陽だまりの香り

三鷹の隠れ家アロマテラピーサロン、「ル・コワン・アンソレイエ」のブログです。女性の心・からだ・美をサポートします。

香水瓶の世界

2010-11-04 10:39:59 | その他いろいろ
今週の月曜日は仕事で五反田へ出かけていました。
新しいコースで使う粧材の勉強会です。

せっかく都内へ出たので、以前から行きたいな・・と思っていた
東京都庭園美術館で催されている「香水瓶の世界」を観てきました。
 
   

初めて入る東京都庭園美術館。みなさんは行ったことありますか??
とってもステキなところでした。

   

とても都内とは思えない、緑溢れる静かな空気が漂う場所です。

   

この日は朝は雨がまだ降っていましたが、午後には青空も覗き始めました。

入り口から奥に進むと庭園側と美術館の建物がでてきます。
美術館は旧朝香宮邸。吉田茂が外務大臣公邸として使っていたそうです。

  

 
こちらがお屋敷の入り口。荘厳な建物です。中は写真撮影できません。

      

庭園側から見た、美術館。ステキな建物ですよね。

さて香水瓶ですが、香水瓶の歴史を知るということは、香りの歴史を知ることでもあります。
今では合成の香料が世にはたくさん溢れていますが、昔は天然香料しかありませんでした。
それがどれほど貴重なものだったかみなさんはご存知ですか?
地位の高い人しか香りを手にすることはできなかったのです。パフューム・・・煙を通して・・という
意味ですが、昔は香り(香木など)を焚いて使用していました。
香りは焚かれ、煙に人々の願いをのせ、神さまに捧げられていたのです。

貴重な香りをしまう入れ物・・・、容器にも様々な宝飾、細工がなされてきました。
本当にとっても素敵な世界でした。

今では香水やトワレをつけることがほとんどない私ですが、好きな香水メーカは
ゲランです。ゲランの香水瓶もたくさんありました。シャリマーの香水瓶には本当に見とれてしまいました。
香水瓶はもちろんですが、瓶を入れる紙の箱がとっても素敵なんです。
各メーカーすごく凝っていて、特にポスターにもなっているピヴェール社のアズレアのパッケージが
素敵でした。香水のPRのためのポスターもかっこいいんですよ。香水瓶のしおりも展示されていて、
いいなーと思っていたら、販売されていたので、1枚買ってきました。

かなり見応えのある展示でした。ぜひ興味ある方は行ってみてくださいね。

美術館に興味はない方でも、お散歩にもいい時期ですし、庭園にお出かけしてみるのもおススメです。
心洗われる空気の澄んだところでした。
ちょっと歩けば白金台ですし、デートにもいいですよ。

お昼を食べていなかったので、庭園の出入り口にあるカフェでいっぷくして帰宅の途に。