リートリンの覚書

天皇とは? 天皇陛下と稲作


天皇陛下と稲作


昭和天皇は、昭和2年、
赤坂離宮内に区画された水田で
田植えと稲刈りを始められました。

昭和天皇の側近が、
陛下に農作業の実際を
知っていただきたいという気持ちから
おすすめしたといわれています。

昭和4年からは
皇居内の生物学研究所脇に水田が設けられ、
稲作を続けられました。

平成になり、
上皇陛下は昭和天皇からの
稲作を引き継がれました。

昭和天皇が田植から行われたのに対し、
農家で実際に行うように、
種籾を播くことから始められました。



2011年には、
皇居内生物学研究所脇の水田は、
うるち米「ニホンマサリ」、
もち米「マンゲツモチ」の2種類が
合計238㎡作付けされました。

上皇陛下は、
水田の脇にある畑でも
陸稲と粟の手播きと刈り取りを行われ、

お手播き、お田植え、
お稲刈りの行事以外でも
しばしば稲の成長具合を
御覧になられていたそうです。

稲は基本的には無農薬で栽培され、
日常の管理は宮内庁庭園課が
担当されているそうです。

毎日の見回りをはじめ、
生育の状況に合わせ、
施肥、除草、防鳥網の設置が行われています。


昭和天皇が始められた稲作は
令和になっても受け継がれています。


お手播きの様子

令和2年5月25日


天皇陛下は、
皇居内の生物研究所脇の水田で
田植えをされました。

稲は4月に陛下自らが播いた種籾を
栽培したもので、
うるち米のニホンマサリと、
もち米のマンゲツモチの苗
合計20株を植えました。

陛下は長袖にシャツ、紺色のズボンに、
黒の長靴姿。

苗をひとつずつ素手で植えられました。

米の収穫は9月下旬の見通しで、
新嘗祭(にいなめさい)などに
供えられるそうです。

昨年の稲刈り

新嘗祭は、
11月23日に行われる儀式です。

11月23日夜、
6時から8時までの夕(よい)の儀と

11時から翌1時までの
暁の儀が執り行われます。

宮中三殿西の神嘉殿で
米・粟などの神饌を
天皇みずから神々に供え、
神恩に感謝した後、
陛下も召し上がります。

合計約4時間、正座で奉仕される儀式です。

上皇陛下は儀式が滞りなく行えるように、
テレビを見る際など
普段の生活で正座をし
鍛えていらっしゃったとか。


感想

天皇陛下の稲作。

いつから行われていたのか
知らなかったのですが、
昭和天皇が始めたことだったのですね。

きっかけは、
側近たちが農作業の実態を
陛下に知ってもらうために
オススメしたとは。

なんか当時の側近たちは
国民の気持ちを知ってもらうために
色々とやっていたのですね。

元首自ら農作業とは、
農家の皆さんの心の支えに
なったのでは無いでしょうか。

陛下自ら稲作をされているニュース。
何だか、写真を見ていますと、
ほっこりしますね😌

ニュースを見た海外の方々からも
絶賛の声が上がっています。

素晴らしい伝統だと思います。
今後も続けていただきたいものです。

さて、本日はこれで。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

写真は宮内庁ホームページより出典

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