~ 風の伝説 ~

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“最初の一人”に...

2006-06-26 | Words & Story
自分が“最初の一人”になってみる

手にロウソクの火を照らしてみると、灯りのほうを向いている側は明るく、手の裏のほうは暗い。どちらも手であるのに、灯りが当たっているか否かで、明暗が分かれます。

この世も同じで、明暗、苦楽は表裏一体です。自らの人生を明るくしたければ、明るい気持ちで、明るいほうを向いて歩き続ければよいのです。

ところが、人間の心には善心と悪心とがあり、煩悩とか欲望という悪心の殻が善心を被い隠しています。この煩悩とか欲望の殻を被ると、自然と人間の本性である善心=忘己利他(「己を忘れて他を利するは、慈悲の心なり」伝教大師最澄)の心が表れてくるのです。

難しい話はおいても、不平・不満・愚痴を言うことはやめて、常にプラスの気を発散して明るく生きることです。

いかに暗い世の中でろうとも、まず自らが1本のロウソクとなれば、すくなくとも自分の周りは明るくすることができます。その火を次々と隣人の人に移していけば、この世は次第に明るくなってきます。他のせいにせず、まず自分が一隅を照らす努力をすることが大切だと思います。自分が最初の一人になることです。

参考資料:「いい話」のおすそわけ 三笠書房より 引用