QRZ? JS3CTQ part2

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IC-7300実戦テスト

2016-02-23 | Contest
「おまえは各地で偉そうなことをしゃべっているが、実戦でブツを使ったことがあるのか」、と問われると、実はコンテストではまだ使用したことがない。そこで、先週末のARRL DX CWにて、実戦で使い物になるかどうかをテストしてみた。まあ、こんな記事を書いている訳だから、結論から先に言うと実戦で使い物になったのである。

ただし、現時点では7300にリニアをつないだ免許は受けていないので、7300は受信のみでの使用とし、送信はすでに免許されているIC-7851+IC-PW1で行った。なによりまずは受信部やスコープが実戦で使い物になるかどうかが重要だからだ。

配線は7851のANT OUTから引き出した受信ラインを7300のANTコネクタに接続し、周波数制御は両機のREMOTEジャック同士を単純に接続。スタンバイは、両機のACCのSENDライン同士を接続して、7851が送信状態になると同時に7300を送信状態にして受信部の破壊を防いだ。キーイングラインとエレキーパドルは7851に接続、ヘッドホンはもちろん7300側だ。

サイドトーンがヘッドホンから出ずに7851本体から出てしまうことと、エレキーのスピードを可変する際に7851側のツマミを回さないと行けないことぐらいが、若干使いにくい点だったが、大勢には影響はなかった。

で、モニターは、強力波が林立するローバンドで行った。特にJA局の波もスキップしない80mをメインで運用し、40mにも少し出てみた。ローバンドで使い物になるのなら、上の方は問題ないと考えたからだ。

今回は入賞を狙っているのでなく、モニターが主目的なので、勝ちに行くスタイルではない。弱いW/VE局を呼び終わった後もそのままランニングをモニターし続けて、他のJA局との受信状態の比較を行ったり、JA局のランニングをモニターして、どの程度の離調で周波数がクリアになるかなど、適当にモニターしながら運用したわけである。

その結果、JAの主たるkW局から概ね400Hz離れていれば、影響なく運用ができた。300Hzの離調でも多少の影響はあるがなんとか行ける事が解った。ただし、もともと広がっている局は5~600Hz離調させる必要があった。7300のスコープは分解能が高いので、広がっている局は一目瞭然である。それらの局は自分では広がっていることに気づいていないのだから困ったもんだが。

なお、今回は送信機として使用した7851であれば300~350Hz程度の離調で影響なく運用できるので、当然ながら7851に比べると近接強力波に対する妨害排除能力は劣る。価格が10倍違うのだから、これは致し方ないところ。HF入門機の7300に7851の受信性能を求めてはいけない。よって、「頂点を目指す」というスタイルの運用には、7300では力不足かも知れないが、お気軽参加であわよくば入賞も、程度の運用であれば、7300で十分楽しめると思う。

次にスコープであるが、7300のスコープは7851に匹敵する、スイープスピードと分解能を持っている。表示のダイナミックレンジだけは7851と比べると20dB少ないが、実戦では遜色なく使用できる。今回はセンターモードで±5kHzレンジの表示を多用したが、上下の局との離れ具合など、自局のランニング周波数まわりの混み具合の確認など一目瞭然である。ウォーターフォールは空き周波数の発見に特に威力を発揮した。

また、スコープのノイズフロアレベルも7851同等なので、ものすごく弱い信号でも細い筋が見える。CQからスタンバイした後、耳には何も入感が無くても、スコープに極細い筋が見えたのなら、誰かが呼んできている状況なのである。(おそらくJT65なら-25~-27 dB程度でQSOできるレベル)

もし、これに気づかずにCQを再送してしまえば、相手は「届かない」と思って逃げてしまうが、QRZを送出することで、再度呼んでもらうことができる。今回は実際に数回のQRZの後に運良くQSBで浮かび、QSOにこぎつけた例が数回あった。つまり7300レベルのスコープが無かったら、この得点はゲットできていなかった可能性が高い。

決して欠点という訳ではないが、RIT可変がクリック式のエンコーダー(マルチファンクションダイヤル)だったことが若干使いづらかった。もちろんこれはIC-7000などと同様なので慣れてはいるが、頂点を目指すスタイルでコンテストに参戦するには、やはりRIT専用の(ノンクリック式)エンコーダーが欲しいと感じた。ズレて呼んでくる局が時々いるからねえ。(DSPフィルターの帯域外でもウォーターフォールで見える)

それでは、最後に今回のサマリーを添付します。

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8 コメント

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RIT (A31MM)
2016-02-23 17:25:35
RITのハード的な違和感も、コンテストログからのキーボード操作でRITをコントロールできるようになると言うことないのですがね。これが出来ると無線機に手を伸ばす必要が無くなるのですが、此処だけが残念、でも興味あるので多分使ってみると思います。Hi
Re: RIT (JS3CTQ)
2016-02-23 17:51:34
MM局、こんにちは。
RITはキーボードから可変できるようになっても、当局は、やはりロータリーエンコーダーがいいな。それも、さっと好みにトーンにぴたり合わせられるような、軽いタッチのエンコーダーが。
ところで、今年の西ハムではさすがにお会いできませんよね。(昨年は入院の身で行けなかったので、今年は行きます)
欲しくなりました (qnm)
2016-02-23 21:35:44
FBなレポートありがとうございます。
いやー欲しくなりました。
巷では上位機種にも期待しているようです。
しかし、FTDX3000のスコープはチョットなー。
Re: 欲しくなりました (JS3CTQ)
2016-02-23 23:39:34
こんばんは。
1点を争ってトップを目指すQNM局には、やっぱ7851でないとご納得いただけないかと。
西ハム (A31MM)
2016-02-24 06:54:54
残念ながら、今年は参加レポートをネットで見るだけの楽しみです。楽しまれてきてください。8月のハムフェアーは調整中です。何かコンパクトな奴を持ち帰りたいので
Unknown (JG0LGQ@職場)
2016-02-24 09:43:57
職場にて研究用に買えとトップ命令が出ていましたので
発売とほぼ同時に入手して電源を入れる事なく速攻で蓋を開けました (笑)

回路図も見ましたけどホントに
アナログチックな部分がPAとATUしかない... (´・ω・`)
職場のハード屋さんというかOMさんも同じ事を言っていました

ちなみに蓋が開いた状態でWPX RTTYを冷やかし程度に
職場コールでのぞいていたとかいなかったとか (汗)
Re: 西ハム (JS3CTQ)
2016-02-24 21:49:53
MM局、了解しました。
さすがにトンガからは遠いですからねえ。
次回は8月に有明でお会いしましょう。
Re: (JS3CTQ)
2016-02-24 21:52:30
LGQ局、ご無沙汰してます。
電源を入れるより先に開腹しましたか。さすがです。
そういえば、今年は大糸線方面にはまだ一度も行っていないなあ。

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