なんとなく、テキトーに。

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フィギュアのイノベーション

2007-12-03 17:49:12 | 模型関連
現在、大学院の講義で技術経営特論なるものを履修しているのですが、これがかなり面白い。
内容としては特許がどうとかイノベーションがどうとか。
経営とかの話なので、学部時代にはこういうものを学ぶ機会がなかったので尚更。
半分くらいは技術史として楽しんでますけど。

で、講義の内容はどれもこれも興味深い話題なのですが、特に聞いていて面白いのがイノベーションの話題。
製品イノベーションだとか、工程イノベーションだとか、破壊的イノベーションだとか、ドミナントデザインだとか。
ま、その手の分野では当たり前の話題なのでしょうが、自分としては大変興味い話題ばかり。


で、これら全てをホビー(フィギュア)業界の話題に置き換えて考えてみるとどうなるのか?
特に、レジンキットからPVC完成品への遷移に関しては色々と当てはまるのではないかと。

最初にレジンキットがあって、その後、レジンキットの完成品が登場しました。
その後PVC完成品が登場し、フィギュアのキットはほとんど販売されなくなりました。
今や一部のメーカーや、イベントで売られるのみです。

ここで、
・PVC完成品の登場は製品イノベーションによるものでは?
・PVC完成品の登場はレジンキットに対する破壊的イノベーションと言えるのか?
・PVC完成品のドミナントデザインは壽屋のPiaキャロ3シリーズか?MAXの霞か?それともまったく別のものか?

とかそんな感じのことを考えながら講義を聴いていたらかなり面白くて。

とはいっても、自分自身キャラクターフィギュアについては大して知っている訳ではないので大した考察が出来ないのが残念。
何より授業で齧っただけの知識ですし。
そんなことを考えながら講義を聴いているとは講師の方も思うまい。

でも、真面目にそういう話題を聴いてみたい気がする。
消費者として色々と先行きが不安な業界なだけに尚更。

そういう視点でフィギュアを見る楽しみをくれたこの講義には感謝してます。
単位を貰えればもっと感謝ですが。
この本読んでもう少し勉強してみようかなぁ。

※ 授業で齧った程度の知識を元に憶測で書いているので、、間違い、勘違い等ありましたらスイマセン。