世界変動展望

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シュールな絵

2012-09-21 23:13:30 | 絵画

シュールとはシュールレアリスムのこと。非日常的、超現実的な様をいう。代表的なシュールな絵はサルバドール・ダリの記憶の固執だろう。

図1 記憶の固執 [1]

時計が溶けたように描かれている。こんなことは現実ではあり得ない。それがシュールということ。これは記憶の中の無秩序な世界を描いたものだからこんな様に描かれた。私は原画を見たことがあり、結構小さい絵だ。ニューヨーク近代美術館(MoMA)が所蔵している。

世間ではシュールを「理解不可能な」「奇抜な」「難解な」というような意味で使うことがあるが、正しくは非日常的、超現実的という意味。例えば「シュールなギャグ」なんていう言葉を聞くが、本来の意味とは違った意味で使われている。シュールとは本来は[1]のような様をいう。

そのうちシュールも本来と異なる意味が定着するだろう。そういうのはあまり好きではない。

参考
[1]サルバドール・ダリ(1904~1988)作、記憶の固執