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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第44景 「日本橋通一丁目略図」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景を訪ねて
第44景 「日本橋通一丁目略図」



右側の店は、呉服商の「白木屋」、蕎麦屋の「東喬庵(とうきょうあん)」が順に描かれています。

作品の中央に描かれている、人物達は、大道芸住吉踊りの一行です。一行の後には、三味線を弾いて流し歩く女太夫が続いています。

道の右端には、真桑瓜(まくわうり)の露天商、蕎麦の出前持ちが描かれています。

道の中央には日本橋方面へあるく子女たちが描かれています。


日本橋通一丁目


江戸時代、日本橋通りと呼ばれた通りは、東海道の出発点となる大通りで、大商人や問屋の集まる城下の中心地でした。


白木屋
(しろきや)


東京都中央区日本橋一丁目にあった江戸三大呉服商のひとつ。日本の百貨店の先駆的存在のひとつです。

初代大村彦太郎が、慶安年間に京都の寺の内に材木商として白木屋を開いたのが始まりです。


住吉踊り
(すみよしおどり)


大阪の住吉大社の御田植神事に行われる住吉の御田植えの踊りです。

戦国時代の頃から住吉神宮寺の僧が京阪の各町村を廻って観進したことから有名となり、江戸時代には、乞食坊主の願人坊主(がんにんぼうず)らが大道芸として全国に流布しました。



描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。




日本橋交差点にて撮影してみました。



最後に

かつて、江戸時代に白木屋があった場所は、現在、コレド日本橋が建っています。


街の形相は変わってしまいましたが、今もなお、オシャレを求め、人々が訪れるのは変わっていないようです。





参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅

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