2007年12月にALTERより発売されたKOS-MOS Ver.4のレビューです。
出典はXenosagaⅢ[ツァラトゥストラはかく語りき]より。
ゲームはやったことありませんが、KOS-MOS自体は他にも商品化されているのでキャラクターとしては知ってはいたりします。
不名誉な物では邪神なんてのもありましたっけ・・・。
で、今回のALTER版ですが、KOS-MOSの決定版と言って差し支えのない完成度。
このクオリティなら¥7,140は決して高くないです。
以下詳細です。
パッケージ。
このまま飾れるクリア仕様。
箱としての強度は落ちますが、個人的には大歓迎。
ガトリングガン装備での立体化。
戦場の風を受けて佇むイメージでしょうか。
ポーズとしてはあまり特筆すべきものはありませんが、全体に散りばめられた情報の密度が異常なまでに高いのが特徴。
もう、ここまでやるか!ってくらい作りこまれています。
このカッコ良さに惚れました。
しかし、情報は過剰な訳でもなくちゃんとまとまっているのが更に凄いところ。
どこから見てもスキの無い作りで、シンプルなポーズながらもかなり立体栄えします。
後方に広がる髪がいい表情付けになっています。
少し俯き加減なので、視線はやや下向き。
クリアの髪と、パール調の白と、光沢のある金色が上手く調和しています。
顔の造形も見事。
髪はクリア整形で、透明感が上手く生かされているんじゃないかと。
額中央の緑色の部分もクリアパーツです。
バストアップだけでもこの情報密度。
どんだけのパーツ数なんだよ。
後方に流れるように広がる髪が素敵です。
これがクリア素材じゃなかった場合ってのがちょっと想像つかないかも。
こんな細かいところにもしっかりと文字が。
バストの一部が露出している素敵コスチューム。
ボリュームも中々のもの。
服の皺もお見事です。
手首。
ガトリングガンは着脱不可。
背中のディティールも抜かりなく。
紫色の部分も金属っぽい光沢がよく再現されています。
てかフツーに尻見えてるし・・・。
太もも、腰周りもこの通り。
どこを切り取って見ても凄いなぁ。
裾が短いので前も後ろもよく見えます。
これは良い太もも。
脚は自然体ながらも力強さを感じます。
ラインも非常に綺麗です。
こんなところまで作りこまれてます。
ベースには足裏にダボを差し込むだけなで、固定には強度面で少し不安が残ります。
もう少しがっちり固定してくれた方が安心できるんですが。
もしくはダボを深くするとか。
繊細なKOS-MOSとは対照的に、無骨で巨大なガトリングガン。
強度保持のためか、着脱不可なのが残念。
これもとんでもなく作りが細かいです。
この辺はもう少し金属感のある塗装をして欲しかったところ。
いや、作り込み過ぎだって。
ベースはALTERにしては凝ってます。
シンプルながらKOS-MOSのイメージに合っている気がします。
コンボイと。
大きさ自体は標準的なサイズなのですが、情報密度が高いためか大きく見えます。
まとめ
こいつは強力すぎる・・・。
圧倒的なまでの作り込みと効果的に使用されたクリア素材、質感が上手く表現された塗装など見どころ満載。
それらがバランス良く見事にまとめられています。
ここまでやるか!という凄まじいクオリティ。
1/8としては割高ですが、これなら納得。
発表当初は1/8で7kオーバーか!と思ってたんですが、こんなもん見せ付けられたら文句の付けようもありません。
個人的には2007年に発売されたフィギュアで最も完成度が高いと感じました。
文句の付け所がありません。
これがALTERの本気か。
これのせいでT-elosも予約しちゃいましたし・・・。
早く欲しいなぁ。
以上、KOS-MOS Ver.4でした。