らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

ウ★コの力

2014-12-31 | スケッチ

急ぎ足で、プラットフォームにあるキオスクの傍を通り過ぎていた。

 

と、「ウンコの力」という文字が目に入ったような気がした。

 

まさか・・・・・・そう思って引き返した。

 

黄色い紙には、「ウコンの力」とあった。

 

 

フランス人は犬が好きな人が多く、リードなしで散歩をさせたり犬とカフェに入ったりするが、躾けられた犬がトラブルを起こすことはまずない。

 

が、飼い主は、犬のウンチの世話はしない。

 

時折、パリ市に属する、掃除機のような車がウンチを吸い取っていくが、下を向いて歩かないと、ウンチを踏んでしまうことがある。

 

けれど、ウンチを踏むと縁起が良いとか・・・・・ウンチの力・・・・・・ウンコの力・・・・・・ウコンの力・・・・・・

 

 

 

 

 

 

今年も、つたないブログ読んでくださって、ありがとうございました。感謝。感謝。多謝です。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2015年が、良いお年になりますようにお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


歩く

2014-12-30 | 色々な思い

今年も、歩いた。

 

たくさん、歩いた。

 

ゆっくり歩く日もあれば、

 

速足で歩く日もあった。

 

のっし、のっしと歩く日もあれば、

 

ちょこまかと歩く日もあった。

 

考え事をしながら歩く時もあれば、

 

無心で歩く時もあった。

 

しかめっ面で歩く時もあれば、

 

ニコニコ顔で歩く時もあった。

 

時々立ち止まって、雲を見た。

 

雲の向こうには、違う次元が在るような気がした。

 

来年も、歩き続けるだろう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


時間を、外す。

2014-12-29 | ポエム

時計を、外して、

 

時間を、外す。

 

過去も、未来も、考えない。

 

「今」、「今」、「今」、「今」、「今」。

 

人生は、どこまでいっても、「今」。

 

だから、時間を、外す。

 

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

先日、暑い夏が終わったばかりなのに、あさっては、大みそか。

 

時が消えているような錯覚を覚える。

 

地球が進化し、神化して、時間のない次元に向かっているような錯覚も覚える。

 

今年は、実家と自宅を行ったり来たりしているうちに一年が終わってしまった。

 

今日も、朝、犬の散歩をし、実家の掃除をし、スーパーに行き、老母を美容院に連れて行き、別のスーパーに二度行き、花屋に行き、老母の愛犬をトリミングに連れて行き、再び犬の散歩に行くと、日が暮れていた。

 

すっかり暗くなった車窓の風景を見ながら、自宅に向かった。

 

駅の近くに、しめ縄を売っている店が出ていた。

 

昔、夫は、スーパーではなく、年末になると忽然と現れる露天のような店でしめ縄を買っていた。

 

今の家は神棚がないので、玄関の飾りだけを買う。

 

今年は、花屋さんで、生花や麦を使ったブーケのような物を買った。

 

自宅に戻り、大掃除の最後の仕上げをし、掃除機をかけ、雑巾がけをし、夕食を取り、洗濯をし、お風呂に入ったら、11時を過ぎていた。

 

明日は、デパートに買出しに行くだろう。

 

来年は、時計を外し、「不思議の国のアリス」に出てくるウサギのように、時計ばかり見る生活を止めよう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ホンモノ

2014-12-28 | ポエム

ホンモノは、シンプル。

 

ホンモノは、強い。

 

ホンモノは、明るい。

 

ホンモノは、美しい。

 

ほんとうは、みんな、ホンモノ。

 

ただ、ニセモノの衣をまとっているだけ。

 

潜在意識さん、出ておいで!

 

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


わたしと「わたし」

2014-12-27 | ポエム

わたしが、「わたし」を好きになる。

 

と、わたしと「わたし」が仲良しになる。

 

と、「わたし」は、「彼女」とも「彼」とも「彼ら」とも仲良くなる。

 

みんな、「わたし」。 

 

と、「わたし」は、神さま宇宙に向かって突き進む。

 

ぐるぐる螺旋階段を上りながら、突き進む。

 

渦を巻きながら、突き進む。

 

時空を超えて、突き進む。

 

逝った人が、昔、言った。宇宙の渦も鳴門の渦も同じなんだ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新宿

2014-12-26 | 場所

マクロビオティックのリマ新宿店に向かって歩いていたのに、パリのパン屋さん、ゴントラン シェリエの前を通ったら、発作的に入店してしまい、クロワッサンを食べながらカフェオレを飲んで、新宿で「パリ」をしてしまった・・・・・・

 

都庁によって、富士山からの良い気が遮断されてしまった、新宿。

 

同じ新宿でも、JR新宿駅の西口、東口、南口周辺は、風景が、空気が違う。

 

新宿御苑、熊野神社、花園神社、西口の高層オフィスビル、ハーモニカ横丁、歌舞伎町・・・・・・静寂、雑然、混沌・・・・・・新宿では、様々な顔のあるトポスが、街が交差する。

 

パーク ハイアット52階のニューヨーク バーから光り輝く夜景を背景にカクテルを飲むおしゃれな人もいれば、ゴールデン街の小さな酒場で静かに酒を酌み交わす文人たちもいる。(どちらも、一度だけ行った・・・・・・)

 

昔ながらの天ぷらのつな八やカレーの中村屋や高野のフルーツパーラーもあれば、今風のカフェもある。

 

純喫茶やジャズ喫茶やドトールやスターバックスも仲良く共存している。

 

服装美術館のような伊勢丹デパートもあれば、ユニクロや無印の店もある。

 

秋葉原電気街に行かなくても、ビックやカメラヨドバシカメラで家電が買える。

 

紀伊国屋もあればブックファーストもある。

 

ビジネスマン、主婦、学生、フリーター、外国人観光客、ヤクザ・・・・・・新宿では、あらゆるジャンルの人達が交差する。

 

70年代の新宿では、映画や演劇のアバンギャルドの風も吹いていた。

 

わたしは、大学時代、新宿で中央線に乗り換えて通学した。

 

西口の朝日カルチャーセンターには、何年も通った・・・・・・小説、プルースト、瞑想、太極拳・・・・・・

 

一年通った工学院大学での、詩人・吉増剛造さんの授業は、衝撃的だった。

 

けれど、新宿は通過する街・・・・・・用事が済めば、すみやかに退散・・・・・・

 

年を取ると、新宿はしんどい・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


微笑みプレゼント

2014-12-24 | 色々な思い

ただ、微笑む。

 

心をからっぽにして、微笑む。

 

赤子のように、微笑む。

 

微笑むと、周囲が和む。

 

微笑むと、やさしい風が吹く。

 

微笑みから発せられるやさしは、頑なな心をほぐす。

 

岩をも砕く。

 

微笑みの力を侮ってはいけない。

 

微笑んで、ありがとう、と言えば、たいていの場合、相手も微笑む。

 

今日は、みんなに、微笑みプレゼント。

 

クリスチャンのに人もそうでないに人も、メリー・クリスマスの微笑みプレゼント・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前世

2014-12-22 | ポエム

何度も、何度も、地球に顕れた、そうだ。

 

不幸なお姫様、自信のない巫女、孤独な坊主、神父、侍・・・・・・

 

たくさんの、人生を、経験した、そうだ。

 

ほんとう?

 

記憶などない。

 

それで良い。

 

それが良い。

 

「わたし」にあるのは、「今」だけ。

 

何度生まれ変わっても、「今」しかない。

 

ほんとうは、時間なんてない。

 

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「倚りかからず」  by 茨木のり子

2014-12-21 | ポエム

<もはや

 

できあいの思想には倚りかかりたくない

 

もはや

 

できあいの宗教には倚りかかりたくない

 

もはや

 

できあいの学問には倚りかかりたくない

 

もはや

 

いかなる権威にも倚りかかりたくはない

 

ながく生きて

 

心底学んだのはそれぐらい

 

じぶんの耳目

 

じぶんの二本足のみで立っていて

 

なに不都合のことやある

 

倚りかかるとすれば

 

それは

 

椅子の背もたれだけ>

 

 

 

茨木のり子さん(1926-2006)の詩を読むと、いつも襟を正したくなる。

 

ほんとうの詩人は、ある種のモラリストかもしれない・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「愛」ねだりは、ないものねだり。

2014-12-20 | 色々な思い

恋人たちは、「愛」をねだり合う。

 

夫は、妻に「愛」をねだり、

 

妻は、夫に「愛」をねだる。

 

親は、子に「愛」ねだり、

 

子は、親に「愛」をねだる。

 

「愛」ねだりは、ないものねだり。

 

「愛」は、与えるもの。

 

ほんとうの「愛」は、無償。

 

すべての人の内側には、「愛」泉があり、

 

見出されるのを、待っている。

 

見出された泉からは、「愛」が溢れ出す。

 

与えても、与えても、溢れ出す。

 

ドバ、ドバ、ドバ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パワースポットおうち

2014-12-17 | 色々な思い

この何年間か、パワースポット・ブームで、雑誌が特集を組んだりたくさんの若者が神社仏閣に出掛けたりするようになった。

 

たしかに、パワースポットと呼ばれている神社に行くと、「気」が良いのか、掌がビリビリすることがあるから、不思議だ。

 

けれど、神社を訪れる多くの人は、神さまに、個人的でエゴイスティックな願いを叶えてくださるよう、お祈りをしている。

 

神社で、世界の平和を心から願っている人は少ないと思う。

 

神社には様々な念や欲望が渦巻いているのではないかしら。

 

体調が悪い時にそんな場所に行けば、浮遊している念のようなものを貰ってしまうかもしれない。

 

ならば、おうちをパワースポットにすればよい、と思い始めた。

 

実家に泊まることが多くなったため、自宅のおうちパワーが下がっているような気がし、大掃除も兼ね、最近、ひたすら断捨離をし掃除をしている。

 

邪気のありそうな古いものはばんばん処分し、窓もピカピカに磨いている(残りあと2枚・・・・・・)。

 

知り合いの宮司さんも、無心で掃除をすることは瞑想と同じ効果がある、と言っておられた。

 

と、以前は喫茶店で読んだり書いたりするのが好きだったのだが、最近はおうちの方が落ち着く。

 

マリア様のふしぎのメダイと神社のお札と仏教の曼荼羅図が仲良く共存する、おうちのパワースポット化は着々と進んでいるのだ・・・・・・

 

違憲状態での選挙の結果に一喜一憂するのはやめて、来年は、神さま宇宙とお友達になろう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ガールフレンド

2014-12-16 | スケッチ

表参道で、地下鉄を乗り換えようと歩いていたら、ガールフレンドという文字が目に入った。

 

素敵な娘さんがモデルの、雑誌の広告だった。

 

もし、わたしが、ハタチの青年だったら、ガールフレンドが欲しいと思うだろう。

 

清楚ではにかみやで、小さな声で歌うように話すガールフレンド。

 

おそろいのダッフルコートを着て、真冬の海を見に行くかもしれない。

 

もし、わたしが、若いムスメだったら、誰かのガールフレンドになりたいと思うだろう。

 

感受性を持て余して悪びれた青年ではなく、不器用でも「今ここ」を丁寧に生き、足が地に着いた青年のガールフレンド。

 

クリスマスには、手編みのマフラーを贈るかもしれない。

 

転生を繰り返しようやく巡り合えた若いカップル・・・・・・最近は、そんな印象を与えるカップルが増えているような気がする・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「観光日本」  by 竹中郁

2014-12-15 | ポエム

<フジヤマ 売ります

 

ミヤジマ 売ります

 

ニッコー 売ります

 

ニッポン どこでも売ります

 

ナルト アソ

 

みな 売ります

 

どうぞ どうぞ お越し下さい

 

わたし 揉み手をします

 

わたし 作り笑いします

 

お金もらいます

 

お金たくさん たくさん よろしい

 

ニッポン人 みな自動車買います

 

ニッポン人 みなライターすき

 

ニッポン人 みな植木屋上手

 

ニッポン人 みな時花歌うたいます

 

みな お辞儀します

 

みな みな おとなしいです はい >  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「雪」 by  竹中郁

2014-12-14 | ポエム

<ー雪は

 

天からの手紙だ

 

と 小学二年生の女児が書く

 

巧すぎるじゃないか

 

しゃれすぎているじゃないか

 

しかし

 

小学生はそう思ったのだ

 

みただけで そう感じたのだ

 

天から手紙がくるなんて

 

大人にそんな資格はない

 

大人は地面ばかりみて歩いている

 

背をかがめてばかり歩いている  >

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パリのアメリカ人 2

2014-12-13 | スケッチ

この一週間、世界一周をしていた、アメリカ人の友達が東京にいたので、老母の家から彼女のホテルに直行し、あちこち歩き回るという日々だった。

 

パリ時代、彼女は、友達の友達だったので、二人だけで話し込むことはなかった。

 

けれど、今回、180cm以上の巨体なのに小さな声で歌うように話す彼女と色々話して、同じようなことに関心を持つことが分かり、とても驚いた。

 

彼女も、社交より、本を読んだり美術館に行ったりすることを好み、スポーツより町を歩くことが好きだった。

 

彼女もわたしも、一番好きな日本映画は、小津安二郎の「東京物語」だった。彼女は、何度も何度も見ていた。

 

彼女も、昔は村上春樹が大好きだったが、わたしと同じように、最近は興味を失っていた。

 

ベトナム戦争の頃、フランスに亡命した、ベトナム人禅師、ティク・ナット・ハンのことを話すと、彼女の友達が毎年何日間か彼の元で修業をしていたり、

 

日本にも、持続可能で、食やエネルギーを地元で循環させる、トランジション・タウンという運動があることを話すと、テキサスにもいくつかそういう町があり、イギリス人貴族と結婚したテキサスの友達が、ご主人が相続したイギリスの不動産をそういう運動に解放している話が返ってきたり、

 

わたしは、トランジション・タウンに関心があるのだが、団体行動がとても苦手なので、そういう町をつくる市民運動に参加はしたくないけれどそういう町に住みたい、という矛盾を抱えていると言うと彼女もそうだったり、

 

休憩をするときに選ぶ喫茶店の好みまで似ていたりした。

 

また、わたしの「ジャッジ」という詩とほとんど同じフレーズが、彼女の口から出てきた時は、ほんとうに驚いた。

 

ただ、彼女はわたしと違って、何でも食べた。

 

フランスではあちこちのミシュランの星のついた店を試し、一か月いたインドでは毎日カレーを食べた。

 

マクロビオティックの創立者のこともよく知っていたが、彼女は、お肉も甘いものも好きだからビーガンにはなれない、と笑った。

 

彼女は、一人でいることが好きだが、料理も大好きなので、時々友達をよんでフランス料理をふるまう。

 

日本滞在中、大阪ではリッツに泊まり(運動靴でリッツに向かった!)ホテルのレストランで和食を食べて日本酒を飲んだり、道頓堀でたこ焼きやお好み焼きやラーメンを食べたり、デパ地下で惣菜を買ってホテルで食べたりした。

 

京都では、ネットでガイドを頼んだら、日本女性と結婚しているフランス人ガイドが来て、観光の合間に、冬の掘り炬燵など、彼らの京都生活のことも色々教えてもらった。

 

彼女は、日本の料理店の多さとデパ地下の食べ物にあきれ返っていたが、東京最後の晩は、トンカツを試してみたいというので、銀座の梅林に行った。(わたしはカキフライ!)

 

その前に、食前酒をおごるから連れて行ってくれと、三つのバーの名前とアドレスが載っている友達からのEメールを見せられた。

 

えっ、バー??? といぶかったが、テキサスの人はカクテルが大好きで、友達がおいしいカクテルの店をメールしてきたのだった。

 

その中の一つの、テンダーというバーのオーナーはカクテルの世界でとても有名で、雑誌の記事に載ったこともあるそうだ。

 

バーには全く縁のない生活をしているわたしだが、バーは能楽堂のビルにあったのですぐに分かった。

 

店には、オーナーによる、英語のカクテルの教本があり、彼女は、楽しそうにページを繰っていた。

 

彼女も、ホームパーティーではカクテルをふるまうとか。

 

メニューにはないが、何十種類ものハーブが入ったフランスの修道院で作られているお酒(もう名前は忘れてしまった)を使ったカクテルが可能かどうか聞いてくれというので、聞いたら、バーテンダーはうなずいて、そのお酒をカウンターに置き、他のお酒と混ぜてカクテルを作り、彼女はたいそう喜んだ。

 

流石、プロ。

 

わたしはお酒に強くないので、シロップの入った弱いものを一杯作ってもらった。(名前は忘れた)

 

開店と同時に入ったので、他に客はなく、カウンターの中の食器棚にアンティークのグラスが並ぶ店には、二人の話し声と笑い声だけが聞こえ、60年代の世界にタイムスリップしたような、不思議な非日常を味わった。

 

食後は、7年ぶりに訪れた、銀座ライオンで、彼女の現在のボーイフレンドの話や昔の恋人の話を聞いた。

 

えっーーーーーーーーっ。何十年も昔、彼女は、日本の武道館にも来たことのある、一世を風びした、超有名なロック歌手の恋人だったのだ。

 

ディキンソンの詩が好きなシャイで小さな声の女の子とスパースターが結びつかなかったが、知り合った時、彼はまったく無名で、やさしく繊細なアーティストだったが、付き合っているうちにどんどん有名になってしまったとか。

 

当時の彼の写真をスマホで検索して見せてくれたが、ため息がでるほどの美青年だった。

 

あんなに美しいアーティストと長い間付き合った後は、ボーイフレンドができても結婚には踏み切れないのかもしれない・・・・・・

 

ちなみに彼は、今はゲイになり、フランス人男性の恋人とニューヨークで暮らしているのだそうだ・・・・・・

 

彼女は恨みがましいことは何も言わず、彼はほんとうにスウィートな人だった、と懐かしそうに話した。

 

はぁ・・・・・・事実は小説より奇なり・・・・・・話を聞きながら、わたしは頭の中で小説を構築していた・・・・・・

 

この一週間に聞いた様々な話・・・・・・平凡なテキサスの女子大生だった姪が、突然シャネルのショーなどで活躍するトップモデルになり高級アパートを買い、いくつかの映画に出た後、まだ若いのにレストランのオーナーと結婚した話・・・・・・彼女が今回の旅で訪れた、友人のドバイの109階のアパートに滞在していたら警報がなり、パスポートとバッグをもって1階まで降りた話などがどれもこれも小説のネタになるものばかりで、久しぶりに短編小説が書きたくなってしまった・・・・・・

 

途中カンボジアで怪我をし、手術とリハビリの為にアメリカに3か月戻ったが、昨年12月9日にフランスから始めた彼女の世界一周の旅はヨーロッパ、中東、インド、カンボジア、ベトナム、タイなどを経て、日本で終わった。

 

東宝スタジオ前で壁に描かれた「七人の侍」とゴジラと自分を一緒に写し、Facebookに投稿した彼女・・・・・・帰国後は、旅の記憶をネット上で一冊の本にまとめるそうだ。

 

彼女は、帰国後友達が開いてくれる、パーティーに着ていくと、表参道で古着の着物を買った。

 

カリフォルニアと違い、テキサスでは古着の着物が手に入らないそうだ。

 

たぶん、下にスパッツを着てベルトをして、洋服のように着るのだろう。

 

彼女は、くったくのない笑顔で、また働かなくちゃ、と笑った。

 

ニューヨークかテキサスに遊びに来ない? と誘われたが、アメリカは苦手だ。

 

いつか、また、パリで、とハグをして別れた・・・・・・

 

地球では、色々な旅が交差する・・・・・・