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OSAMUの写真記録

ガウディとサグラダ・ファミリア展

撮影日:2024年1月26日

名古屋市美術館で昨年12月19日から3月10日まで開催されている「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってきました。
一部撮影できるコーナーがありましたので、写真を何枚か撮ってきました。

ガウディはスペインのバルセロナの近くレウスという町で生まれ、バルセロナを中心に数々の建築を手がけ、最後はサグラダ・ファミリア建設に生涯を捧げた建築家です。
自然界には直線は存在しないとして、曲線を多彩に操って独自の建築を設計・建築し、世界中で高い人気を誇っています。
会場で示されていたガウディの語録をいくつかメモしてきました。
「創造は人を介して途絶えることなく続くが、人は創造しない。人は発見し、その発見から出発する。」
「何事も過去になされたことに基づくべきで、すべては大自然の偉大なる本から出る。」
自然の中に形のヒントを求めると共に、しっかりとした基礎をもっていたことが伝わってきます。
「聖堂の光は必要な量があればよく、多くても少なくてもいけない。聖堂は瞑想の場でなければならず、過度の強い光は気持ちを散漫にし、人を落ち着かせない。」
これらの言葉やスケッチを通してガウディの遺志を継いだ人たちが完成に向けて取り組まれています。

1)完成模型、降誕のファサード側から
通常の教会とは向きが異なるそうで、それを利用して陽の上る東側を降誕のファサードとしたそうです。


2)同、受難のファサード側から
逆にこちらは陽が沈む西側になります。


3)同、マリアの塔側から
手前の高い塔がマリアの塔、中心の一際高い塔がイエスの塔。


4)同、12使徒の塔側から


5)守護聖人の塔


6)イエスとマリア、守護聖人、12使徒の塔に繋がる柱の太さや多角形の数も異なり、それらが二重に螺旋を描き、上に行くほど辺の数が増えていき、最後は円になるという複雑な構造になっているそうです。


7)この言葉にガウディの並々ならぬ意気込みを感じます。

私はこれまで2度ほどバルセロナに行ったことがあり、サグラダ・ファミリアを含め彼の手がけた建築を訪問したことがあり、今回の展示はその当時の記憶を呼び覚ますと共に、新たな知見を与えてくれるものでした。
完成しないと言われてきたサグラダ・ファミリアもいよいよ2026年に完成する予定だそうで、完成した姿をぜひこの目で見てみたいという思いを強くしました。
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