神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

2014秋 大坪・土楼ツアー その3 土楼観光

2014-10-21 | 茶旅
大坪での製茶体験・見学を終えて、一行はバスで厦門に戻りました。

その日は林家が経営するお茶屋さんを訪問。
祥華や感徳の秋の鉄観音を試飲購入し、
お店にディスプレイされたプーアール餅茶も見逃さずゲット。

なかなかいいお買い物ができました。
厦門プライス、バンザイ!


そして、翌日は私にとってはメインイベントとも言える土楼観光。
今回このツアーに参加したのは、福建土楼もコースに入っていたから。
(以前から小町さんと土楼、土楼、と唱っておりました)

中国を専門に勉強した人の多くは客家に興味を持ち、
機会があれば一度は土楼を訪れたいと思うのではないかと思います。

外部からの侵入を防ぐため出入り口を一箇所に限定し、
各世帯に割り当てられた部屋の広さも日当たりも不公平感のない円楼はとても興味深い集合住居です。



訪れたのは漳州市華安にある大地土楼群景区。
厦門からバスで三時間ほど。
サービスセンターで客家料理のランチをいただき、
山門から中へは移動用バスに乗り換えます。




土楼の至宝と称される二宜楼。
東南アジアで財を成した蒋氏が故郷に1740年から30年かけて建造したもの。
円楼の壁の厚さは2.5mあり、4階には外部と部屋の間に隠し通路があるという堅牢さです。
内部の装飾も見事で、彫刻や壁画が随所に見られます。

現在住んでいる方の多くは年配者だそうです。
お土産を売っているおじいさんは90歳、おばあさんは85歳でした。




方楼の東陽楼。
丸い形の円楼に対して、四角い形を方楼と言います。



福建土楼博物館となっている南楊楼です。
中の部屋には当時の暮らしの様子や客家の歴史などが展示されています。




今回とても驚いたのは、土楼の周りが皆茶畑だったこと。
漳州市は茶産地ではありますが、これほど盛んとは思いませんでした。
経済の改革開放後、お茶の消費が増え、急激に土楼群のまわりも水田から茶畑に変わったそうです。

お茶作りは安溪に比べると機械化が進んでおり、
そのあたりはニーズに対する住み分けができているのでしょう。



途中、大規模な茶城もあり、一同興奮して散策しましたが、
ほとんどは茶葉卸しのお店で私たち一般人が楽しめる感じではありませんでした。


それにしても安溪に行くまでの道でも華安に行くまでの道でも茶畑の風景は圧巻でした。
福建省の主たる産業が茶であることを肌で感じた道中でした。



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