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心筋梗塞に至った経緯

2015-03-06 | Etc.
忘れないうちに心筋梗塞に至った経緯を書き留めておくことにする。症状は5日前から兆候が出ていたので、そのときに気づけばベストであったが、何しろ経験が無いのだから、気づかなかったのはやむを得ないとしか言いようがない。

2/21(土) 朝5時に起きて一人でハチ北に行ってきた。朝8時過ぎからリフトが止まる17時前まで、昼飯&昼寝の約1時間の休憩以外は休み無しに滑り続けたが、何ら異常は感じなかった。なにしろ1人なので、連れを気遣う必要もなくハイペースで滑ったので、通常以上の運動量だったと思われる。

2/22(日) 午前中にARRL DXコンテストにて、サル運用で400Q+を楽しんだが、激しい運動をしているわけではないので、終日何も異常は無かった。

2/23(月) 通常通り会社に出勤し、帰宅後行きつけのスポーツジムに行った。準備運動の後、まずはいつものように腹筋200回、背筋50回を行ったが、この時少ししんどく感じた。(いつもは全くしんどくない) その後これも通常通りエアバイクをこぎ始めたが、いつもは40分こぐところ、10分後くらいからいつもの数倍くらいしんどくなり、20分後には中止せざるを得ない程度までしんどくなった。

そのときは、胸が長距離走を走り終えた時と同じような感じになったが、過去10年以上エアバイクをこいでいるが、そのような状態には一度もなったことが無く、今になって思えば、ここで体の異常に気づくべきだった。

こぎを中止してしばらく休むと元通りに治ったので、その後は通常通りの筋トレと、残りの腹筋を200×3セットをこなし、いつもより疲れたなあと思いながらシャワーを浴びて帰宅した。

2/24(火) この日も通常通り会社に出勤し帰宅した。火曜日はジムの休日なので、ジム通いはなく、夜シャックでQSLカードの整理か何かをしていた時、胸がしんどくなった。感触的には、前日に起こった「長距離走を走り終えた時と同じような感じ」だった。さらに両手の指先も少ししびれて血が十分に通っていない気がした。併せて、虫歯でもないのに、奥歯が痛くなり、なんで歯が痛いんだと思った。

これが2度目のサインだったが、15分くらいシャックの床の上に横になっていたところ、すべて回復したので、安心して作業を継続し、24時頃に睡眠に入った。

2/25(水) 通常通り会社に出勤し、帰宅後行きつけのスポーツジムに行った。腹筋、背筋後のエアバイクで、この日も20分ぐらいで異常に疲れ中止しざるを得なかった。しかもこの日は月曜日には異常がなかった両手指先のしびれと、歯痛も併発したのである。

かなり異常な状態なのだが、まさか心筋梗塞の前兆だとは思いもよらず、しばらく休憩したら治ったので、この日もエアバイクだけはいつもの半分だが、筋トレは腹筋800回ほか、すべてをこなして帰宅した。

2/26(木) 通常通り会社に出勤し帰宅。終日特に息苦しくはなかったが、体全体がいつもよりしんどく、ジムにも行かずに、缶チューハイ1本飲んで23時頃には就寝した。

2/27(金) 通常通り会社に出勤し帰宅。翌日5時起きでスキーに行くので、板やブーツを車に積み込み、持ち物なども用意して22時過ぎに就寝。この日は幸いにも何も体に異常はなかった。正直、しばらく調子の悪かったことすら忘れていた。

2/28(土) 0500Jに起き、0512Jに自宅を出発。途中で職場の仲間を3人拾って、0810Jころ、2728市のちくさ高原に到着。0845J頃から滑り出した。この日は天気が良く、スキー場は結構混んでいて、リフト待ちが5分程度あった。1030J頃まではスノボ初心者のコーチをやったので、初級コースでちんたら滑り、その後1230J頃まではコブ斜面を全力で滑った。

全力で滑っても、いつもより若干しんどい程度で、特に異常は感じなかった。昼食時にエタノールを補給(缶ビール500ml)し、午後からはボードに履き替えて、結局この日も16時過ぎまで滑った。

車に戻って着替えを行い、一緒に行った9人全員の帰宅準備が整ったので、2台で温泉に向けて山を下り始めた。この時から胸に若干の異常(長距離走を走り終えた時と同じような感じ)を感じた。それでも軽度だったので、そのまま普通に30分程度走行し、温泉に到着。到着時には胸の異常は解消していた。

温泉にはゆっくり入って、筋肉をもむなどのマッサージを行った。当方が一番長く入浴していたようで、風呂から上がり休憩所に行ったところ、残りの8人全員がすでに上がっていたという次第。当初この温泉施設で夕食を摂る予定だったが、係の人に尋ねたところ、その日は予約でいっぱいで飛び込みは無理と言われた。

仕方がないので、山崎ICまで走って、IC周辺で夕食を摂ることにし、また2台で出発した。出発後すぐに胸が苦しくなった。他の同乗者3人の会話について行けないほどであった。しゃべりはつらいが運転には何ら支障はなかったため、山崎ICまで走りうどん屋に入った。

それでも、まさか心筋梗塞を発症しているとは気づかず、温泉でのぼせたのかと思い、食欲はゼロだったし、他のメンバーが夕食中、当方は車で休むことにした。のぼせたと思ったので、休息中に水分を補給してみたが、逆に吐きそうになったので中止した。今になって思えば、ここで救急車を呼ぶのがベストだった。

それでも運転はできたので、他のメンバーからの運転を代わってやろうという申し出を辞退し、自力でハンドルを握り、2台で帰路についた。このときは眠くもないのに、やたらあくびが出たことを覚えている。心筋梗塞で細胞が壊死して心臓が十分に動かないので、おそらく脳の酸素が不足していたからであろう。

中国道を1時間くらい走ったら症状が若干改善し、他のメンバーとも普通に会話ができるようになったので、以後は色々な会話で盛り上がった。複数人でスキーに行くときはこれが楽しいもんである。それでも症状が完全に消えたわけではなかった。

順次同乗者をおろして2100j頃に帰宅。かなりしんどかったため、板やブーツを積みっぱなしにして、(入浴も済ませていたので)、早々に床についた。まあ一晩寝れば治るわ程度に考えていたわけで、救急車を呼ぶことなど考えもしなかった。

3/1(日) 寝ていても胸の違和感が解消しなかったので、大事をとって0900J頃まで寝ていたが、さすがに起きて朝食を摂った。朝食後はシャックに行ったが、やはり体がしんどい。一晩寝ても解消しないのは変だと感じ、休日診療所に行って見てもらうことにした。休日診療所に行くのを決意した最大の理由は、(念のために計った)脈拍数が40回/分しかなかったことである。

ちょっと行ってくるわとXに言ったら、連れて行ってやると言われ、Xの車に乗せていってもらった。診察を受けると、心電図に異常が認められたため、休日診療所から車ですぐの大きな病院に紹介状を書いてもらい、一旦帰宅していたXをすぐに呼び、そのまま救急外来を受診した。

ベッドにのせられて簡単な検査受けたら、先生から「心臓の右の動脈が詰まっているから手術&入院が必要」と宣告され、今に至ったわけである。ちなみに検査時の脈拍数は39回/分だったと聞かされた。

やはり50歳を超えたら、色々と異常が出てきてもおかしくない。今後も過去に経験のない体の異変を感じたら、即119番すべきだと強く思った。今回も、初めて兆候が現れた5日前の月曜日に時点で119番していれば、もっと少ないダメージですんだと思われる。

ここまで呼んでいただいた皆様も、過去に経験のない体の異変を感じたら、即119番しましょう。万一死んでしまったらまずは家族を路頭に迷わせることになりますし、周りにも多大な迷惑をかけることになりますし、2度と無線を楽しむことができません。


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7 コメント

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ご無事でなによりでした (JH6QIL/楠本)
2015-03-06 16:21:42
稲葉さん、ご無事でなによりでした。
昨日知りましてあわててBlogを見にきた所でした。
私は医者ではありませんが医療機関に勤務しているので少しはわかりますが、経緯を読むと、マジ危なかったですね、もっと早く病院に行かないと。
でも、そんなのわからないですし。
自分も時々、頭が痛くなったりするので気をつけないとと思います。西日本ハムフェアでお会いできると思ってましたが、また次回。
リハビリ頑張ってください。
驚きました (JA1OVD/岸)
2015-03-06 17:39:51
清水さんからのMLで知りました。
ゆっくり静養してください。
JARTSコンテストまでには復帰出来ますね(笑)。
Unknown (JA3JM)
2015-03-06 17:49:25
大変だったですね。大事に至らなくてよかったです。
こう言う経験を聞かせていただくと大変参考になります。無理は禁物ですね。
お気をつけて十分に養生してください。

              清水
Unknown (ぶいてけ)
2015-03-06 18:43:59
経緯がよく判りました。
貴重な体験談だと思います。
しかし、すごい記憶力ですね。
引き続きお大事に!
びっくりしました (jr9tug/aki)
2015-03-06 22:11:56
出張から帰ってきて、見てみてびっくりしました(PC持って行っていませんでした)
とにかく、命は取り留めたようでなによりです
今シーズンは、無理でしょうがまた行けますように
かくいうワタクシも膝の回復がイマイチですので
御自愛くださいませ
Unknown (kqh)
2015-03-06 22:41:06
これ読むと、高速で意識失うとかなっていても不思議はなかったような感じでゾクッとしました。
スポーツをやっているから大丈夫なんてことは長嶋さんの例もあるし言えないことがよくわかりました。
自分はスポーツマンではありませんが、年はそれなりに取っていますので気をつけなければと思いました。

全快され無理せず長く無線を楽しまれますようお待ちしています。
Unknown (VK3EHG)
2015-03-07 04:28:06
稲葉さん、お元気そうでよかったです。まずはゆっくり静養を…。

私も(ってまだまだYM?!)32歳ですが、過信はいけませんね。異常があればすぐにでも見てもらうよう気を付けます。とはいうものの、こちらの医療制度、またEBの時にお話したいと思いますが、あまりよくないので、なるべくVKでは怪我病気しないように心がけています、Hi。

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