WAVEより発売されている続・使徒XX A-15 アラエル-XXです。
発売は2007年1月。定価は￥2980。
シリーズとしては使徒XXの時点で知ってはいましたが、全く興味はありませんでした。
コンセプトはなんかしょーもないし、出来上がったモノは更にしょーもないし。
ってことで完全にスルーしてたんですが、ちょっとコイツだけは気になったので購入。
ぶっちゃけ、クリア素材使ってなかったら絶対買ってないです。
それ以外にも、シリーズ中これだけ素立ちじゃなかったり、原型が結の人だったりと理由はあるんですが、やっぱクリア素材であることによる造形的な魅力が一番のキーポイントかな。
以下詳細です。
全身
アラエルを綾波ベースでアレンジしたらこうなりました・・・ってことでいいんでしょうか。
特徴としてはクリア素材を使用したボディと、体を貫通しているロンギヌスの槍ですかね。
全高約15cm（台座含む）と結構小柄です。
個人的にはもう少し大きい方が嬉しかった・・・。
横から見るとはっきりと貫通しているのがわかるかと。
造形・塗装などに関してはやや不満アリ。
作りが少しチープで、まるでワンコインフィギュア。
頭の分割線あたりにやる気のなさを感じます。
また、肌色も成形色なのも残念なところ。せめて塗装して欲しかった。
全体を離れて見る分には何ら問題は有りませんが。
羽、手足はクリア素材＋塗装。
このフィギュアの大きな特徴かと。
こーゆうの結構好きです。
特徴その２。
槍はABS製なので、造形はシャープ。曲がり、反りもなく良い感じ。
しかし、このアイデア（デザイン）は凄い。
背中。
槍はすっぽりと抜くことが出来そうな気もします。
やる気はありませんが。
バストアップ。
やはり頭部の段差と、肌の光沢が気になるなぁ・・・。
しかし、まんま綾波です。
各部拡大
顔。
なんかアイプリントがずれてるように見えるのは気のせいですか？
前髪はグラデーション入ってますが、ディティールは少なめ。
正直なところ、顔の造形がチープに見えてしまう一番の原因。
『人形は顔が命』とはよく言ったものです。
実は正面から見ない方が良いかも。
このアングルは結構好きなんですが。
胸。
貫通している腹の部分にはそれっぽくディティールがはいってます。
バストトップは塗装こそされてないものの、しっかりと造形されてます。
羽拡大。
クリア素材に薄くブルーで塗装。
エッジは特にダルくもなく普通。特に気になりませんでした。
脚とか。
手首、足首は透明ですが、付け根に向かって不透明に。
この辺の透明感は良く出てます。
下から。
パーツの分割から、四肢と羽は透明、体は不透明の素材かと思われます。
尻。
台座
台座はクリアオレンジのプラ製。
固定用のダボはなく、アラエルXXは上に乗ってるだけです。
なので結構ポロポロ落ちます。
両面テープは必須かと。
支柱は外すことができ、土台はどっかで見たことのあるデザイン。
このデザインはシリーズ共通らしいです。
寸法比較。
全高15cm程度なので結構小ぶりです。
REVOLTECHのEVAと組み合わせられるサイズ。
ロンギヌスの槍が付属してたらREVOLTEC EVA零号機・改と組み合わせて遊んだんだけどなぁ・・・。
パッケージ裏に載っている吉崎観音氏のイラスト。
まんま綾波。
パッケージの状態から中のブリスターを外した状態で展示が可能。
スタンドを置くための窪みもあるので最初から想定されているようです。
なかなか洒落てていい感じ。
ただ、アラエルXXは台座と固定しておかないと、この状態に配置するのは結構ストレスが溜まります。
まとめ
まず定価￥2980をどうみるか。
少なくとも自分は定価じゃ買わなかったと思います。
どうも安っぽく見えてしまうんだよなぁ。
個人的には、もっと大きいサイズで（本体のみで15cmくらい）、頭部周りをもう少し煮詰めて、肌もすべて塗装で、それで￥5000くらいだったら迷う理由は無いかな。 ＜ 欲張りすぎ
やっぱ小さいのは色々と残念。
クリア素材による構成や、ロンギヌスの槍などはかなり好感触なんですけどね。
デザインアレンジと、それを実現する方法は評価できるけど、もう一声ってところでしょうか。
ま、現物を見て判断するのが一番かと。
ちなみに自分は原物を見ずに買いましたけどね。
悪くは無いんだけど、手放しでは褒められない。
これに尽きるかと。
さて、問題は次作のシャムシエル-XX。
微妙に気にはなってるんですよね。
後頭部がラブリー。
さて、どーしよ。