エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

いろいろな救済のイノベーションのあり方について。

2017-04-09 17:23:09 | 生き方

私は今は無神論者の合理主義者ながら、実は個人的な趣味で、日本や世界の新興宗教などの思想や活動などの試行錯誤の変遷のプロセスの研究をすることがかなり好きです。

今日もリラックスしようといろいろ本を読んでいたら、以前に神保町の古本街で見つけた「世界 謎の宗教団体」という30年前位に出た歴史読本の特集号を、かなり読み耽ってしまいました。

創価学会、幸福の科学、立正佼成会、霊友会、大本教などの日本の新宗教をはじめ、中国で広まってきた一貫道、ボブマーレーなどのレゲエ音楽で有名な南米のラスタファリズム、東南アジアで浸透している徳教、アフリカ大陸のバハーイー教やブードゥー教など紹介されていました。

人類流転の歴史で普遍的な悩み、貧病争や生病老死などや、帝国主義の暴力や差別で虐げられて、資本主義で辺境や劣位に追いやられてきた人々の苦しみや怒り、物質的な豊かさの中で精神的な虚しさや、生きる意味への渇望など、すごく魂に響く内容で勉強になりました。

私自身もその様な苦しみや悩みを多かれ少なかれ抱えてきて、ただ私は現在は神や仏を信じていない合理主義を物事の見方で重視する人間です。

また現代社会なら、以前に宗教に救いを求めてもなかなか変われなかった私の体験からもこう思います。
救済は必ずしも宗教や祈りでなくても、心理学やレジリエンスや自己啓発で、幸せになることはポジティブ心理学などの幸福学で、理想や生き方や倫理や平和は、神や仏という非合理ではない、論語や安岡正篤などの東洋思想の様なあり方で、伝えていく方が妥当ではないかと思います。

私が現状にある意味で理想を追うというより現実的な意味では、もっとも腑に落ちるあるべき存在かと思う師匠の松下幸之助は「適材適所」が重要と言いました。
また私が今日同じく読んだ「日本の創業者」という三井や安田や三菱の近世、近代での財閥形成の歴史にはあまり面白みが感じられませんでした。

むしろ私は教祖とかそういう者ではなく、こういう民衆救済や現実的な理想追求の方が適性があるのではないかと、個人的な感慨としては思いました。
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