永らく多くの人が、環境問題や格差社会やあるべき経済システム像の迷走や草の根民主主義の形骸化などの、21世紀を迎え新たな人類の課題であるグローバル経済の問題などに悩まされてきました。
しかし、この度日本にも、市民を中心に、新たな政治勢力が生まれ、しがらみのない市民発の抜本的な解決案を持った新たな政治勢力「緑の党」(仮)が、7月28日に生まれます。
私は大学時代に環境問題に関する勉強をしてから、現在社会がいかにいびつで問題が多いか気がつき、そういったことへの解決の活動を始め、卒論では、「環境運動の環境政策の変遷」という内容でまとめました。
そこで見えてきたことは、「人類の歴史は、古代中国、アンデス、モヤイ島など例を挙げれば切がないほど、人類のエゴイズム的な行為で自然が破壊されて、そのことへの警鐘は常に鳴らされてきたのに、そこでなかなか変われずに、その文明は滅んでいく」ということの共通性です。現代はそれが世界規模で行われている時代です。
歴史学者のトインビーは、「人類の歴史は新たな問題と、それへの解決行動の繰り返しである」と言っています。
17世紀に産業革命を起こし、その弊害からマルクス、また大不況の恐怖からケインズ、大きい政府の英国病などからハイエク、さらに深まってフリードマンと、常に変革が図られてきましたが、90,00年代とフリードマン的経済政策の新自由主義が闊歩して、グローバル企業は儲かっても、国民や地方はぼろぼろになり、民主党の第三の道など修正主義的な改革されてきましたが、しがらみに縛られていて、なかなか改革が進まず、ここに来て市場原理や保守勢力が盛り返し、時代は混迷を深めています。
私が言いたいのは、いくら経済が栄えても、環境がボロボロなら人類は生きていけないという現実を直視して、そこから社会や経済を作る視点に転換を図るべきだということです。
そういう視点に立った理念を持つ緑の党の結成イベントが7月28日、29日には開かれます。
イベント詳細
また今夜7月18日(水)緑の党とNPO法人で環境文明21という団体が政策交換会を行います。この環境文明21は代表が加藤三郎さんといい、70年代の公害問題が深刻化していた時に、環境省の官僚として環境政策の立案に関わってきた人で、退官後は、NPOを作り、環境教育法の制定などへの政策提言を重ね、いろいろ実現化されてきた方です。
NPO法人環境文明21
場所は中央大学 御茶ノ水駅近くの駿河台記念館3階310教室 18時から
無料です。参加希望の方は環境文明21(03-5483-8455)までご連絡ください。
非常に示唆深い内容になると思います。
よろしくお願いします。
私も上記のイベントには参加します。当日会場でお会いできたら幸いです。