陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

ベジタブルオイル活用法 2

2010-11-08 11:44:01 | 香り活用法
今日はそれぞれのベジタブルオイルの特徴について簡単にご説明します。
私がよく使うもの、一般的によく使われているものを抜粋しました。

まずは当サロンのボディートリートメントで中心に使っているホホバ油から。

ホホバ油

ホホバ油は前回も書いたとおり厳密に言うと油ではなく、液体ワックスです。
ツゲ科の植物で、乾燥した土地でよく育ちます。
種子から抽出されます。長期保存が可能です。
つけ心地はサラッとしていて、べたつかず、匂いもほとんど感じられないので、
とても使い勝手のよいオイルです。
乾燥した土地で暮らす昔の人々にとって、ホホバは大変貴重なもので、このオイルを
髪や肌につけて、厳しい太陽の光から守りました。擦り傷などの治療にも使われていたそうです。

マカダミアンナッツ油

マカダミアンナッツ油は他オイルに比べてパルミトオレイン酸の含有量が多いのが特徴です。
パルミトオレイン酸は若い人の皮脂の多くみられ、年齢とともに減ってしまいます。
老化の進んだ肌のフェイシャルマッサージオイルに適しています。
未精製のものはナッツ臭があります。肌につけた感じは、ホホバに比べると少し重く感じますが
使い心地のよいオイルです。べた付きもそれほど感じません。

スィートアーモンド油

マッサージに最もよく利用されるベジタブルオイルのひとつです。上記2つのオイルに比べると
粘性があるように感じられます。ナッツ類のオイルは抗酸化ビタミンのビタミンEが含まれます。
皮膚を柔らかくし、乾燥から肌を守ります。こちらも未精製のものはナッツ臭があります。
ごくごく稀にですが、アーモンド油で肌に痒みがでたり、赤くなったりする方がいらっしゃいます。
当サロンでは使用していませんが、かなり人気のあるオイルです。

アボガド油

アボガド油は深い緑色をしています。少し温度の低いところに置いておくと、濁りが生じ、底の
ほうに沈殿物が見られます。これは精製処理をしていない証拠となります。
ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、栄養価のとても高いオイルです。
皮膚の保湿・柔軟・老化防止が期待できます。
重たいオイルですので、他のオイルに混ぜて使います。

オリーブ油

みなさんよくご存知のオリーブ油。オレイン酸を豊富に含んでいるのが特徴です。
香りもあり、重たいオイルです。乾燥した肌にとても適しています。
髪の毛のケアにも優れています。こちらも他のオイルに混ぜて使用します。

アプリコットカーネル油

私がとっても好きなオイルのひとつ。手に取って温めると杏仁豆腐の香りがするんですよ。
杏仁の香りはとっても幸せな気持ちになります。これでフェイシャルのマッサージをするのが
大好きです。スィートアーモンド同様、オレイン酸を多く含むオイルです。皮膚を乾燥から
守り、柔らかくし、栄養を与えてくれます。少し重たいオイルですが、顔などの狭い部分の
トリートメントになら単体利用も可能です。


次回はローズヒップ油、月見草油、アルガン油、カレンデュラ油の説明と、
おススメのベジタブルオイルのブレンドをアップしたいと思います。