らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

3.11と『うさぎ観音』

2019-03-11 | アート・映画・演劇

国立新美術館で開かれている、「イケムラレイコ 土と星」展に出掛けた。

イケムラレイコ氏は、スペインで美術を学び、

その後スイスで現代美術家としての活動をはじめ、1980年代前半からはドイツを拠点に活躍している。

パンフレットには、

「イケムラは、絵画、彫刻、ドローイング、水彩、版画、写真、映像といったあらゆるメディアを駆使し、この世に存在するものの生成と変化の諸相を、潜在的な可能性までをも含めて表現しています。

少女や夢幻の像、幻想的なハイブリッドな生きものたち、人や動物と一体化した風景など、イケムラ独特の多義的なヴィジョンは、イメージからイメージへと、軽やかにそのあらわれを変えていきます。

そこには、生きている私たち、そして生まれいずるすべてのものたちの存在の多様性を、あるがままに受け入れようとするイケムラの強靭な思想を感じることができます。

慎ましげで内省的な作品たちは、まさにこの点において、閉塞感を増している今日の社会情勢に対する鋭い批評でもあるでしょう。」とあった。

幻想的な絵画やプリミティブな彫刻の中で、ひときわ目を引いたのが、『うさぎ観音』。

室内では、3メートルを超える『うさぎ観音 Ⅱ』が、映像『いずこでもない』とともに展示されている。

うさぎと観音を組み合わせたモニュメンタルな彫刻は、東日本大震災に衝撃を受けたイケムラが、これを乗り越えて、ふたたび制作に戻っていくなかで生まれ、

その悲しみと自愛の造形には、未曽有の災害を経験した人々への祈りが託されており、

内部の空洞は胎内そのものであり、傷ついた人を誘い、癒そうとするかのように、入り口をこちらに向けているそうだ。

 

 

 

 

 

 

あの3.11から8年。

フクシマを思うと、胸が痛む。

未だに原発に執着している人たちを見ると、悲しくなる。

オリンピックよりも万博よりも、まずフクシマ! そう思う。

わたし達は未だに非常時に生きている・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コラム』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
« 春一番 | トップ | マグネット »
最近の画像もっと見る