「ヨーロッパの景色が多いのですね」
お客様とのお話の中で、度々話題にのぼります
展覧会活動をするようになって、10数年・・・
作品制作のテーマに、旅で出会った景色を必ず入れるようにしてきました
フランス
ストラスブール、コルマール・・・
イギリス
湖水地方、コッツウォルズ・・・
ベルギー
ワロン地方のうつくしい村々、ブルージュ・・・
イタリア
ヴェニス、ローマ、アッシジ・・・
そして
オーストリア
ハルシュタット、ザルツブルグ・・・
チェコ
プラハ、チェスキークルムロフ・・・
花景色はもちろん、水辺の景色が好きなこともあって、水辺の美しい景色に出会うために旅をすることが多いです
旅をテーマにしているせいか、お客様とも旅の話題で思わずお話がはずんだりすることも、とてもうれしいことです
もちろん、日本の景色もとても好きですし、大切にしています
ヨーロッパだけにこだわっているわけではないのですが、
まだ出会ったことのない、うつくしい景色の数々に出会えることは、わたしにとって、とても幸せなこと
とりわけ、世界遺産に選ばれるような、うつくしい景色を作り出している場所は
長年、その街の人に愛され、その国の人に愛され、やがて、観光に訪れる人々に愛される景色には、
ただの風景ではない、特別な場所になっているような気がします。
心動くようなうつくしい建物だったり、景色はだったり、
そこには、まるで魂が宿っているようにさえ感じずにはいられません・・・
長年にわたって、その街の人々に愛され、見守られ・・・希望をもたらし続け・・・
その暮らしにとけ込んでいる場所には、
まるで魂が宿っているかのように・・・
その街の人々を愛し見守り、その国の人々を愛し見守り、そして訪れる誰をも、優しく迎え入れてくれているかのような
ただの風景を超えた何かが存在しているようにさえ感じます
だからこそ、うつくしい街の景色に出会うと、その場所に宿っている何かに
うつくしい景色を見せてくれた感謝と
長年にわたって、たくさんの人々にの心に響き続けてきたことへ、畏敬の念を持たずにはいられません
ときには、世界遺産のように、大きな場所でない、何気ないちいさな場所であっても、
そんな風に、人々を愛し愛され、訪れる人々をやさしく包みこんでくれる場所には、
気持ちよい風がながれ、ちいさくなってしまっていた心をやさしく解き放ってくれる力があるように感じます
作品を制作するにあたって
うつくしい景色に出会えたことに感謝して、
その場所に畏敬の念を持ち、
これからも、変わらず・・・
いつまでも、うつくしい景色として、これからも、たくさんの人たちの心に響きつづけてくれたら・・・
そんなことを・・・ただ・・・願わずにはいられなくて、
祈るような想いで作品を描いている気がします。
これからも、たくさんのうつくしい景色に出会って、
たくさんの方々に伝えることができたら、幸せなことだと思います
暑い日が続いていますが、
どうか心も身体も健やかに
笑顔を贈りあえる、素敵な日々でありますように!