風になって

大好きな風になって日本だけでなく世界各国にも行って見たい。大好きな風になっていろんな人に出会ってみたいのです。

朝霧になって (今日の写真 290 利尻 ・鴛泊港)

2007年07月20日 | 旅の記
早朝に出会った利尻の港は 
朝霧に埋もれた幻想的なものでした。
風にはなれませんでしたが、
朝霧になって見知らぬ国に行ったようでした。

その朝、利尻の鴛泊港から稚内に戻ることになっていました。
ホテルの近くに写真家のギヤラリーがあって、5時から開いていると
聞いていたからでしょうか、、いつになく早く目がさめました。
早速、そのまま外へ。
まだ港は霧の中にあり、静まりかえっていました。


風もなく、人影もなく、海は鏡のようでした。




ここはどうやら、裏道に通ずるトンネルのようです。




浜に引き上げられている小船の姿が港だと知らせてくれます。





朽ち落ちそうな木造、その上のほうに見えている白い建物がギャラリーでした。



ギャラリーで写真を拝見し、おいしいコーヒーを飲んで帰るころには
霧も少し晴れてきて・・・・








ホテルの正面には あの利尻富士が美しい姿を現し、聳え立っていました。

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利尻の可憐な花々 その1(今日の写真 利尻の花 289)

2007年07月11日 | 旅の記
やっと利尻の花々のアップです。
折角名前を付したのに、xxxソウのウしか残っていなくてやり直したので
すっかり時間がかかってしまいました。
匙を投げ出しそうでしたが、花の可憐さが何とか頑張らせてくれました。

利尻島で見かけたけれど、きっと礼文でも咲いていた花もあることでしょう。
もう1ヶ月以上経ちましたが、
目の前に揺れ咲いていた花々、海の霧にぬれていた花々が
浮かんできます。
この印象の強さはどうしてなのでしょう。


チシマフウロ 千島風露




シコタンソウ 色丹草




エゾルリソウ 蝦夷瑠璃草




チシマキンレイカ 千島金嶺花



イワヒゲ 岩髭




ミヤマキンポウゲ 深山金鳳花
この花を最初に見たのは、モンゴルの高原でした。
珍しくて興奮して写真を撮ったことを思い出します。
それがこの利尻でも咲いていました。
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手をかしてください (今日の写真 297やまほろし)

2007年07月08日 | 随想
[手をかしてください」彼女はちょっと弱弱しいけれど、はっきりとそう言われました。
その女性は 最近 母のベットの向かい側に入院したのです。
弱弱しい感じがするのは、ほっそりとしてるせいだけではないようでした。
でも母とは違って、お話が出来るのでした。
私は側にいって、その言葉のままに彼女の手を包むように握り締めました。
手をかすという意味は違っていたかもしれませんが、そうするほか思いつきませんでしたから。
目をとじた彼女の目から、涙が一筋流れて見えました。
母が痰が絡んだように咳き込んだので「ちょっとごめんなさい、また後で」と側を離れて母のところに戻りました。

「おいくつですか?」
「大正9年6月・・日」としっか答えられます。
母と同じ年でした。
母がそんなふうに返事していたのは3年くらい前・・・・。
どうやら足を骨折して、治療半ばでの転院のようです。
彼女の胸には心電図計がついていました。
こんな状態での転院??? 

私の母もこんな風に側の人に頼んだのかしら。
そう思いながら帰り着いた庭では薄紫のヤマホロシの花が
降り始めの雨に揺れていました。
やがて、白くなっていくのです、この花びらは。








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季節めぐり 春 (今日の写真 296 春の花々)

2007年07月04日 | 季節とともに

埼玉の新座市にある古刹の一隅で見つけた春の光景。 
紫はななは距離があってなかなか近づけませんでしたが
やっとの思いで見つけたポイントから映しこむことができました。




同じお寺で。
見上げたもみじの新緑は光に透けて心惹かれる美しさでした。




夕方の李の花 
我が家に庭に咲きました。
私が李に抱くイメージは幽玄でしたが、
その想いそのままに撮れてうれしい一枚になりました。



旅先でふと撮った馬酔木の花。
雨の直後 何気なく撮ったのですが、
雫をまとった馬酔木の花は意外と奥行きがありました。




同じく雨の直後の日本桜草、水滴がみずみずしくて、
いい雰囲気を作ってくれました。


これらの写真は、私が入っている写真サークルの写真展に出したものです。
病院通いであまり写真が撮れなかったため、
直前に滑り込みセーフで間に合った写真ばかり。
親切な仲間たちのおかげで、
いつも滑り込みセーフをしながら 続けることが出来ています。
感謝、感謝です。


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雨降りしきるまで(今日の写真 295 紫陽花)

2007年07月03日 | 随想















ふと思い立ってあなたのところを訪ねる気になったのは
あの時のあなたの顔があまりに暗くて病的に見えたから。
あれから3ヶ月、どうしているかしらと寄ってみたのです。

あの頃よりは生気が感じられる顔つきであなたは出てきました。
降りだした雨を気遣って、玄関先に招きいれられ、
それから延々と話は続きました。30分、いえ一時間近く。

名古屋に別れてすむ母親の介護のことでした。名古屋に住む弟さんと2人での介護。
6月にはいってからは、長く病院にいて、時々東京に帰ってくるのだとか。
食欲が急速に低下して介護施設から病院へ、転院。
胃瘻(いろうー胃に穴を開け流動食を摂ります)による食事か、
末端の静脈からの点滴の2者択一を求められたとのことでした。
後は本人の生命力次第と言われた後者を選択したことへの悩みと不安。
私の母が、胃瘻(いろう)で4年ほどベットにあることを聞いていっそう募ったらしい疑問。

選択を迫られる家族に、医者は癌の末期治療の選択になぞらえたようですが
本当に同じでしょうか、
高齢者の場合、本人ではなく家族が選択させられるのです。
高齢者の終末の医療・介護のあり方に社会的コンセンサスはあるのでしょうか。

何よりも病院を3ヶ月単位でたらい回しなる高齢者。
劇的に減らされる介護型病棟。
社会的な介護のシステムはどこで機能しているのでしょうか。

行きつ戻りつの会話の中で降り始めた雨は 紫陽花の上ですっかり大きな雫になっていたのでした。


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弦をはじくような音

2007年07月02日 | 随想

 
 朝が大の苦手だった私。
ひょんなことから、朝が早起きになりました。
といってもまだ体は早起きに慣れきってなくて、
すっかり快調というわけにはいきませんが。

最近、起きがけにコップいっぱいの水と共に服用し、
その後30分は横になってはいけないという薬をのみ始めました。
その30分を過ごすために庭を眺めたり、パソコンに向かったり。

そんな私の耳に一本の弦をはじくような音が聞こえてきました。
2度3度。音の行方を追ってみたら、
離れのアンテナの上に 2羽の鳩。その片方が発しているようでした。
無意識のうちにカメラを構えましたが、時すでに遅し。
2羽、ともども飛び去って、帰ってきたのは1羽だけ。
想い叶わず、舞い戻ったように見えました。
残念だったね~、君。そんな声をかけながら。
今でもあの不思議な音が耳に残っています。

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