってひらかれるのこそ難しい

あらゆる仕事

すべてのいい仕事の核には

震える弱いアンテナが隠されている きっと・・・・・・

わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました

たちかえり

今もときどきその意味を

ひっそり汲むことがあるのです    >

 

 

 

 

たぶん、たぶん、Y・Yさんは、山本安英さん(1902-93)だと思う・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』  by 矢部宏冶

2015-08-21 | 本・文学

矢部宏冶さんの、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』という本を読んだ。

 

政治オンチのオバサンにもよく分かるように書かれていた。

 

読後、日本は、敗戦当時と同じように、実質的にアメリカの植民地のままなのだ、と残念に思った。

 

 

備忘録として、下記に、気になる箇所<>を書いた。

 

沖縄へ行くと、米軍の飛行機がぶんぶん飛んでいるそうだが、<沖縄の地上は18パーセント、上空は100パーセント、米軍に支配されている>。

 

日米地位協定によると、<「日本国の当局は、(略)所在地のいかんを問わず合衆国の財産について、捜索、差し押さえ、または検証を行う権利を行使しない」>。

 

先日も米軍のヘリが墜落したが、たとえ自衛隊員が乗っていても、日本は何もできないのだ。

 

実質的に、憲法を含む日本の法律より、安保を中心としたアメリカとの条約の方が「上」ということ・・・・・・

 

結局、<「占領軍」が「在日米軍」と看板をかけかえただけ>の状態が敗戦から70年、ずっと続いているのだ。

 

そして、<官僚たちが忠誠を誓っていたのは、日本国憲法より上位にある、「安保法体系」>。

 

官僚も政治家も、宗主国さまに逆らうと、出世できない・・・・・・本当に国を愛する人は、苦しいだろう・・・・・・

 

<「安保条約のもとでは、日本政府とのいかなる相談もなしに(略)米軍を使うことができる」>。

 

<「米軍の部隊や装備(略)なども、(略)地元当局への事前連絡さえなしに、日本への出入りを自由に行う権限があたえられている」>。

 

だから、オスプレイもあちこちでびゅんびゅん・・・・・・

 

また、1957年の秘密文書では、

<「新しい基地についての条件を決める権利も、現存する基地を保持しつづける権利も、米軍の判断にゆだねられている」>。

 

だから、沖縄では、現政権には期待せず、知事や県民たちが体を張ってがんばっているのだ。

 

 

 

また、この本で、原発の問題も基地の問題と同じ構図であることを知った。

 

<2012年に改正された「原子力基本法」に、「前項[=原子力利用]の安全の確保については、(略)わが国の安全保障に資する[=役立つ]ことを目的として、行うものとする」条文が入ったことによって、今後、原発に関する安全性の問題は、すべて法的コントロールの枠外へ移行することになる>。

 

<どんなにめちゃくちゃなことをやっても憲法判断ができず、実行者を罰することができないから>。

 

<官僚たちが「わが国の存立の基礎にきわめて重大な関係をもつ」と考える問題については、自由に治外法権状態を設定できるような法的構造が生まれてしまった。その行きついた先が、現実に放射能汚染が進行し、多くの国民が被曝しつづけるなかでの原発再稼働という、狂気の政策>。

 

うーん・・・・・・フクシマの事故を受け、ドイツが脱原発に舵を切っても、当時国である日本では原発再稼働、という現実・・・・・・・

 

その上、日米原子力協定という日米間の協定があって、廃炉や脱原発は日本側だけでは何も決められないのだそうだ。

 

<アメリカ側の了承なしに日本側だけで決めていいのは電気料金だけ>。

 

じゃあ、アメリカが原発を止めましょうと言うまで、日本は原発を止められないということ????

 

オバマ大統領が登場した時、これでアメリカが変わる、アメリカが変われば、日本も変わると期待したけれど・・・・・・甘かった・・・・・・

 

<日米原子力協定という「日本国憲法の上違法」にもとづき、日本政府の行動を許可する権限をもっているのは、アメリカ政府と外務省>。

 

そして、この協定は、日本政府が破棄しても、その効力は変わらずつづくようになっているのだそうだ。

 

はぁ・・・・・・

 

 

 

そして、敗戦後、冷戦構造の中、仕方がないとはいえ、<この対米従属路線をつくったのが、昭和天皇とその側近グループ>。

 

彼らが、<「沖縄の軍事基地化」と「日本全土での基地の提供」をアメリカ側に提案した。>

 

そして、アメリカ側も、<「天皇を平和の象徴として利用する」という計画をたてていた>から天皇を退位させなかったそうだ。

 

天皇の人間宣言も最初は英文のものしかなかったが、その後、日本文に、天皇が「五箇条の御誓文」を加えたとか。

 

 

日本は、第二次世界大戦における敗戦国だったけれど、その後に起きた冷戦のお蔭で、共産主義の国々を目の敵としたアメリカに従属することによって、経済大国となった。

 

けれど、経済大国になった日本が大きな顔をしても、右翼のおじさん達が地団太を踏んでも、<国連の本質は、「第二次世界大戦の戦勝国連合」であり、冷戦下においてもその枠組みは維持された。そのなかで中国は、拒否権をもつ安全保障理事会・常任理事国という特権的地位にある>のだ。

 

そして、国連憲章の第107条にはこうある。

<この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国[たとえば日本]に関する行動で、その行動について責任を有する政府[たとえばアメリカ政府]がこの戦争の結果としてとり、または許可したものを無効にし、または排除するものではない>

 

国連憲章は、「武力行使の原則的禁止」や「主権平等」「民族自決」「人権の尊重」など、さまざまな理想主義的条項を定めているようだが、

 

<この107条がのべているのは「敵国」に対する戦後処理については、そうした条項はすべて適応されない、適用除外になるということ>。

 

だから、沖縄の米軍基地による人権侵害についても、国連人権理事会では取り上げてもらえない。

 

なんとなれば、<沖縄や本土の「人権条項の適用除外」の源流は、国連憲章「敵国条項」だった>のだ。

 

日本は国連の予算の約一割も負担しているのに・・・・・・

 

周辺の国々そしてユダヤの人達に真摯に謝罪したドイツはもはや「敵国」ではなくなっているが、周辺諸国と仲の悪い、

 

<日本は世界でただ一国だけ、国連における「敵国」という国際法上最下位の地位にとどまっている>。

 

<サンフランシスコ講和条約にも、「連合国のすべての占領軍は、この条約の効力が発生したあと、なるべくすみやかに、かつ、いかなる場合にも90日以内に、日本から撤退しなければならない」>と書かれているが、米軍の基地は21世紀になっても日本に存在している。

 

それは上記の条文の次に、

<「ただしこの条文の規定は、二国間で結ばれた協定[=日米安保条約]による外国軍[=米軍]の駐留をさまたげるものではない」>とあるから。

 

<もともと日米安保条約とは、「日本という国」の平和と安全のためではなく、「日本という地域」の平和と安全のために結ばれたものであり(だから米軍は日本の国境を越えて自由に行動する)、その地域内でもっとも「攻撃的な脅威」となる可能性が高いと想定されていたのは、なんと当の日本国だったということです>。

 

1990年に当時の在日米軍海兵隊司令官は、<「もし米軍が撤退したら、日本はすでに相当な能力をもつ軍事力を、さらに強化するだろう。だれも日本再軍備を望んでいない。だからわれわれ[在日米軍]は[日本の軍国主義化を防ぐための]ビンのふたなのだ>と言った。

 

そうか、ビンのふたか・・・・・・そして、日本の右翼はビンのふたであるアメリカが大好きというパラドックス・・・・・・

 

<つまり日本はアメリカの「同盟国&属国」というよりも、より本質的には「同盟国&潜在的敵国」だった>。

 

なんと淋しいことだろう・・・・・・

 

共産主義への恐怖があったし、今のアメリカと当時のアメリカは違うとはいえ、旧 日米安保条約の前文には、「日本国は、その防衛のための暫定措置として(略)日本国内およびその付近にアメリカが軍隊を維持することを希望する」と書かれていた>のだ。

 

そして、今も、そのスピリットは受け継がれているから、現政権は、アメリカとの密約を忠実に施行しているのだ・・・・・・

 

著者の矢部さんは、<正規の国連軍構想が消滅した1948年以降、思想としてではなく、現実の政策として九条二項を支持することは、やはりユートピア思想だと私は思います。その結果として起きている現実は、米軍による日本国全土への永久駐留であり、民主主義国家アメリカの「基地帝国化」だからです。>と言う。

 

著者は、<唯一、状況を反転させる方法は、憲法にきちんと「日本は最低限の防衛力をもつこと」を書き、同時に「今後、国内に外国軍基地をおかないこと」を明記すること。つまり「フィリピンモデル」です>と提案し、

 

<米軍を撤退させ、米軍駐留の結果として機能停止状態におちいった日本国憲法の機能を回復させる。日本がふたたび侵略的な戦争をする国になることを防ぎ、加えて「大地震の活動期を目前にした原発再稼働」という狂気の政策を止めるには、この方法しかありません>と断言する。

 

 

 

けれど、わたしは、今の政権で、日本の憲法から九条が消えることはとても危険だと思う。

 

自民党による憲法草案はとてもレベルが低いそうだから、今、憲法改正を行ったら、改悪にしかならないだろう・・・・・・

 

日本が、憲法九条を維持したまま、ほんとうの主権国家になるいい方法がないかしら・・・・・・

 

今年の夏は悩ましい・・・・・・・

 

 


最後のアオムシ

2015-08-20 | 動植物

歩いていたら、二匹の白いチョウがまとわりついてきた。

 

うちにいたアオムシたちもチョウになるかしら・・・・・・

 

今朝、実家から戻って、ベランダを覗いたら、アオムシは一匹になっていた。

 

雨が降ると、秋の気配を感じる・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


再び、アオムシ。

2015-08-19 | 動植物

雨風で、ベランダの手すりの上にあったアオムシの糞と卵が消えた。

 

あゝ、よかった。

 

そう思いながらベランダを見ると、壁に一匹のアオムシが・・・・・・

 

手すりの上に洗濯ばさみと紐で固定してあるキャベツの上にも、一匹のアオムシが・・・・・・

 

えっ、戻ってきたの? みんないなくなったと思っていたのに。

 

仕方がない・・・・・・キャベツの葉を新しいのに変えた。

 

と、夕方、どこからともなく、もう一匹のアオムシがきていた。

 

3匹か・・・・・・

 

今朝、キャベツの周りは糞だらけ。

 

けれど、アオムシの姿はない。

 

やっといなくなった、と思ってキャベツの葉を捨てた。

 

洗濯ばさみや紐も取ろうとしたら、一匹のアオムシが緑色の洗濯ばさみと同化していた。

 

えっ、まだいたの・・・・・・

 

念のため、辺りを見回すと、壁に一匹のアオムシがへばりついていた。

 

仕方がない・・・・・・冷蔵庫からキャベツの葉を持ってきて、洗濯ばさみに付けた。

 

というわけで、8月19日現在、ベランダにはまだ2匹のアオムシが生息している・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夏の宿題

2015-08-18 | スケッチ

いつか自分の詩を書きたい、と思い、月に2回、書道を習っている。

 

けれど、味があればヘタウマの字でいい、と思っているから、上達しない。

 

その上、基礎ができていない。(小学校の頃、国語は苦手で、嫌いだった。)

 

先日も、「女」と「中」の筆順が違う、と先生に大声で叱られた。(小学生用の漢字ドリルを買おうかしら・・・・・・マジ・・・・・・)

 

まっすぐにも書けない・・・・・・

 

中高校生の方がずっとずっと上手。

 

それでも、時折、書道教育学会の昇段試験を受ける。


アマノジャクだから、最初は、昇段試験なんて、とうそぶいていたら、上手くならないわよ、と先生に言われて、受けるようになった。

 

全然上がらないが、今夏もチャレンジ。課題作品を書きながら、なぜか、遠い昔の夏休みの宿題を思い出していた・・・・・・

 

若い頃、もっと素直にお勉強をしていればよかった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アオムシの襲撃

2015-08-17 | 動植物

2、3日前のこと。実家のお泊りから帰宅し、ベランダのカーテンを開けて、唖然とした。

 

暖かくなった時、窓辺のアボカドをベランダに出していたのだが、そのアボカドの木で8匹のアオムシが蠢いていたのだ。

 

虫が大嫌いなので、一瞬、パニック。

 

どこから来たのだろうか・・・・・・

 

葉はほとんどなくなり、木と同化し枝のように斜めにぶら下がっているアオムシもいた。

 

みんな、我が物顔。

 

まず、アボカドを救おう、と思った。

 

割り箸を持って来て、アオムシを一匹一匹木から引きはがして、ベランダの床に置いた。(みんな、嫌がった)

 

それから、植木鉢をきれいに拭いて、室内に入れた。

 

それから・・・・・・わたしは悩んだ・・・・・・アオムシ達をどうすればよいか・・・・・・

 

取りあえず、冷蔵庫から卵が入っていた紙のケースを、ベランダの手すりに紐と洗濯ばさみで固定し、ベビーリーフを入れ、その上に、割り箸を使ってアオムシを置いていった。

 

アオムシの生態は全く知らないが、蝶になればどこかに飛んでいくだろう、と思った。(蝶の恩返しがあるかも、とも思った)

 

何匹かが、ベランダの壁を登り始めた。

 

愚行だと思いつつ、わたしはそれらをケースに戻した。

 

ベビーリーフじゃ足りないかもしれない、と思い、スーパーでキャベツを買ってきて、ケースの上に置いた。

 

翌朝、ケースを見て、驚いた。

 

残っているのは、2匹だけ。他のアオムシは忽然と消えていた。

 

みんな、階上のベランダに行ったのだろうか・・・・・・

 

ベランダには黒い糞がたくさん落ちていた。

 

仕方がない。ケースは捨て、大きなキャベツの葉を2枚、紐と洗濯ばさみでベランダの手すりに固定し、それぞれの葉の上にアオムシを一匹ずつ置いた。

 

触りたくなかったから、割り箸を使った。

 

そして、今朝。

 

実家から戻ってベランダに出ると、2匹のアオムシも消えていた。(いったい、どこに行ったのだろう・・・・・・)

 

キャベツの上には、たくさんの糞と卵。(みんな、生きている。)

 

さて、どうしよう・・・・・・

 

そのままにしておこうか・・・・・・キャベツの葉ごと全部捨ててしまおうか・・・・・・

 

今日、わたしは、とても悩んでいる・・・・・・