静岡グランシップにて3年に一度のイベント
『世界お茶まつり(World O-CHA Festival)』が始まりました。
11月4日までの4日間の開催です。
一般公開初日の今日、行ってきました。
静岡駅から東京方面に一駅のJR東静岡駅からすぐ。
駅を降り立つと、まわりは中国語や韓国語が飛び交っています。
何か既にワールドって雰囲気です。
正面入り口のすぐ右では「平成の売茶翁の茶遊会」が開かれていました。渋い♪
初日はまだステージイベントが少ないのですが、
見たいと思っていた「唐代の中国茶再現」に参加することができました。
(撮影禁止でしたので写真はありません。)
中国泡茶道篁峰会の棚橋先生による唐代の茶聖・陸羽が『茶経』で記したお茶を再現し飲んでみるというイベントです。
6階交流ホールに設置された新・緑茶空間で、一日に一回ミニ講座として開かれます。
静岡のお茶を使って作った茶餅を火で焙り、茶碾子で挽き、茶羅子で篩い、
塩を入れた湯に茶末を入れ、煮て出来上がり。
ちょっと苦味があるけれど、塩がその苦味を緩和しています。
もっと不味いのかと思っていましたが、意外と飲めるな、と言うのが感想。
棚橋先生のお話によれば、来年、中国浙江省湖州で開かれる中国国際茶文化研究会の国際会議では
陸羽のお茶の流れを組む顧渚紫笋茶を使って茶餅を作りたいとのことでした。
そうなると、もっと陸羽の時代の味に近づけるのかも?
同じく6階の展示ギャラリーではお茶の歴史をたどる展示「O-CHAタイムトンネル」が開催中。
会場の一角では江戸時代の手もみ製法の実演を見ることができます。体験も可能。
3階は“自分流”世界大茶会。日によって様々なお茶体験ができるのでプログラムを要チェック。
今日と明日は私の友人の日本茶インストラクターが
「茶への憧れ」というコーナーのブース「静岡茶物語」で
江戸開港時に静岡から世界へ運ばれたお茶を紹介していますので
お時間のある方は立ち寄ってみてください。
1階のメインホールではワールドO-CHA縁日を開催。
お茶、茶器、茶菓子の販売や試飲・試食を行っています。
世界のお茶が集まり、これだけ規模が大きいイベントは静岡ならでは。
ただ、会場のグランシップは中の構造が複雑で、
目的の場所を捜すのがちょっと大変でした