神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

上海・武夷山の旅 第四日目 夕方の部

2012-05-26 | 茶旅
桐木での興奮冷めやらず、うらりんさんと私は余韻を楽しんでいましたが、
運転してくれている李さんのお友達は一刻も早く桐木を後にしたかったのか
猛スピードで山を下りる、下りる(笑)。
後ろの車とだいぶ差がついたので、武夷山保護区訪客中心で李さんたちを待つことにしました。

看板の注意事項に「猿に餌をやらないでください」みたいなことが書いてあると思ったら、実際に登場!
ボス猿、余裕の後ろ姿。



バッグとかも気を付けないと奪っていくらしい。
私たちが何もくれないとみると、ゆるゆると去っていきました。

しばらくして李さんの車も到着。
武夷山風景区への帰途につきます。

この日は筏下りが出ていたので、時間的に乗れそうなら、と聞いてもらったのですが、
残念ながら最後の筏はもう既に出発した後でした。

その後、旅游度假区内に出している李さんのお店へ。
ここは李さんが紅茶農家の友人と共同で出している茶荘です。
老[木叢]小種の紅茶などを飲ませていただきました。



さて、武夷山最後の夕食です。
李さんご夫妻も交え、美帆子さんご推薦のレストランへ。
その名も「閩南飯店」。
店頭の食材を選び、調理法も指定してオーダーできます。
台湾でもこういうタイプのお店は多いのですが、
初めて台北で友人に連れて行ってもらったときは、
中国人の食に対する情熱にびっくりしたものでした。
食に関しては日本人は受け身だなあ、と。



2002~2003のSARS流行以来、衛生に気を遣うようになったため、
レストランでもこのように食器を出すところが増えたそうです。



女性に嬉しい野菜中心のメニューとなりました。
武夷山特産の猫爪茸は感動の味。
ジャガイモやカボチャの料理も絶品。
あまりの美味しさにほとんどの皿をたいらげる私たち。



中国では、客をもてなす際の円卓料理では、食事が余ることが大切。
食事が残っていないと、出した食事が足りず、主催側が失礼を働いたことになってしまいます。
ホストの李さんは「日本では習慣が違うとは知っているけれど、本当に足りているか?」と
とても心配そうでした。

だって美味しかったんだもの。ゴメンね、李さん。
このレストランは次回武夷山に来たら、また必ず来たいですね。

お世話になった李さんと美帆子さんとはここでお別れ。
本当にありがとうございました!

小町さん、荒田さん、Kさん、うらりんさん、私は
ホテルに預けた荷物をピックアップし空港へ向かう途中、
最後にもう一軒お茶屋さんに寄りました。
小町さんの上海の友人蔡さんが武夷山に紅茶を仕入れに来ているというので、そこへ合流させてもらったのです。

そこでは今年の桐木の紅茶をいろいろと試飲させてもらいました。
オーナーは比較的若い男性ですが、お父様は有名な正山茶業有限公司で茶師をしていたそうです。
現在は独立して桐木のかなり標高の高い場所で茶作りをしているとか。

今年の金駿眉を飲ませていただきました。
お店で一番上のランクのものも出してもらいました。
実を言えば今まで金駿眉にはあまり興味が無かったのですが、
これは素晴らしかったですね。
奥にフラワリーな香りがあり、まさしく高級茶という主張がありました。
さすがにこれは値段を聞けませんでしたが(笑)。



さて、楽しくて刺激的だった武夷山の旅も終わりです。
この日のフライトはほぼ時間通りでした。
小町さんはこの日はホテル荒田にお泊まりだったので、
日本からのお登りさん3人だけでホテルまでタクシーに乗ったら、
しっかり回り道をされ、ぼったくられました・・・・。


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