救われない

自分のことばかりだった
ずっとそうなのかもしれない
救われたいのならそれなりのことをしていないといけない
何にもしていなくて救いを求めても誰も助けようとは思わないだろう
判断基準が自分だからこれまでも環境や
その他諸々の考え方を支配してしまうのは仕方がないが
自暴自棄の果てに何があったのかというと何にもなかったのだ
救いを救いとすら認識できなくなってしまった
どうやっても救われることはなく自己満足に慕っているが
決して満たされることのない自己憐憫
繰り返し繰り返し僕は悪くないと呟いているのだ
悪くはないけれども良いわけでもない

尊厳

人に対する尊厳を放棄したもの
得が損がでしか物事を判断できないというのも不幸なことだ
実際得をするものにあやかりたいのが人なのだろうが
それが時にあまりにあからさまだとうんざりしてしまう
人の醜さを呼び覚ましてしまうものは何なのでしょう
見せかけだけではないものに光をあてることができなくなっている
物事を杓子定規でしかとらえることができなくなっている悲劇
心に拡がりは感じられない命の尊厳が薄れゆく