らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

メルシー、人間のお母さんに会いに行く。

2018-08-14 | 動植物

少し迷った。

 

椎間板ヘルニア&脊髄管狭窄で肝臓数値も悪い老犬を長時間車に乗せてもいいのかしら・・・・・・

 

けれど、老母がとてもメルシーに会いたがっているので、連れて行った。

 

最初は犬小屋として使っている大型犬用のキャリアーに入れて行こう、と思ったが、リハビリのお姉さんが、小さい方が安定する、とアドバイスをしてくださったので、リハビリに行くときに使用している小さい方に入れ、ポケットにタオルに包んだ大きな保冷を入れた。

 

車に酔った時のために、手提げ袋に、ビニール袋や水やバスタオルも詰め込んだ。

 

ご褒美のドッグフードも持った。

 

お盆なので、東名はすいていた。

 

家を出て約1時間で、メルシーはかつてはお母さんだった老母と再会。

 

老母はたいそう喜んで犬を抱き、メルシー、メルシーと頬ずりをした。

 

そして、なぜ自分が離れて暮らしているかを一生懸命メルシーに説明した。オメメ見えなくなったから、ここで暮らしてるの・・・・・・

 

捨てたのではない、ということを一生懸命説明していた。

 

犬はおとなしく聞いていた。

 

オソソをしないうちに連れて帰りたかったから、また来るからね、と30分で引き揚げた。

 

別れ際に、気の強い老母が泣いた。

 

けれど、メルシーはさっさとキャリアーに入り、家に着くと、オシッコをして、ゴハンをがつがつ食べた・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ハイビスカス

2018-07-18 | 動植物

てくてく歩いていたら、小さな花屋さんの軒先で大好きなピンクのハイビスカスが微笑んでいた。

 

こんにちは、と微笑んでいるような気がしたので、ウチに連れ帰った。

 

狭いベランダでも、微笑むハイビスカス。

 

わたしは、みんな、よろしくね、と他の植木に言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


散歩モドキ

2018-07-10 | 動植物

痛々しかった、メルシーの首の包帯と足のテーピングが取れたので、

 

朝夕は、抱いて、入院前に散歩していた場所に連れていき、そっと地面におろす。

 

散歩モドキ。

 

幸い、金属入りのコルセットは洋服にしか見えない。

 

ヨガマットの上ならちょんちょこ歩くのだが、外は無理。

 

片足をあげて用をたすことも無理になったので、抱いてあちこち移動して地面におろす。

 

まだ、朝夕のごはんの時に何種類かの薬を与えている。

 

ドッグフードに混ぜると、薬だけを残すので、大好きなサツマイモやカボチャで薬入り団子を作る。

 

西日本の被災地の犬たちは大丈夫だろうか・・・・・・ごはんをもらえているかしら・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メルシー、歩く!

2018-06-20 | 動植物

ついに、メルシーが歩いた!

 

本能が、歩く。

 

習慣が、歩く。

 

意志が、歩く。

 

希望が、歩く。

 

喜びが、歩く。

 

動物病院の熱心な先生方とベテランのリハビリ担当のお姉さんのおかげで、オットセイのようになっていたメルシーが自力で歩けるようになった。

 

まだ、首には包帯、胴体にはコルセット、前足にはテーピング、という状態だし、床や地面は無理だが、ヨガマットの上なら4,5メートルは歩くことができるようになった。

 

よかったね!

 

がんばったね!

 

2週間前のメルシー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メルシー

2018-05-26 | 動植物

つぶらな瞳がまっすぐにこちらを見る。

 

大丈夫、と言っても。

 

まっすぐにこちらを見る。

 

コルセットはきつかろう。

 

包帯は暑かろう。

 

退院した夜、犬は鳴き続けた。

 

入院がショックだったのか、

 

歩けないのがショックなのか、

 

心が壊れたように鳴き続けた。

 

朝、528ヘルツの音叉を鳴らしてみると、

 

吠え続けていた犬の瞳が半分になり、

 

やがて三分の一になって、

 

犬は寝た。

 

けれど、立ち上がると、犬は目をあけた。

 

「ヨシコさん、センタク」、と言っても、

 

クンクン鳴き始める。

 

洗濯機の傍にいると、

 

クンクン、グワングワン、ギャーッ、という鳴き声が聞こえ、

 

怒ったように吠え続けた。

 

傍に行くまで吠え続けた。

 

母の犬を引き取って一年。

 

入院前は、何かを説明すると耳をピンとたてて聞き、

 

言わんとすることを理解した。

 

けれど、退院後はプチ暴君。

 

それでも、日々落ち着いてきている。

 

お留守番もできるようになった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コルセットわんこ

2018-05-15 | 動植物

今日の東京は晴れ。青い空が広がり、木々の新緑が目にまぶしい。

 

メルシーが退院してから、ほとんど家にいる。

 

わたしが傍にいると、お気に入りのベッドでおとなしくしているが、視界から消えると、クワンクワンとなく。

 

朝夕は家のそばの遊歩道まで抱いていき、そっと地面に置く。

 

歩けないので、コルセットの上下につけたリードをしっかり持って立たせておくとトイレをする。

 

最近のコルセットはおしゃれで、道行く人には洋服にしか見えない。誰も背中に金属が入っているとは気づかない。

 

メルシーはかつて自分が散歩した道で長い間佇む。

 

長い間辺りを凝視する。何を考えているのだろう。

 

桜の季節には走り回っていたのに・・・・・・

 

24時間ずっと傍にいるわけにもいかないので、お出かけの時の体制を整えている。

 

獣医さんはケージに入れておくのが良い、とおっしゃったが、大騒ぎしてごねるだろう。

 

なので、廊下と寝室の間にフェンスや2リットルのペットボトルが半ダース入った箱や重い火鉢などを並べてスペースを作ろう、と試行錯誤中。

 

フローリングの上にヨガマットを敷き、その上にペットシートをガムテープで止め、その上に古くなったバスタオルやお気に入りのベッドを置こう・・・・・・

 

これで、何時間ぐらいお留守番してくれるかしら・・・・・・

 

生きていると色々なことが起きる。

 

けれど、そのことにどう反応し対処するかで出来事が人生の栄養になるような気がする今日この頃・・・・・・

 

今日もリハビリとレーザー・・・・・・

 

朝鮮半島には平和が訪れそうだが、中東では不穏な空気が流れている。

 

平和、平和、平和・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パッチワークおうち

2018-05-01 | 動植物

今日のトウキョウは快晴。

 

時折吹く風が心地よく、お蔭さまでメルシーも元気。

 

けれど、エサの支度をし始めるとピョンピョン飛び上がって、すってん・・・・・・

 

わたしのスリッパをくわえて走り出して、すってん・・・・・・

 

その度にドキドキ、ハラハラ・・・・・・

 

なので、メルシーがうろうろする場所に、敷物やラグやキッチンマットやホームセンターで購入した滑らないマットを敷き詰めた。

 

お蔭で、住居がパッチワークおうちとなってしまった・・・・・・

 

メルシーは、わたしが動くとつきまとう。

 

掃除機をかけていてもつきまとう。

 

走ってついて来るので、ゆっくりゆっくり歩いている。

 

エサを与える時は、マットの上につないでおき、飛び上がらないように低姿勢で持って行く。

 

イヌの習性と知恵比べ・・・・・・

 

わたしが留守にするとゆっくり寝ていてその方がよいので、(と言い訳しながら)予定通りお出かけ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今年の花は美しい。

2018-04-28 | 動植物

というわけで、今朝は近くの遊歩道までメルシーを抱いて行って、そっとトイレ散歩。

 

再びそっと抱いて帰って、そっと足を洗う。

 

やさしく、やさしく、やさしくね。

 

それから動物病院に出かけた。

 

病院では普通に歩いていたので、しばらく痛み止めを飲みながら様子を見ることになった。

 

滑りやすいフローリングはイヌには負担が大きいそうだ。

 

メルシーがウロウロする場所には何か敷くしかないかあ・・・・・・

 

 

 

それにしても今年の花は美しい。

 

桜も菜の花もツツジもみんな美しい。

 

なんだかマザーアースの意志でぐわーっと咲いているような感じ・・・・・・

 

世界が大きく変わろうとしているような気がする・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


イヌの時間

2018-04-27 | 動植物

ゆっくり食べる人は早く食べる人より長生きするそうだ。

 

イヌは飲み込むようにガツガツ食べるから人間より寿命が短いのかしら、などとイヌの時間を思いながらメルシーと散歩した。

 

散歩から帰って、いつものように足を洗いに連れて行こう、とメルシーを抱き上げると、キャン、と悲痛な声を出した。

 

そっと玄関におろすと、よたよた歩いている。

 

散歩で足をひねったのかしら、何か棘のようなものでも刺さったのかしら・・・・・・

 

動物病院に電話をすると連れてきてもよい、とのことだったので、大急ぎで連れて行った。

 

ちょうどワクチンやフィラリアの薬のシーズンでとても混んでいた。

 

レントゲンを撮り、採血・・・・・・

 

メルシーはおとなしくしていた。

 

原因は足ではなく背骨・・・・・・椎間板ヘルニアだった。

 

血液検査の結果、肝臓の数値がとても高かった。

 

とても痛いはずだ、と痛み止めの注射をし、薬をもらって帰宅。

 

散歩が大好きな犬なのに、散歩はしない方が良い、と言われてしまった・・・・・・明日からどうしよう・・・・・・

 

獣医さんに明朝もう一度連れて来てください、と言われた。

 

そういえば、むかしはいつも微笑んでたのに、最近は笑わなくなった。

 

痛いのかしら・・・・・・

 

(数年前の写真)

 

小屋として使っている大型犬用の大きなキャリーに入れて連れていったら、獣医さんに、明日は小さいので来てください、と注意されてしまった・・・・・・(トンマな飼い主)

 

 

散歩が大好きだから、と雨の日も雪の日も散歩に連れて行っていたのだが、かえって悪かったかも・・・・・・メルシーよ、ごめんなさい。

 

これからは、ゆっくりゆっくりいきましょう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


雨の日散歩

2018-04-25 | 動植物

今朝のトウキョウは大雨、ザーザー。

 

わたしもメルシーもカッパを着て散歩に出かけた。

 

わたしは長靴まで履いた。

 

雨ニモマケズのトイレ散歩・・・・・・

 

通学途中の、地味な制服を着た中学生たちの間でわたし達は浮いていた・・・・・・

 

大雨の中で散歩をしている犬など見かけない・・・・・・

 

ビショビショの濡れネズミと化したメルシーは用を足すと、もう帰ろうとわたしを見上げた。

 

わたしはメルシーを抱きかかえて帰宅。

 

そして、メルシーのお洗濯、ジャージャー。

 

ジャージャーが終わるとタオルで拭き、少しドライヤーを当てたら、すぐに乾いた濡れネズミ。

 

わたしは風呂場を洗って、メルシーの物を洗濯・・・・・・

 

今朝のトウキョウは雨だった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


犬のきもち

2018-04-21 | 動植物

夕方、いつものようにメルシーと散歩に出かけた。

 

いばらく歩いていると、メルシーが立ち止まって、動かない。

 

リードを引っ張っても、動かない。

 

どうしたの、とメルシーの視線の先を見る。

 

と、少し離れた所で立ち話をしている白髪の老女がいた。

 

メルシーが12年間一緒に暮らした、人間のお母さん、すなわち、わたしの母にそっくりだった。

 

メルシーは、じっと見て動こうとしない。

 

けれど、わたしがリードを引っ張って、違うよ、行こうよ、というと動き始めた。

 

ちょっぴり切なかった、晩春の夕暮れ・・・・・・

 

この話は母にはしないでおこう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


わんこバッグ

2018-04-08 | 動植物

散歩から帰って、一連のルーティンワークを終えたヨシコさんが、再び散歩用のパーカーを羽織った。

 

えっ? また散歩行くの? とボクは思った。

 

ヨシコさんは電話でタクシーを呼んだ。

 

えっ? 出掛けるの? ボクは留守番ゴチソウをもらっていないし、いつもはタクシーなんて呼ばないでしょ・・・・・・

 

ボクは、ヨシコさんの周りをウロウロ・・・・・・

 

と、ヨシコさんが言った。メルシーも行くんだよ。

 

えっ、何、何、何? とボク。

 

大変!タクシー、4、5分で来ちゃうよ、とヨシコさん。

 

ヨシコさんは、ドタバタとわんこバッグを出してきて、有無を言わせず、ボクを詰め込んで、外に出て、タクシーに飛び乗った。

 

車の中で、ヨシコさんと運転手さんが話を始めた。

 

運転手さんが言った。そうですか、大変ですね、狂犬病のワクチンですか。そういえば、うちも犬を飼っていたけれど、毎年狂犬病のワクチンをしたっけかなあ・・・・・・犬を飼うと大変ですよね。

 

フン!犬だって大変なんだ。窮屈なカバンに詰め込まれて、痛い注射をされるんだから・・・・・・

 

タクシーはあっという間に、この間ボクの散髪をした獣医さんちに着いた・・・・・・ご褒美、あるかなあ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ジャージャー

2018-04-07 | 動植物

散歩から帰ったら、ヨシコさんが、ジャージャーする? と尋ねた。

 

ボクが、えっ?? という顔したら、ヨシコさんが、ジャージャーだってば、と言った。

 

以前は、ジャージャーと言われれば飛びついて喜んだらしい・・・・・・ボクも歳をとって物忘れがひどくなったようだ・・・・・・

 

という訳で、オシリをきれいきれいした後、ボクは浴室に連れていかれて、犬用シャンプーで洗われた。

 

ヨシコさんは、脱衣所にボクの毛布を引き、その上でボク用バスタオルで乾かしてくれた。

 

ボクが嫌がるので、ドライヤーは使わない。

 

どのみち、毛が少なくなったボクはすぐ乾く。

 

ボクが乾くと、ヨシコさんは、毛布やタオルを洗濯機に入れた。

 

なぜかボクの物を洗う時は、洗濯石鹸の他に重曹も入れ、洗濯が終わるとアルコール除菌スプレーをふきかける。

 

ボクを洗った後は、浴室も掃除する。

 

フン! 

 

それから、家じゅうの窓を開け、ボクのオシッコシートをかえ、トレイを拭き、掃除をして、休憩。

 

ヨシコさんは水ようかんを食べ、ボクは茹でたサツマイモを貰った。

 

彼女だけが食べようものなら、ボクは吠えまくる。

 

ヨシコさんは、メルシーが来てから間食ができなくなった、と文句を言うが、ボクは彼女の健康に貢献しているのだ。

 

フン!



ヨシコさんがソファに座ってスマホを見だしたので、ボクはそばでうたた寝。

 

洗濯ができたら、今日も出かけてしまうんだろうなあ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


花びら

2018-04-01 | 動植物

散歩に出ると、桜の花びらが散っていた。

 

ヨシコさんが、花びら絨毯、と立ち止まって写真を撮った。

 

犬は花びらには興味がないんだね、とヨシコさんが言った。

 

当たり前じゃん、興味ないよ・・・・・・食べられないから、興味ないよ・・・・・・

 

立ち止まらないでさっさと行こうよ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


毎日倒す!

2018-03-23 | 動植物

洗濯機のそばに、洗濯物を入れるカゴがあった。

 

ボクはそれを毎日倒した。

 

時折、ボクの方に倒れてきて、おっとっとと逃げる時にステンとひっくり返ったこともある。

 

ヨシコさんは、カゴを隅に置きなおした。

 

それでもボクは毎日倒す。

 

鼻でちゅん、とつついて倒す。

 

ヨシコさんは、メルシーは「パターソン」の犬かぁ、と怒ったが、ボクには何のことか分からず、首を傾げた。

 

と、ヨシコさんが言った。

 

あのね、大好きな「パターソン」という映画があるの。パターソンはバスの運転手をしながら詩を書いている人。その飼い犬、イングリッシュ・ブルドッグがパターソンの留守に毎日郵便受けを倒すの。彼は毎日直し、犬は毎日倒す。分かった?

 

ボクには分からなかった・・・・・・

 

パターソンの犬は、ひとりでお留守番をさせら時、パターソンが詩を書き溜めていたノートをぐちゃぐちゃに破ったそうだ・・・・・・ボクはそんなことしないよ・・・・・・