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転載: ケムトレイルについて  

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  はてなブログが消された?あーそうですか。では、ココログで。  2019年9月11日 (水)

 

ケムトレイルについて      作成日時 : 2009/04/11 13:10   

 

 

 

 

 

ケムトレイルについて

私が、今までケムトレイルに一切触れなかった理由を一応説明しておきたいと思います。

巷にケムトレイル被害を訴える人は多い。空中散布された薬物や病原菌のおかげで肺炎や気管支炎になったという。車のボディーに黄土色のちりが積もった。ケムトレイルだ!そういった話を聞くたびに、首を傾げてきた。まず、高空でそれらの物質を散布したところで、果たして地上に重大な影響を与えうるのか?「空中散布」といえば、731部隊である。彼らは、まず、ペスト菌などを中国本土の上空で航空機から散布して疫病を蔓延させられるかどうかを研究した。駄目だった。地上に近いところで直接ばら撒く必要性を認めた。そこで、爆弾に病原菌を搭載して投下した。着地の衝撃と爆発で病原菌は死滅した。そこで、陶器に病原菌をいれ投下して、着地時容器を壊すことでばら撒こうとした。成功した。だが、実際に住民が発病したのは、2年後だった。どぶなどで生き残った病原菌が、後日、人体に入って発病させたと思われる。つまり、兵器としては使い物にならなかった。

「大気中に病原菌を散布して、集団発病させる」という手口は、当然、ありうる話だ。だが、高空から限定された量をばら撒いて、果たして人間を発病させることが可能なのか?経口感染する類の病原菌ならば、ケムトレイルの下で大きく口を開けて待っていたところで、地上に落ちてくるまでの間に拡散して、密度が極端に薄くなっているものを、果たしてうまく、発病するだけの個体数を口腔でキャッチできるものか?

航空機は勝手気ままにあちこち飛び回れるわけではない。飛行許可だの航路だの訓練空域だの、さまざまな制限がある。であれば、米軍機などが飛び回る訓練空域で、ケムトレイル被害が甚大だといった事実はあるのか?その辺りの合理的な考察が見当たらない。それとも、1万メーターの高空を飛ぶJALや全日空の旅客機が軒並み有害物質を積んで散布しているというのか?それならば、航路の下の住民が次々と発病するはずだ。JALやANAもグルなのか?考えにくい。

地表に積もった黄土色のチリが航空機からばら撒かれたものだという。それが事実ならば、膨大な量の物質を航空機に搭載して散布しなければならない。それこそ爆弾搭載量25トンのB52爆撃機の大編隊を低空で飛ばして、反復投下でもしなければ、「辺り一帯を被う」ことなど出来ない。浅間山の噴火による火山灰や中国から飛んでくる黄砂ではないのか?その可能性を考えてみたことがあるのか?

特定の病原菌が特定の地域にばら撒かれたのであるなら、その地域で、同じ疾病が集団発生するはずだ。その実例は報告されているのか?集団罹患の事実があれば、医療関係者や住民が騒ぎ出すはずだが。

病原菌を散布する目的は何か?病人を増やして薬を売り、病院を儲けさせるためか?それで得られる利益と散布に必要なコストを考えたとき、ペイするのか疑問だ。だれが、音頭をとってそんな蛮行をやっているのか?ユダ金がやっている?なにを目的に?病院や製薬会社が結託してやらせている?まさか。

航空機が飛行すれば、飛行機雲が形成される。燃料に含まれる水分や翼が作り出す水分もまた雲となる。その飛行機雲とケムトレイルの分別の方法が定かではない。また、飛行機雲に近似した自然の雲もあるという。さらには、普通の雲を航空機が通過すると筋状の異型の雲が形成されるという。果たして、ケムトレイルによる雲の定義などあるのか?

だが、私は、生物化学兵器としてのケムトレイルの存在を完全否定するわけではない。研究はされていると思う。特殊な繊維をつかって、病原菌を生存させたままで投下し、人体と接触させる手法もあるらしい。だが、毎日の「ケムトレイル報告」が、事実と合致しているかどうかは疑わしく思う。空を見上げるたびに「あれは、ケムトレイルだ!」と必ず言う。しかし、根拠も傍証も示されない。それでは、人は納得しない。「またその話か」と、辟易する。ケムトレイルという、よく分からない話を真相追及活動の中核に据えたとすれば、益よりも害のほうが大きい。

自分の体調不良の原因が分からずに、ケムトレイルに外的原因を求めている人たちが少数だがいるように思う。だが、安易な結びつけを、私は好まない。「リチャード・コシミズの言説を読み出したら、集団ストーカーされるようになった。創価に違いない!」「創価のほのめかし、電磁波攻撃」といった断定と同じロジックの匂いがする。(勿論、創価に攻撃される謂れのある人たちは別問題である。)

雨を降らせるための薬剤散布や森林火災鎮火のための消火放水、農薬散布といった映像が、ケムトレイルと混同されて紹介されている例もある。これらがミスリードしているのではないかという危惧もある。

具体的に、どの類の航空機が、どの空域で、どのような方法でケムトレイルを行っているのか、その結果どんな被害が報告されているのか....そういった精査分析が、関心をもつ人たちの間でなされるのを期待してきた。だが、「今日は、こんなケムトレイルが」といった報告談以外、ほとんど見当たらない。それでは、ケムトレイルについていくら書き込んでもらってもあまり意味はないと感じていた。掲示板のほうで、ケムトレイル・スレッドが管理者によって倉庫入り処分されたようだ。それに反発する人もいるようだ。たしかに、なんら説明を加えずに倉庫入りとしたのは、いささか、独断専行の気味があるが、進展がなければ、スレッドが消えるのは致し方ないことだ。(ケムトレイルを唱えるブログ主催者たちの一部に私が信用を置いていない人が含まれているという点もあるのだけれど。)

私は、独立党を「なんでもかんでも陰謀と見る殿堂」にはしたくないのです。よくわからないことを「事実」と看做して語るのは、避けたいのです。ある程度事実が見えてきたら、取り上げればよいと考えます。

リチャード・コシミズでした。

 

 

 

 

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