情報機関紙「月刊やきにく」の人気コーナー「やきにく大好きトーク」
★=今月のゲストは、、、、 。
本文の詳細は情報誌「月刊やきにく」をご購読下さい。>>詳細
http://www.yakiniku.or.jp/sho/book_talk_index.html
やきにく大好きトーク
最終回でチャングムを 助けなかったら、
永遠に悪役と思われたかも(笑)。
俳優 李 京源さん
い・きょんうぉん
1964年、ソウル生まれ。『宮廷女官 チャングムの誓い』、『冬のソナタ』、『夏の香り』、『オールイン』などドラマ出演多数。「大長今テーマパーク」ではシンボルキャラクターを務めた。著書に『宮廷女官 チャングムの誓いのすべて』(幻冬舎)がある。
日本語ファンサイト
http://lee-kyungwon.com/
大ヒットドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』で、高潔で忠誠心の篤い官吏をみごとに演じた李京源さん(43歳)。
韓国の視聴者が「あの世の獅子」(死神のこと)と愛称をつけたクールで個性的な演技で日本でもファンを獲得。 たびたび来日、日本のファンと交流を深めている親日派です。 流暢な日本語で、『チャングム』撮影秘話や下積み時代のこと、そして韓国焼肉情報を教えてくれました。
独学で日本語をマスター
――アンニョンハセヨ。ここから先は日本語でもいいですか?(笑)。
李 アンニョンハセヨを知ってるなら充分ですよ(笑)。この挨拶が日本で通じるようになって、うれしいですよ。
日本のイベントではいつも「ヨロブン(みなさん)、アンニョンハセヨ」って挨拶するんですが、みなさんが「アンニョンハセヨ!」って答えてくれるから感激します。
主演女優が怖がった名演技
――『チャングム』での好演には日本の視聴者も強烈な印象を受けました。
李 私が演じたのは、宮中で王様を護る内侍(ねし)という官職です。
王様の財産を管理したり、料理を監督したり、いろんな役割を果たした重要なポストなんですよ。
イ・ビョンフン監督が私に注文したのは「これは秘密警察のような役ですから、笑顔はダメ。無表情で声は低く。走るときも足音をたてずに」という、忍者みたいな。いやー、難しかったです(笑)。
―回を追うごとに、敵役ではなく職務に忠実な公正な人だとわかってきました。
李 最初は韓国でも「チャングムをいじめるな!」って、インターネットにものすごい書き込みがあったんですよ(笑)。
最終回ではチャングムを助けるから、「いい人だったんだ」とわかってもらえたんですが、あれがなかったら私、永遠に悪役だったんじゃないかと(笑)。
――焼肉店のオーナーやスタッフには『チャングム』ファンが多いんですよ。
李 うれしいですね。焼肉屋さんにはぜひ、見てほしいドラマですよ。
チャングムが、持病のある明国の使者に「料理をする者は食べる人の健康を考えなければいけない。美味しいご馳走が身体に良くないこともあるのです」と言って野菜料理ばかり出すシーンがあったでしょう。
あれが料理を作る人の精神ですよ。焼肉屋さんも同じ精神でお店をやったらいいと思います。
韓国と日本の架け橋に
――日本にはファンサイトがありますし、日本でのイベント出演も多くて、日本で精力的に活動されていますね。
李 日本の方が『チャングム』の小さい役だった私に注目して、応援してくれたからです。本当にありがたいです。
もっと日本語を勉強して、日本のドラマや映画で在日韓国人の役とかをやれたらいいですね。それが日本のファンの方々への恩返しにもなると思いますし。
じつは、私自身はソウル生まれですが、私の祖母は日本人なんですよ。母は6歳まで大阪で育ったんです。
――そうなんですか!
李 私も去年まで知らなかったんですが、子どもの頃から日本に憧れていたのは、4分の1、日本人の血が流れているからなんだと納得がいきました。
前よりもっともっと日本に関心があります。韓国と日本の架け橋みたいな役割になりたいと思うようになりました。できれば日本の女性と結婚して、日本に住みたいですよ。
――え、独身ですか?
李 「今は」独身です。最近、独身に戻りました(笑)。
――しっかり書いておきます(笑)。今日はありがとうございました。
■今後の来日予定
10月20日(土)日韓市民交流マダン(横浜市・三ッ池公園11時~)に出演
10月28日(日)ワンコリアフェスティバル2007 (大阪城公園 11時~17時)に出演
<詳しくはココへアクセス>
http://www.yakiniku.or.jp/sho/book_talk_index.html