らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

シャボン玉

2019-04-09 | ポエム

水の入ったコップに洗剤を入れ、

ストローをつけ、

ふーっ、と吹く。

 

シャボン玉が、

ふーっ、と顕れ、

ふーっ、と消える。

 

みな、シャボン玉。

ふーっ、と顕れ、

ふーっ、と消える。

 

大きさは違う。

輝きも違う。

けれど、みな、シャボン玉。

 

ふーっ、と顕れ、

ふーっ、と消える。

ふーっ、ふーっ、ふーっ・・・・・・

りんね、りんね、ふーっ・・・・・・

 

 

 

 

詩集『水中花』より

 

 

 

 

 

 

 


花びらシャワー

2019-04-05 | ポエム

花びらが、ひらひら舞って、小川がピンク色。

あたり一面、ピンク、ピンクの、花びらシャワー。

風が吹くと、ピンクの、花びら、花吹雪。

わたしの上にも、花びらシャワー。

ひらひら、ひらひら、花びらシャワー。

 

今年も、桜が、散ってゆく。

また来年、また来年、と散ってゆく。

わたしは、終えたい、輪廻の旅路。

卒業したいよ、三次元。

浴びたい、浴びたい、浄化のシャワー。

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

今日の東京は、強風。

桜がどんどん散ってゆく・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


演劇

2019-03-24 | ポエム

人生は、演劇。

誰もが、シェークスピア。

 

「わたし」が、脚本を書き、

わたしが、演じる、独り芝居。

 

劇場も、大道具も、小道具も、衣装も、

わたしが、選ぶ。

 

舞台で、スポットライトを浴びる、わたし。

舞台裏で、佇む、わたし。

 

喜劇も、悲劇も、今生の、はかなき夢。

幕が下りれば、故郷に帰る。

ブラボー!

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


にこにこ顔

2019-03-16 | ポエム

にこにこ顔でいると、にっこりすることが起きる。

仏頂面をしていると、しかめ面をすることになる。

泣き顔でいると、ますます悲しくなる。

わたし達は、選べる。

自分で、選べる。

 

雨が降っても、雪が降っても、にこにこ顔。

にこにこ、にいーっ。

桜の花も、にこにこ、にいーっ。

春風ふいて、にこにこ、にいーっ。

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

中国をはじめとして、世界中のバブルは崩壊のスタンバイ! なのだそうだ。

ニッポンでは、株価が下がると、政府の命令(?)で日銀さん達が支えているそうだ。

フクシマは未解決だし、再び巨大地震が起きる可能性もある。

それでも、にこにこ顔で、何があっても大丈夫! の精神で穏やかに暮らしたいと思う今日この頃・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


春一番

2019-03-10 | ポエム

風が、びゅうびゅう、春一番。

お日様、ぽかぽか、春一番。

小鳥、ちゅんちゅん、春一番。

猫が、にゃあにゃあ、春一番。

心、ざわざわ、春一番。

 

あゝ、春一番が、吹いている。

今年も、春が、やって来た。

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

9日、関東地方で「春一番」が吹いた、と気象庁が発表した。

今日の東京は曇り。

けれど、寒くはなかった。

やっと春が来たのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


長い長靴

2019-03-03 | ポエム

雨だ。

雨が、降っている。

長い長靴が履ける、とにんまり笑う。

魚屋さんのような、長い長靴。

膝小僧まである、長い長靴。

嵐でも、台風でも、どんとこいの、長い長靴。

 

雨の日を、待っていた。

首を長くして、待っていた。

雨だ。

雨が、降っている。

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


おばあさんの、おばあさん。

2019-02-28 | ポエム

おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、とたどっていくと、国境を越え、みんな、親戚になる。

 

おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんの、おばあさんは、再び、地球に生まれ変わって、みんなの傍にいるかもしれない。

 

子供たちよ、手をつなげ!

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


光の贈り物

2019-02-25 | ポエム

駐車場に、車が、並ぶ。

あちこちの窓に、光の玉。

光。光、。光。光。光。

 

太陽からの、贈り物。

光の贈り物。

 

あゝ、本日は、晴天なり。

本日は、晴天なり。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』

 

 

 

 

 

 

 


ジグソーパズル

2019-02-23 | ポエム

小さなピースが繋がって、大きな絵が出来る。

ピースの大きさは、皆、違う。

形も、違う。

色も、違う。

けれど、皆で、ワンセット。

どれかが欠けても、未完成。

 

世界は、壮大な、ジグソーパズル。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ありがとう!

2018-12-31 | ポエム

ありがとう! ありがとう!

ありがとうの、ありがとう!

太陽よ、月よ、ありがとう!

地球よ、ありがとう!

夜が明けて、ありがとう!

過去も、未来も、ありがとう!

毎日、毎日、ありがとう!

ありがとう! ありがとう!

ありがとうの、ありがとう!

この世に顕れて、ありがとう!

あの世に消えて、ありがとう!

オメメが覚めて、ありがとう!

見えるものも、見えないものも、ありがとう!

宇宙の皆さま、ありがとう!

 

神さま、

「わたし」は、揺れ動く全体エネルギーの一部なのですか?

宇宙には、「わたし」しかいないのですか?

 

 

 

詩集、『水中花』より、

 

 

 

今年もつたないブログを読んでくださって、ありがとうございました!

来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 


長い長靴

2018-12-12 | ポエム

雨だ。

雨が、降っている。

長い長靴が履ける、とにんまり笑う。

魚屋さんのような、長い長靴。

膝小僧まである、長い長靴。

嵐でも、台風でも、どんとこいの、長い長靴。

 

雨の日を、待っていた。

首を長くして、待っていた。

雨だ。

雨が、降っている。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 


ありがとうございました!

2018-12-07 | ポエム

この何日か、『移動遊園地』からの詩をお読みいただいて、ありがとうございました。

まだ何編かあるのですが、ちょっと「イタイ」?ので、掲載を割愛しました。

お読みにないりたい方は、Amazonでお求めになるか、国会図書館で閲覧なさってくださいね。

知らなかったのですが、「国際文芸フェスティバルTOKYO」の一環で開催されていた、「詩X(Shi Kakeru)船」ヒライス島の1000の詩集というイベント(谷川俊太郎氏などの詩人たちがセレクトした詩集や古書店、出版社の協力によって1000冊の詩集が集められた)に、『移動遊園地』も並んでいたそうです。

大変うれしく思いました。(「ふらんす堂」さま、ありがとうございました!)

アマチュアではありますが、これからも詩のようなものを紡いでいく所存でございますのので、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 


チョウ

2018-12-04 | ポエム

ものいわぬ木々にさす陽光。

揺れる、木洩れ日。

 

つり橋の前に佇んでいると、

黄色いチョウが飛んできた。

 

羽がふるえ、空気が振動する。

伝言はなあに?

 

 

 

 

詩集、『移動遊園地』より

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渡る。

2018-12-03 | ポエム

時折、仙川を渡る。

橋の上では後を振り向かない。

 

き、ら、き、ら、きらきら、きらきら。

川面で輝く光は、天上からのモールス符号。

けれど、雨の日に顕れる輪は、

異次元への入り口・・・・・・

 

リアルな鴨や川鵜がいても、

落ち葉が浮いていても、

水面で揺れる木々は告げる。

この世は幻。

 

多摩川を渡って、実家に通った。

車窓から、街の灯が見えた。

揺れる川面の光に、

セーヌ川を想った。

 

川の水は海で混じり合う。

人の記憶も混じり合い、

浄化され、

波間の光となる。

 

いつか、

いつか訪れるその日。

「あたし」は歓喜に震え、

天空の川を渡る。

後は振り向かない。

 

ただいま!

 

 

 

詩集、『移動遊園地』より

 

 

 

 

 

 

 

 


線路

2018-12-02 | ポエム

カフェの窓から中央本線の線路が見えた。

 

あたしは、JRの、と言い、

母は、国鉄の、と言い、

父は、省線の、と言った線路が見えた。

 

五次元に向かう線路はどこ?

 

 

 

詩集、『移動遊園地』より