らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

悲しみと習慣

2013-07-27 | 色々な思い

先日、お母様が亡くなった友達と待ち合わせをした。

 

もう一人の友人と、改札口で彼女を待っていると、プラットホームから降りてくる彼女の姿が見えた。

 

彼女は、わたし達に気付いていなかった。

 

その時、彼女はとても悲しそうで、はかない雰囲気を漂わせていた。

 

人は、無防備な状態の時、その時の心情を露出させてしまう。

 

やがて、わたし達に気付いた彼女は、いつものようににっこり微笑んだ。

 

お悔みメールには、「人は死なないと思います。魂は、永遠。形態は違っても、次元が違っても、生きていると思います。」と書いた。

 

あちらの世界は、どこか遠い世界ではなく、すぐ傍の、違う次元にあるような気がする。

 

そして、そこでは、どこかを患っていた人は、病んだ肉体を脱ぎ捨てて自由になり、ほっと安堵しているような気もする。

 

逝った人は、悲しくない。

 

悲しいのは、残った人。

 

人は、時が解決してくれる、と言う。

 

が、時は、解決しない。

 

習慣が、解決してくれるような気がする。

 

会おうと思えばいつでも会えた習慣が、会おうと思っても会えなくなると、悲しい。

 

けれど、会おうと思っても会えないことが習慣となると、悲しみが薄らいでくる。

 

悲しみは消え去ったのではなく、習慣が、それを心の奥底に押し込んでしまうのではないかしら・・・メモリー・・・

 

だから、何かのきっかけで逝った人を思い出すと、悲しくなる。

 

逝った人の魂があちらで元気だと知ることができればいいんだけれど・・・

 

今日はとても暑く、電車の中でも汗を拭いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


蝉の声

2013-07-26 | 色々な思い

晩夏のような空の下、汗を拭きながら、郊外の道を歩いた。

 

と、蝉の声が聞こえてきた。

 

あゝ、よかった、蝉が鳴いている、とうれしくなった。

 

梅雨が終わってもなかなか蝉が鳴かないので、心配していた。

 

放射能の影響かしら・・・関東大震災の前は蝉が鳴かなかったそうだから大きな地震でもあるのかしら・・・と心配していた。

 

蝉の声に呼応するように、ウグイスが鳴き、蝶が飛んできた。

 

3.11以後、こういう状況を愛おしく思う「わたし」がいる。

 

フクシマでは予断を許さない状況が続いているそうだ・・・

 

BBCもLe Mondeもフクシマの海洋汚染を報じていた。

 

地球さん、ごめんなさいね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


無抵抗

2013-07-24 | ポエム

けんかをふっかけられても、無抵抗。

 

皮肉を言われても、無抵抗。

 

自慢話を聞かされても、無抵抗。

 

暑くても、無抵抗。

 

寒くても、無抵抗。

 

けれど、

 

無抵抗に抵抗する「わたし」がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年6月19日)

 

 

 

 

 


イマージュ

2013-07-23 | 色々な思い

たとえば、今、「コオリ」という言葉を発すると、

 

ミルク・イチゴのかき氷を連想する子供がいるだろう。

 

温暖化で溶け始めている、南極の氷を思う科学者がいるだろう。

 

冷たい政府を連想する、市民運動家もいるかもしれない。

 

イマージュは、言葉を受け取る人の数だけ存在する。

 

経験に裏打ちされたイマージュもあれば、潜在意識から湧き上がってきたイマージュもあるだろう。

 

地球では、無数のイマージュが交差する。

 

世界は、イマージュで構成されているといっても過言ではない。

 

イマージュや想念が、現実を創り出していく。

 

みんなが、一斉に、美しい未来のイマージュを思い浮かべることによって、わたし達の世界が変われば良い、と夢想する、暑い夏の午後・・・

 

道を歩いていたら、三人のお巡りさんに挨拶をされた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小さな命

2013-07-21 | ポエム

その少年は、昆虫採集をしない。

 

虫を、殺さない。

 

害虫も、殺さない。

 

蠅や、ゴキブリさえも、生かしておく。

 

キャンプ場では、彼だけが、虫にさされない。

 

蚊すらも、よってこない。

 

ちっぽけな虫にも、分かる。

 

この子は、命を大切にする、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年6月1日)

 

 

 

 

 


2013-07-20 | 色々な思い

何かに心が奪われたり動揺したりして、何も手がつかない時は、取りあえず、手仕事をする。

 

習字、料理・・・何でも良いから、とにかく手を動かす仕事をすることにしている。

 

と、不思議な事に、心が落ち着いてくる。

 

昔の映画を見ると、しばしば、夫や息子が戦争に行った婦人たちが、刺繍や縫い物をしているシーンが出てくる。

 

手芸やガーデニングや畑仕事などの手作業をしていると、不安が消え、心が落ち着いてくるような気がする。

 

不安を抱え、心配ばかりしていると、鬱病になってしまう。

 

今は、色々なことが機械化された上に、Eメールや携帯メールが普及し、字を書く機会も減った。

 

わたし達は、昔に比べて、手を使わなくなった。

 

そのことだけが要因ではないが、情緒不安定な人が増えたような気がする。

 

 

 

また、掌で、エネルギーを受けたり、与えたりできる人もいる。

 

詩人の白石かずこさんなども、手かざしが出来るそうだ。

 

何十年か前のエッセイに、お父様を見舞った時に手かざしをしたことが書かれていた。

 

お母さんの掌で握ったおにぎりは、コンビニのおにぎりよい、遥かにおいしい。

 

手には、神秘が潜んでいる。

 

有島武郎は、「手と星座」という素描と「手」というタイトルのブロンズ像を高村光太郎から受け取った時、<手といふものがあんな神秘的な姿を持つてゐるものだとは・・・あれは又一個の群像でもありました>と書き送ったそうだ。

 

ふと、キーボードの上の手を眺めると、そこには、老いたおばあさんの手があり、少なからず、ショックを受けた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


アベコベ

2013-07-19 | 色々な思い

赤ちゃんは、三次元の地球に顕れると、オギャーと泣く。

 

悲しそうにオギャーオギャーと泣いていても、大人たちは、メデタイ、メデタイ、と喜ぶ。

 

人が、肉体を捨ててあちらの世界に帰るとき、魂は、喜んでいるような気がする。

 

が、周りの人達は、悲しそうに、泣く。

 

アベコベ!

 

自分を殺して周りに合わせている人は褒められ、自由闊達に生きる人は社会的適応能力がないと非難される。

 

自民党政権を支持する人は勝ち組で、ワクチン接種、TPP、原発再稼働に反対する人は疎まれる。

 

なんだか、色々なことがアベコベになっている、今のニッポン・・・縄文時代にタイムスリップしたくなる・・・いや、江戸時代の方がいいかしら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


足跡

2013-07-18 | 色々な思い

雑巾がけをしたばかりの廊下に、犬の足跡がついていた。

 

点、点、点・・・

 

雑巾を洗っている時に、老母の愛犬が、風呂場を覗きにきて、足を濡らしたようだ。

 

歴史に名を残そうとしている人たちが大勢いるが、「わたし」は、足跡など残さずに、地球から消え去りたい。

 

墓など無用。

 

足跡も形跡も残さず、そっと消え去りたい。

 

そっと消えて、光に向かって飛んでいく。

 

あゝ、憧れの地、ニルヴァーナ。

 

暑い日が続く。が、まだ7月だというのに、残暑のような気がする不思議な夏・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


見えない檻

2013-07-17 | 色々な思い

時折、「わたし」達は、みんな、見えない檻に閉じ込められているような錯覚を覚える。

 

家、学校、会社、地域、ニッポン・・・

 

が、ほんとうは、閉じ込められているのではなく、閉じ込められている、と思っているだけ。

 

だって・・・でも・・・常識が・・・世間の目が・・・

 

小さい頃から学校や家庭で刷り込まれた様々な価値観に縛られ、身動きが取れなくなっているだけなのだ。

 

意識や思いが、檻を創り出す。

 

「わたし」達は、みんな、自由。

 

発想を変えれば、檻は消え去る。

 

深呼吸をして、羽ばたこう。

 

好きな事をして、生きていこう。

 

失敗すれば、やり直せばいい。

 

こんな時代は、楽天主義がいい。

 

もうすぐ、世界の常識が、ぐれーんとひっくり返りそうな予感がする、2013年の夏。

 

あれっ、檻が消えた!・・・最初からなかったんだってば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一本の鉛筆

2013-07-15 | ポエム

一本の鉛筆で、

 

絵が、描ける。

 

歌が、書ける。

 

詩が、生まれる。

 

一本の鉛筆で、

 

悲しみが、癒される。

 

愛が、伝わる。

 

魂が、自由になる。

 

一本の鉛筆があれば、

 

人生が、豊かになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年5月29日)

 

 

 

 

 


2013-07-13 | ポエム

窓を、開けると、

 

色々なものが、見える。

 

青い空が、見える。

 

鳥が、見える。

 

花が、見える。

 

見たくない物も、見える。

 

醜いビルが、見える。

 

冷たい風も、入ってくる。

 

それでも、窓を、開ける。心の窓を。

 

開けまして、おめでとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年5月28日)

 

 

 

 

 

 

 


子供たちは、みんなの子供。

2013-07-12 | 色々な思い

東京新聞が、<婚外子の相続差別をめぐる審理の弁論が最高裁の大法廷で開かれた>と報じていた。

 

遺産分割において、婚外子は、婚内子の半分。

 

社会は、変容する。

 

価値観も、変わる。

 

最近は、事実婚も増えた。

 

が、未だに、婚外子は差別されている。

 

先進国でこのような差別があるのは、ニッポンだけだとか。

 

ニッポンは、国連の人権機関から、「すべての児童は出生によって差別されない権利を持つ」と、何度も是正を勧告されているそうだ。

 

子供たちは、皆、平等。

 

早く、制度的な差別が是正されると良いと思う。

 

 

3.11以前は、1キロあたり100ベクレルの物は、「放射性廃棄物」だったが、今は、100ベクレル以内であれば、流通可能。

 

子供たちの口に入る可能性もある。

 

子供たちには安全な物を食べさせて欲しい。

 

政府には、真剣に、子供たちの内部被曝に向き合ってもらいたい。

 

子供たちをないがしろにする国には、未来がない。

 

子供たちは、ニッポンの宝!

 

子供たちは、みんなの子供!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


猛暑と原発

2013-07-11 | 東日本大震災

先日、3・11、東京電力福島第一原子力発電所の事故現場で指揮をされていた、吉田昌郎元所長が亡くなった。

 

久しぶりに、ブログ「院長の独り言」http:onodekita.sblo.jp

を覗いたら、吉田元所長が、困難な状況でどんなことをしたのか書かれていた。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

2013年7月19日号の週刊朝日には、5月ごろに経産省幹部官僚と東電の原発部門幹部の間で交わされたメールの一部が載っているそうだ。

 

 

<今年の夏、気温40度くらいまで猛暑になれば、議会、世論ともに再稼働容認になるだろうとか、つい期待して、毎朝、天気予報を見ています。あがれ、あがれ、と新聞の天気図に手をあわせていると、ビール飲みながら、笑わせている上司もおります。情けないですが、今のうちには猛暑頼み、すがるしかありません>(東電幹部)

 

 

本当? 作り話じゃないの? 本当なら、本当に嘆かわしい・・・

 

 

福島第一原発の敷地内で検出された、高濃度の放射性汚染水は、地中に漏れ、海に拡散している疑いが強い。

 

 

悲しい事に、ニッポンは、みんなの地球を汚染し続けているのだ・・・

 

 

 

昨年の7月16日、酷暑の中、わたしは、代々木公園で開かれた、「さよなら原発集会」に出掛けた。

 

 

左翼でも右翼でもない。ただ、単純に、お天道様に、脱原発を指示します、と宣言したかったのだ。

 

公園は、人で溢れていた。

 

約17万人の老若男女が、スピーカーから聞こえてくる、大江健三郎さん、鎌田慧さん、内橋克人さん、坂本龍一さん、小室等さん、落合恵子さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、広瀬隆さんらのスピーチに耳を傾けていた。

 

集会の後、ほとんどの人が、猛暑の中、パレード行進に参加した。

 

その時は、これが、民意だ、と思った。

 

が、昨年末の衆議院選挙では、未来の党など、脱(卒)原発を掲げた党は惨敗を喫し、政権は、長年原発を推進してきた自民党に戻った。

 

政府は、原発の再稼働や輸出に舵を切り始めている。

 

そんな中での参議院選挙。

 

無駄な抵抗かもしれないが、取りあえず、脱原発を掲げる候補者に投票しようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2013-07-10 | ポエム

たくさんの道がある。

 

まっすぐな道。曲がりくねった道。

 

賑やかな大通り。ひっそりとした小径。

 

回り道をしても良い。

 

さっさと歩いても良い。

 

ゆっくり歩いても良い。

 

誰かと一緒でも、独りでも良い。

 

行先は、同じ。

 

いつかたどり着く、永遠の今。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年5月10日)

 

 

 

 

 


ワンネス

2013-07-07 | ポエム

一本の木を大切にする人は、

 

世界中の木を大切にするだろう。

 

一匹の犬と友達になれる人は、

 

世界中の犬と友達になるだろう。

 

一人の人間を慈しむ人は、

 

世界中の人間を慈しむだろう。

 

小さな点が繋がると、面になり、やがて球になる。

 

それが、ワンネス。

 

安易なハグで、ワンネスは生まれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2010年5月1日)