セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「ディリリとパリの時間旅行」

2019-08-31 23:53:37 | 映画日記/映画雑記
 「ディリリとパリの時間旅行」(「Dilili à Paris」、2018年、仏・独・ベルギー)
   監督 ミッシェル・オスロ
   脚本 ミッシェル・オスロ
   音楽 ガブリエル・ヤレド

 ちょっと今回は辛口、なので、そういうのが苦手の方はスルーして下さい。

 時間旅行と言ってもタイムスリップものではありません、W・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」のように近代フランスの最も華やかだったベル・エポックの時代を舞台にした絵本的なお話。

 ニューカレドニアとフランス人のハーフの女の子が、一人でパリに来て繰り広げる冒険物語。

   予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=Re1ZdfsiMlg

 フランスの漫画「バンド・デシネ」の流れを汲む美しく、最早、芸術的と言ってもいいような背景を楽しめるのならいいかも、但し、話は桃太郎の鬼退治を大人になっても真面目に観れるかどうかという感じ。(バンド・デシネ自体、子供が対象ですから)
 背景は綺麗だけどディズニーやジャパニメーションを見てきた僕には動きが辛い、途中、宮崎駿のようなモンマルトル階段落ちみたいな動きもあるけど、全体的には人物がからくり人形のような動きで絵が動いてるだけって感じでした。

・イギリス人が犯罪を起こした時、英国紳士が「あれはイギリス人ではない労働者だ」というジョークがあって、僕の好きなジョークなんですけど、この可笑しみは高慢で階級主義が心底染み込んだジェントルマンを嗤ってるのですが、この作品にもそれが感じられます、だけど、こちらはジョークでなくマジなので凄く鼻に付く。
・作中にも言及があるけど、これはフランスのサロン文化の世界。上流階級のご婦人方が自らの教養を誇示し才能ある芸術家を後援する、表向きはそんな所だけど、実の所は只の有名人マニアと詮索、ゴシップ好きの閉鎖的集まり。作品はその表向きの所で展開してますが、有名人病は隠し切れず、モネ、ロートレック、ドガetcフランスが誇る当時の芸術家総出演って感じで、ここまでやると他国人には厭味としか思えない、「はぁ、凄うござんすね、立派、ご立派」で鼻白んでしまいました。(笑〜そのちょっと前まで庶民は馬小屋の藁の中で寝てたクセに)
・一応、21世紀に合わせて差別反対を入れてるけど、それが何?でしたね。絵に合わせて内容も充実させてみてはどうでしょうか。(汗)

・今年は夏負け、持病の悪化、やる気のない会計事務所のお陰でいつまでも片付かない一件、EVの故障でウン十万円の請求書、映画観るモチベーションがダダ下がり、お盆休みに長くて重い名作を観て辛うじて保ってた鑑賞気力がこの一作で・・・。(泣〜ここ数年、段々、顕著になってたけれど今年に入ったら、もう斬った張った、ドンパチ、ドッカン、ボッカンは殆ど興味がなくなって(「冬の華」の藤田進親分の心境〜何が有ったって主役もヒロインも生き残るんだから)、そうなると観るのって今の時代、すごく限られちゃう)

 R1.8.31
 恵比寿ガーデンシネマ

コメント

「存在のない子供たち」

2019-08-04 21:24:32 | 外国映画
 「存在のない子供たち」(「CAPHARNAÜM」 、2018年、レバノン・仏)
   監督 ナディーン・ラバキー
   脚本 ナディーン・ラバキー  ジハード・ホジェイリ
      ミシェル・ケサルワニ  ジョルジュ・ハッパス
      ハーレド・ムザンナル
   撮影 クリストファー・アウン
   音楽 ハーレド・ムザンナル
   出演 ゼイン・アル・ラフィーア
      ヨルダノス・シフェラウ
      カウサル・アル・ハッタード
      ハーレド・カーメル・ユーセフ
      
   予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=6TPeIoJ8yHc

 かつてアラブの真珠とも言われたレバノン ベイルート、1975年に始まった激しい内戦とイスラエルに隣接する国故、過激派の流入を誘いそれがイスラエルの更なる攻撃を呼ぶ、結果は大量の貧困、シリア難民の流入がそれに輪をかける。
 そんなベイルートの貧民窟で出生届も出して貰えなかった12歳(推定)のゼイン、彼の多くの弟妹もまた同じ。
 傷害の罪で服役中の彼は両親を告訴した、「生活も出来ないのに僕を産んだ罪で」

 連鎖する貧困のDNAという面で見れば、これはレバノン版「フロリダ・プロジェクト」、ドキュメンタリー・タッチのドラマという部分にも共通性がある。
 あの作品には少しも心を動かされなかったけど、この作品はズシンとくるものがありました、まるっきりシンパシーを感じられなかった「フロリダ・プロジェクト」の母子に比べ、この作品のゼインには充分シンパシーを寄せられる、そこが原因でしょう。エチオピアからの不法移民でヨチヨチ歩きの赤ん坊を抱え必死に生きてる母親ラヒルも、「フロリダ〜」の母親と較べれば雲泥の差がある、只、映画としてラヒルの結末の付け方に疑問は残りました、此処までシビアに描いてきたタッチにそぐわない。映画「羅生門」的といえば言えるけど、この作品ではトーンを変えない方が良かったと僕は思います、また、その方がゼインのラストの表情の意味に重みが出るんじゃないかな。

 「フロリダ・プロジェクト」が合わなかった僕には、些かダレる感無きにしも非ずだけど、扱ってる内容の重さはそれなりに受け止められたと思います。
 もう一度観たいかと問われればノンだけど、観ておくに値する作品だと思います。

※親も「存在しない大人」なんだろうね。
※役者さん達は、皆、役と似た境遇の素人?を使ってるが、下手な感じはまるでない。(「嵐電」の監督、素人使ったって違和感なく出来るんだよ)
※ラヒルも「フロリダ〜」の母親と同じことをしようと決心したんじゃないかな。(夫婦と子供で違法入国して共犯から逃れる為、別々で暮らし挙句、夫は助けにならず貧困に追い詰められて)
※今年は子役の当たり年、このまま行ったら主演男優がこの子で、主演女優が「バジュランギおじさんと〜」のあの子になってしまう。
※そろそろ軽い映画が観たい(笑)、現在、予定の2作品も重いし長い、暑いし息抜きしたいヨ。(まぁ、1本は暑い中で観てこその作品ですが(多分、通しなら3回目))

 R1.8.3
 シネスイッチ銀座
コメント

「僕たちは希望という名の列車に乗った」

2019-07-23 13:33:35 | 外国映画
 「僕たちは希望という名の列車に乗った」(「Das schweigende Klassenzimmer」、2018年、独)
   監督 ラース・クラウメ
   原作 ディートリッヒ・ガルスカ
   脚本 ラース・クラウメ
   撮影 イェンス・ハラント
   音楽 クリストフ・カイザー
      ユリアン・マース
   出演 レオナルド・シャイヒャー
      トム・グラメンツ  レナ・クレンケ
      ヨナス・ダスラー  イシャイア・ミヒャルスキー
      ロナルト・ツェアフェルト  ヨルディス・トリーベル

 冷戦は始まっていたがまだ壁の出来る前、東西を結ぶ鉄道もあり許可があれば行って帰ることができた1956年の東ベルリン。スターリンシュタットにある自由ドイツ青年団(FDJ〜東ドイツ共産党の下部組織)のエリート高校で小さな事件が起きた。
 ハンガリー動乱にシンパシーを感じた卒業間近のクラスで、授業中、2分の黙祷をしたというもの。
 しかし、動乱に敏感になっていた当局を刺激するには充分過ぎるものだった・・・。

  予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=bFBqvD98Jvw

 先週が1949年〜1964年のボーランドとフランスで、今週は1956年の東ベルリン、重なるなぁ。
 少し綺麗に纏めた感無きにしも非ずだけど、青春群像として時代と友情を上手く描けてると思いました。(実話ベース)
 大人なら誤魔化してすり抜ける所を青春期特有の潔癖さで事態をどんどん悪化させてしまう、邦題のように「希望(未来)」がテーマなのでしょうが、僕は若さ故の友情に対するキラキラした「仁義」の物語と受け止めました〜似たシーンが「いまを生きる」('89、米)に有ったけど、こちらの方が僕は胸に来る〜、それは誤解されがちな学生さえ、彼なりに告白という形でけじめを付けてる所からも伺えます。

 反面、全体主義の中の異物は個人責任に留まらず、家族、親族に類が及ぶ。台詞で未来を暗示はしても過酷な運命を過ごさなければならなくなった家族の描写が、無かったようになってるのはアンフェアな気もしました。
 それでも、中々に優れた青春群像劇だと感じます、役者さん達は敵、味方問わず皆、好演。(クルト役の人、ちと二枚目過ぎるかも、テオ役の人は時々、デビューした頃のティモシー・ボトムスを思い出しました)
 原題は「静かな教室」

 R1.7.21
 吉祥寺アップリンク
 
コメント

「CORD WAR あの歌、2つの心」

2019-07-14 16:28:54 | 映画感想
 「CORD WAR あの歌、2つの心」(「ZIMNA WOJNA」、2018年、ポーランド・フランス・イギリス)
   監督 パヴェウ・パヴリコフスキ
   脚本 パヴェウ・パヴリコフスキ  ヤナッシュ・クヲウァツキ
   撮影 ウカシュ・ジャル
   音楽 マルチン・マセッキ
   出演 ヨアンナ・クーリグ
      トマシュ・コット
      ボリス・シィツ

 その地政学的位置の為、ナチス・ドイツ、連合国、ソビエトに蹂躙、翻弄されたポーランド。
 1949年、ソビエト連邦の衛星国となった国で、ボーランド共産党は愛国心による祖国統一への一助として民族舞踊を利用しようと、音楽家に各地方に埋もれてる才能を発掘するよう命じる。
 やがて結成されたマズルカ舞踏団、その過程でヴィクトルとズーラは出会った・・・。

 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6Okgr00Wa08

 「CORD WAR」とは直接的には東西冷戦が始まった時代背景を意味しますが、一筋縄ではいかない一組の男女の心のアヤを指し示すものと僕は感じました。
 約15年に渡る「腐れ縁」の物語。
 そして、2018年に創られたポーランド製の「浮雲」(成瀬巳喜男監督、1955年)。勿論、話も設定も全然違いますが、時代はかなりの部分重なっています。
 重みに於いては「浮雲」の勝ちかなと思うけど、120分の「浮雲」に対し、こちらは90分で上手く纏めてるから観やすいのはこちらかもしれません。
 「浮雲」が好きな方の感想を聞いてみたい、そんな作品でした。

 R1.7.14
 ヒューマントラストシネマ有楽町
 
コメント

2019年 上半期ベスト

2019-07-01 00:00:00 | ベスト10
 2019年上半期 印象に残った作品ベスト(初見のみ)
  ☆印は本年公開作

1.異人たちの棲む館
2.バジュランギおじさんと小さな迷子 ☆
3.第十七捕虜収容所
4.いつだってやめられる 三部作
5.奥様は魔女(2005年版)
6.日の名残り
7.SANJU/サンジュ ☆

主演男優 ランヴィール・カプール 「SANJU/サンジュ」
     アンソニー・ホプキンス 「日の名残り」
     ウィリアム・ホールデン 「第十七捕虜収容所」

主演女優 ハルシャーリー・マルホートラ 「バジュランギおじさんと小さな迷子」
     エマ・トンプソン 「日の名残り」

助演男優 ナワーズッディーン・シッディーキー 「バジュランギおじさんと小さな迷子」
     ランヴィール・シン 「パドマーワト 女神の誕生

助演女優 グレタ・スカラーノ 「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」

音楽   「異人たちの棲む館」

ダンス  「パドマーワト 女神の誕生」より「Khalibali(カハリィヴァリー)」(悪王が敵方の王妃(パドマーワティ)に漸く会えると狂喜乱舞)
     「パドマーワト 女神の誕生」より「Ghoomar(ゴーマル)」(パドマーワティ、披露宴の踊り)
コメント

映画手帳 2019年1月~6月

2019-06-30 23:00:00 | 映画手帳
  ☆本年公開作 ※再見 無印DVD
 21本(洋画16本、邦画5本)
 劇場7本、DVD14本
 本年公開作6本(全て劇場)

 (1月)
1.「異人たちとの夏」、2.「日の名残り」(TOHOシネマズ日本橋)
3.☆「愛と銃弾」(恵比寿ガーデンシネマ)

 (2月)
4.☆「バジュランギおじさんと小さな迷子」(チネチッタ川崎)、5.☆「家へ帰ろう」(シネスイッチ銀座)

 (3月)
6.「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」、7.「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」
8.「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」、9.「ラッキー」

 (4月)
10.「ある日どこかで」、11.「異人たちの棲む館」

 (5月)
12.「ガス燈」、13.「奥さまは魔女」(2005年版)、14.「ニューヨークの恋人」
15.「第十七捕虜収容所」、16.「ガメラ 大怪獣空中決戦」、17.「ガメラ2 レギオン襲来」

 (6月)
18.「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」、19.☆「嵐電」(テアトル新宿)
20.☆「パドマーワト 女神の誕生」(109シネマズ木場)、21.☆「SANJU/サンジュ」(新宿武蔵野館)
コメント

「SANJU/サンジュ」

2019-06-17 00:31:27 | 映画感想
 「SANJU/サンジュ」(「Sanju」、2018年、印)
   監督 ラージクマール・ヒラニ
   脚本 ラージクマール・ヒラニ  アビシャート・ジョーシー
   撮影
   音楽 A・R・ラクマーン  アトゥル・ラニンガ  サンジャイ・ワンドレーカル
   出演 ランビール・カプール
      アヌシュカ・シャルマ
      パレーシュ・ラワール  ヴィッキー・コウシャル
      ソーナム・カプール  ボーマン・イラニ
      (サンジャイ・ダット)
    ※急に上映を決めたのかバンフレット無いし、ネットの日本語版でも撮影者が解らない状態。

 銃器不法所持の刑で6年の実刑が最高裁で確定したインドのスター サンジャイ・ダット。
 彼は世に出回る、誇張された暴露本に悩んでいた、家族の名誉の為、本当の事を書いてもらおうと著名な女性ライターに自伝の執筆を依頼する、真実を話す条件で。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=qaSNBhdtxco

 日本で公開されたヒラニ監督の作品は、喜怒哀楽を詰め込みながらもテーマは明確でした。
 「学ぶ事の意味」をテーマにした「きっと、うまくいく」
 「宗教を題材に盲信の危うさ」を訴えた「PK」
 「マスコミの偽善性」をテーマにしようとしたのだと思う本作、だけど、前2作ほど上手くいってない気がします。

 監督はテーマを、実在のスター サンジャイ・ダットの半生を描く事で表現しようとしたのだけど、結果として2時間使って描いたサンジャイ(サンジュ)の伝記部分のウェイトが重すぎで、残り40分では肝心のテーマが伝記部分に押し潰され、サンジュの不幸を見るのかマスコミの「真実より売れる」の欺瞞を見るのかを明確にし切れなかった。
 サンジャイ・ダットというインドでも特異なスターは、日本でいえば勝新太郎に近い。有名監督で下院議員となった父、母は大スターというサラブレッド、七光りで主演しスター街道に足を掛けるが偉大な両親の存在が負担となり酒に逃げ、ヤク中から廃人手前まで突き進んでしまう。施設に入り更生するも自分と家族を守る為、秘密に所持した自動ライフル銃の出元が大テロ事件に使われた銃器と同じだった為、テロ幇助罪で服役、結局、テロ幇助罪は無罪になるも「親の七光り」とされテロリストの汚名が付いて回る、おまけに闇社会(インドの893)の付き合いもある。
 実にテーマを浮き出す材料として最適なんだけど、そこが落とし穴だったんじゃないかな。又、監督とサンジュの関係が近すぎたのもバランスが崩れる遠因のような気がしてしまう。(監督の初作品の主演がサンジュで幾つもの賞を取り、サンジュも再浮上する切っ掛けとなったとか)
 実在の人物を使った為(それも現役の)、どうしても現実に縛られ今までのように飛躍が出来ない、モデルのサンジュ自身、親の名声に潰されるのを、自分の心の弱さと言い訳してるけど、酒とクスリは言い訳どうりとしても、女癖は単にだらしないだけのクズで、しかもお金持ちだからシンパシーを抱きにくい。
 確かにその分、庶民の想像外の苦労を生まれながらに背負い込むし、父母、妹、子供達に汚名を着せる事のプレッシャーは如何許りかなんだけど。
 普通の人間がマスコミの利益の為、人生を狂わされるというのは在り来たりで確かにインパクトに欠ける、だからと言って、だらしないスターを代わりにしてもね、という感じ。大概のスターさんは上手く立ち回ってる訳で。(もう一つ、その役をボリウッド一番のプレイボーイと噂されるランビールに演じさせるってのも悪趣味に感じた。監督、「PK」の償いだったのかな、まぁ。お気に入りなんでしょうが。上手い役者は間違いない〜個人的にディピカに手を出したのが許せんのかも(結局そこか(笑))
 
 「きっと、うまくいく」、「PK」のように明るい作品ではないけど監督の腕でそれなりに面白い作品に仕上がってはいます、只、それ以上には感じませんでした。

※アヌシュカ・シャルマとソーナム・カプールの無駄使い、別に彼女たちビックネームでなくても務まる、特にソーナムの使い方、酷い!出番ちょこっとだし(泣)。彼女、内藤洋子(古い)を陽性にした感じでインドでは珍しく可愛い顔立ち(インド女優ですから美人はデフォ)ヒラニ監督も三谷幸喜になってきたのかな。
※エンドロールで唄う歌、サンジャイ本人とランビールが演じてるのですが、なんの事はない、この5分くらいの歌でテーマは語られてる、何の為の159分だったんだろう。
※ランビール・カプール 三大カーンの次の(次)世代のトップスター。カリシュマ、カリーナ(「きっと、うまくいく」、「バジュランギ」)姉妹の従兄弟と聞いた事がある。

 R1.6.15
 新宿武蔵野館
コメント

「パドマーワト 女神の誕生」 (ネタバレ有り)

2019-06-10 21:09:22 | 映画日記/映画雑記
 「パドマーワト 女神の誕生」(「Padmaavat」、2018年、印)
   監督 サンジャイ・リーラ・バンサリー
   脚本 サンジャイ・リーラ・バンサリー  プラカシュ・カパディア
   撮影 スディーップ・チャッタルジー
   音楽 サンジャイ・リーラ・バンサリー  サンチット・バルハラ
   美術 スブタラ・チャカラボルティ  アミト・ライ  プラドニエシュ・カダム
   衣装 アジャイ  マックシマ・バス  ハンプリート・リンプル
      チャンドラカント・ソナワネ
   出演 ディーピカー・パードゥコーン
      ランヴィール・シン
      シャーヒド・カプール
      アディティ・ラーオ・ハイダリー  ジム・サルブ

 13世紀末、シンガール王国(現スリランカ)の王女パドマーワティは縁あって西インドの小国メーワール王国の王ラタン・シンの元へ嫁いだ。
 二人の幸せな時間は短く、北インドで下克上の末、勢力を増大、「第二のアレクサンダー」を自称するスルタン アラーウッディがパドマーワティの美貌の噂を耳にして攻め込んでくる・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=w1MZn-Scj5M

 この作品はヒロイン パドマーワティを演じるディピカー・パドゥコーンの美しさをひたすら眺める為にあり、其処に煌びやかな古典舞踊と調度品がプラスされたもの。中世の古典叙事詩を基にした作品という事で「バーフバリ」を期待していくとメゲるかもしれません。
 内容も女性の貞節を守る為、集団殉死するというもので、これを現代の日本で観ても同調はし難いでしょう。赤穂浪士や武田滅亡時の伊那 高遠城の全滅戦、会津戦争時の一番家老 西郷頼母の一家総自刃を思い出さなくもないけど、僕は太平洋戦争のサイパンにおける女性達の集団身投げや沖縄戦の悲劇を、より強く思い出してしまい暗鬱な気分になりました。
 インドだからといって、何故、今、これなのか、ちょっと理解しづらいですね。

 物語的にはそんなものだけど、トロイのヘレンが絶世の美女でなければならないように(何せ、美の女神 アフローディティが世界一の美女と認定してパリスに与えたのだから)、この話もパトマーワティが絶世の美女でなければ成立しない、其処はインド美人女優の中でも「動く彫刻」と言われるほどの美しさを持つディピカー、この美女なら戦争の原因にもなるだろうと納得出来る美しさだと思います。
 ボリウッド デビュー作「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」以来、久々に観たけど、相変わらずの美貌、流石に初々しさは消えたけど(12年前だから当たり前)、その分、女らしさが増し増しで眼福この上ないです。
 この方、インド トップ女優の一人だから当然と言えば当然だけど、ダンス上手いんですよね、今回はセマー(旋回舞踏)を取り入れたような古典舞踊だと思うけど、相変わらず、キレが良くてシャープでした。(もう一人のトップ女優プリヤンカー・チョブラーと二人で古典舞踊踊ってる動画を見た事あるけど、シャープな踊りがディピカー、たおやかで柔らかに踊るのがブリヤンカー、日本舞踊もそうだけど女性の踊りとしてはプリヤンカーの方が良いのかもしれない)

 男の方にも少しは触れないと。(笑)
 インド恒例、悪人は徹底的に悪辣、その悪役アラーウッディをランヴィール・シンが楽しそうに演じて存在感を出してます、ちょっと「バーフバリ」のバラーラデーヴァに「パイレーツ・オブ・カビリアン」のジョニー・デップを足して2で割ったような感じでした。(この映画では叶わぬ横恋慕でしたが、実生活では半年前、ディピカーと結婚したそうで)
 只、ヒロインと悪役はいいとして、肝心な正義の王ラタン・シンを演じたシャーヒド・カプールの線が細すぎてバランスが取れてない、「バーフバリ」のプラバースまでは望まないけど、もうちっと強そうじゃないとラストの闘いが映えないでしょう、名門カプールの名前持ちですが下積みから這い上がってきた人、でも、この役は人選間違い。(二枚目ではある)
 後は、アラーウッディのボティガード兼お小姓が陰間というのは森蘭丸みたい「インドでも、こういうの描くんだ」と少し驚いたのと、アラーウッディの妻役の女優さんも綺麗だった、それくらいの印象しか残りませんでした。(あ、アラーウッディが男衆引き連れて踊り狂うの面白かった)
 インド映画、2本目の×付けてもいいのだけど、ヒロインの美しさと絵の美しさで、辛うじて△かな。(汗)
 
※ディピカーが踊るシーン、衣装と装身具で30Kgもあったとか、日本の十二単なみの重さ。
※現地の芸能ニュースを動画で見たことあるのですが、母国ではディピカ・パドゥコーンって発音してました。
※インド美人女優は掃いて捨てる程いらっしゃるようですが、有名どころでは、アイシュワリヤー・ラーイ、カトリーヌ・カイフのお名前はよく聞きます、最近だと「パットマン」に出てたソーナム・カプールも知的美人で、これからもっと伸びる有望株、個人的には「バルフィ」に出てたイリヤーナ・デクルーズと「マダム・イン・ニューヨーク」のシュリデヴィ(去年、お亡くなりに)が好み。

 (追記)6.12
 ソーナム・カプール 調べたらデビュー 2007年ってディピカと同じ年でした、お歳も今年で34なんだね(ディピカも多分、同じくらい)僕が知らないだけで以前から有名な方でした。何せ初見が去年の暮れに観た「パットマン 5億人の女性を救った男」で、かなり若く見えたもんだから若手の有望株と勘違いしてました、スンマセン。(大汗)
 彼女とアヌシュカ・シャルマが共演してて監督が「きっと、うまくいく」、「PK」のラージクマール・ヒラニの「SANJU/サンジュ」が今週末公開だと、余り、明るい話じゃなさそうだけど、う〜ん、これは行かねばならんなァ、又、159分。(笑)

 R1.6.8
 109シネマズ木場
コメント

「嵐電」

2019-06-03 22:07:36 | 映画日記/映画雑記
 「嵐電」(2019年、日本)
   監督 鈴木卓爾
   脚本 鈴木卓爾
   撮影 鈴木一博
   音楽 あがた森魚(懐かしい)
   出演 井浦新
      大西礼芳
      安部聡子

 この映画は説明しようがないので予告編見て下さい。(見ても解らんけど)
  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=0Odm5ZNeAes
 「京都の路面電車で交錯する3つの恋の物語」だそうです。(そう言われりゃそうなんだろう)

 関西の大学の映画学科の先生が創ったというのを見掛けたけど、うん、まぁ、そんな感じ。でも、処女作ではなく既に2,3本商業ラインに乗せてるから職業監督でしょう。
 この作品、自主制作のコンテストなら、まず優勝、けれど、商業映画として多くの人が観るにはキツイ。
 物語も有るような無いような感じで、リアリティっぽい所から始まって、嵐電をバックに夢想のような世界に入っていきエスカレート、やがて脈絡のない話になって終わる。
 ちょっと、ゴダールっぽいけどゴダールのようなトンガリもないし才気もない気がします。
 夢想的な世界を展開させるには出演者達の素人臭さが邪魔だし、結局、何を描きたかったのかサッパリ解らず何なんでしょうねこの映画で終わってしまいました。
 三つの話が交錯していくのですが、高校生グループの話が完全に理解不能(汗)、何の必要があったんだろう、井浦新のパートは何とかフィーリングで解るような気もするし、大西礼芳の撮影所パートは彼女のお陰でそれなりに見れる(イメージショット、イメージシーンが多くて訳分からなくなるけど)、ホント、あの高校生パートは何だったんだろう。
 唯一点、この作品の収穫は大西礼芳、売れるかどうかは判らないけど掴み所のない魅力を感じました(周りがド下手だから相対的なものかもしれない)、この作品を最後まで苦痛少なく観られたのは彼女のお陰、ちょっと松岡菜優をドンヨリさせた感じで彼女と被るから苦しいけど(ゴメンネ)。

※最初の1時間は、それなりに興味を持って観れてたし面白く感じる所もあった、が、その後は段々、耐久レースの様相に・・・。
※「バンコク・ナイツ」の次が「嵐電」、素人使う作品が好きなのかなテアトル新宿、そのイメージがしっかり付いてしまいました。
※昨日、コメントで「今年の映画館はハズレばかり」と書きましたが、「バジュランギおじさんと小さな迷子」を忘れてました。(汗)

 R1.6.2
 テアトル新宿
コメント

平成「ガメラ」を観たら・・・

2019-06-01 22:05:00 | 雑記
 脚本家、監督、どちらも多分、若い時、「超時空要塞マクロス」(初代TVアニメ)に嵌まってたんじゃないかな。
 僕はSFを深く追求しなかったから「マクロス」のアイデアの出処は知らないし、当時、20代前半のアニメ好きの学生仲間達が作り出した作品の発想が何処にあるのかも知りません、只、あの発想は当時素晴らしく斬新で、オリジナリティに富んだものだと20代半場の僕は物凄く感銘を受けました。(拗らせて50代初めに二次小説までUPしてブログ仲間と盛り上がったのは楽しい思い出、行き詰まって本籍の映画、このサイトを始めたのです)
 初代「マクロス」は才能有れど若すぎてほぼ素人みたいな人達が業界に来て大混乱、然し、責任者がそれを許したのが功を奏し、板野さん他、今現在も活躍する若い才能を開花させたエポックメイキングな作品でした。
 その基となった「マクロス」はシリーズとなり30年以上経った今でも派生作が作られてる程の原石、粗いけれど魅力ある物語でした。

 何万年も前、宇宙の何処かの星、高度に文明化した人間と同じ姿をした古代人(プロトカルチャー)が現代と同じく争い、戦闘用生物兵器として巨人兵を遺伝子操作によって作り出す、やがて、巨人兵同士の争いが激化し宇宙空間に拡がり創造主のプロトカルチャーをも滅ぼしてしまうが、戦う事しか知らない巨人兵達はプロトカルチャーが滅びた後も永遠に戦いつづていた・・・

 遺伝子操作によつて作り出された生物兵器がギャオスで、それに対抗する為に作られたがガメラって、僕から見ると、まんま、「マクロス」のゼントラーディ軍とカンサツ軍(映画ではメルトランディ軍)に見えてしまうのは如何ともし難い。
 最終作の「邪神(イリス)」が地上に降り立つ姿、或いは、巨大な月をバックに雲上に浮かび上がる姿は、まんま、伝説の第27話「愛は流れる」で、ラストのマクロスが地球に降り立つ場面。(イリスから触手を取ればマクロスのフォルムに酷似)
 京都駅構内でのガメラとイリスのバトルは、22話「ラブ・コンサート」で、マクロス側のエース マックス中尉のバトロイド(VF-1Jバルキリー)とゼントラーディ軍のエース ミリアの乗機(クァドラン・ロー)の艦内居住区での一騎討ちシーンがイメージの元でしょう。(この回は韓国外注の作画崩壊回だけど)

 特に気の付くはそんな所だけど、製作者側に初代「マクロス」好きが居たんだと思ったのが一番の感想。
 僕、怪獣ものに子供が絡むのはイマイチなんですよ、「ガメラ」は元々、その路線で平成版もその基本は引き継いでいるから、どうしても・・・、後、軍人はリアルを狙ったのだろうけど東宝の方が「らしい」し、伊福部さんが居ないと・・・。
 あ、「ガメラ」の声は懐かしかったです。

※物語としても様々な葛藤のある、初代「マクロス」のほうが好きです。(36話という長丁場だし)
 「マクロス」の巨人兵達は培養器によって無限に作られるのだけど、面白いのは巨人兵達が勝手に生殖を始めるのをプロトカルチャーが恐れたのか、「男と女が一緒に居ると必ず争いが起き災いとなり、やがて、滅びる」と教えたので男と女はそれぞれに軍を作ってる、映画では発展させてゼントラーディ(男)vsメルトランディ(女)が戦ってる。「男と女が一緒に居ると必ず争いが起きる」って、よく20代前半で思いつくな、アニオタでも絵が上手いからモテたんだろうか。
 キャラデザの美樹本晴彦は慶応卒業したばかりの新人、彼の作画を渡されたプロが一言、「こんな絵、動かせる訳ないだろう」。まぁ、それでも必死こいて動かしたり、他の連中もそんな調子だからスケジュール破綻、スタッフ倒れて病院送りが続出、更に映画化決定で終盤は主要スタッフが映画行きで現場は阿鼻叫喚だったとか。
 記事に原石と書いたのは、アイデアも物語も斬新で面白いけど、制作がそれに追いつけなかったから。
 とにかく作画が回事にバラバラで36話の内、3割がマトモ、あと3割はギリギリ、残り(繋ぎの回)は予算と時間不足からアニメを立ち上げたばかりの韓国へ外注、この絵が子供が描いたのかっちゅうくらい酷い、気持ち悪くなるくらいのレベルで根性据えないと見れない。これは伝説で囚われた主人公達がが初めてゼントラーディ人と対面する第11話「ファースト・コンタクト」という重要回が完全に制作時間が間に合わず絵が動かない(笑)、一枚の絵を台詞で持たせ、少ない絵でラストまで続くという完全な放送事故(どうしても動きが必要な所だけコマ落としのように動かした)、現在あるDVDは絵を足して販売してるけど、リアルタイムは凄かった、本当の電気紙芝居、当時、オメデタイ僕は「内容が斬新だけど、演出もスゲ〜斬新」と勘違いしました。(大汗)
 でも斬新でしたよ、星などあっという間に全滅させるような大宇宙戦争やってるのに、敵の残置艦を改装・就役させたマクロスの中に1万人位の民間人が避難民として乗ってて、その人達が広い艦内に町作って、民間放送が出来て、ミスコンがあってアイドル歌手まで誕生して、アイドルと士官が三角関係で火花を散らす(笑)、もう40年近く前だもんなぁ。
 最初ヒロインだと思ってた女の子がダミーで、脇だと思ってた本当のヒロインが11話になって漸く浮上してくるとか、普通、考えられないですよ。(キャラデザの美樹本氏はリン・ミンメイ命だったのに早瀬中尉にヒロイン取られちゃってプンプンとか、あの人、以後、ミンメイのイラストは描くけど未沙の絵は滅多に描かんもんな)
 最初の予定では最終回になる筈の第27話「愛は流れる」の設定も凄いけど、最終決戦のクライマックスに主役とヒロインが不在というのも凄い(主役は被弾して戦線離脱、ヒロインは既に破壊された地球に閉じ込められてる〜主役より腕のいい部下がいるってのも当時は珍しかったと思う)。
コメント (3)

ご挨拶&目次

2019-05-21 08:39:30 | リスト
 ビデオデッキが普及して街にレンタル屋さんが増えていった頃、反比例するように姿を消していった名画座。映画の2本立て、3本立てを良心的な値段で上映してくれた小さな映画館たち。ロードショウ落ちした作品を待つ場所、昔の名作に巡りあう場所。ビデオも、ましてやDVDの無い時代、僕達は観たい映画を捜し求めて各名画座の上映作品を探し回りました。このサイトでは、そんな時代に上映されてた作品について、個人的感想、連想、その他諸々を書いていきたいと思います。拙い文章はお許し下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (H25.1.19 追記)
 上記の主旨で始めたブログですが、書いておきたい古い映画のリストも少なくなったので、これからは、近年の作品を書くことが多くなると思います。 
                                              
                                                                              管理人 鉦鼓亭

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 掲載リスト (アイウエオ順)     
       (洋画) 
 ・「アーティスト」(2011年)
 ・「愛の嵐」(1973年)
 ・「愛は静けさの中に」(1986年)
 ・「悪魔のような女」(1955年)  
 ・「アザーズ」(2001年)
 ・「明日に向かって撃て!」(1969年)
 ・「アナと雪の女王」(2013年)
 ・「アパートの鍵貸します」(1960年)
 ・「アラモ」(1960年)
 ・「アルマゲドン」(1998年)
 ・「或る夜の出来事」(1934年)
 ・「アンドロメダ・・・」(1971年)
 ・「アンネの日記」(1959年)雑感 
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年)
 ・「いつか晴れた日に」(1995年)
 ・「異人たちの棲む館」(2012年) NEW! 
 ・「インデペンデンス・デイ」(1996年)感想パッチワーク
 ・「イントレランス」(1916年)
 ・「ウィークエンド・ラブ」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」(1973年)
 ・「映画に愛をこめて アメリカの夜」その2(1973年)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「駅馬車」(1939年・米)
 ・「エクス・マキナ」(2015年)
 ・「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)
 ・「お熱いのがお好き」(1959年)                           
 ・「狼は天使の匂い」(1973年)
 ・「オーケストラ!」(2009年) 
 ・「おかしなおかしな大追跡」(1972年)
 ・「奥さまは魔女」(2005年) NEW!  
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「男と女」(1966年)
 ・「大人は判ってくれない」(1959年)
 ・「オペラ座の怪人」(2004年)
 ・「おみおくりの作法」 2013年)
 ・「汚名」(1946年)
 ・「オリエント急行殺人事件」(1974年) 
 ・「鍵」(1958年)
 ・「カサブランカ」(1942年)
 ・「かもめの城」(1965年)
 ・「眼下の敵」(1957年)
 ・「北ホテル」(1938年)
 ・「きっと、うまくいく」(2009年)
 ・「きっと、うまくいく」その2(2009年)
 ・「キャバレー」(1972年)
 ・「グッバイガール」(1977年)
 ・「グッバイ、レーニン!」(2003年)
 ・「グレートレース」(1965年)
 ・「黒いオルフェ」(1959年)
 ・「刑事」(1959年)
 ・「恋におちたシェイクスピア」(1998年)
 ・「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」(2007年)
 ・「荒野の決闘」(1946年)
 ・「心と体と」(2017年)
 ・「心と体と」その2
 ・「サイダーハウス・ルール」(1999年) 
 ・「サボテンの花」(1969年)
 ・「寒い国から帰ったスパイ」(1965年)
 ・「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年)
 ・「イヴの総て」(1950年)と「サンセット大通り」(1950年) 
 ・「幸福」(1965年・仏)
 ・「幸せなひとりぼっち」(2015年)
 ・「幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」(2016年)
 ・「シェフ~三ツ星フードトラック始めました」(2014年) 
 ・「シェルブールの雨傘」(1963年)極私的名ラストシーン第2位
 ・「ジェレミー」(1973年)
 ・「死刑台のエレベーター」(1957年)
 ・「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)
 ・「シベールの日曜日」(1962年)からあれこれ 
 ・「シャレード」(1963年)
 ・「情婦」(1957年)
 ・「白雪姫と鏡の女王」(2012年)
 ・「新感染 ファイナル・エクスプレス」 (2016年)
 ・「シンデレラ」(2015年)
 ・「西部戦線異状なし」(1930年)
 ・「ゼロ・グラビティ」(2013年)
 ・「タイピスト!」(2012年)
 ・「ダーク・シャドウ」(2012年)
 ・「ダイヤルMを廻せ!」(1954年) 
 ・「太陽がいっぱい」(1960年・完全ネタバレ)極私的名ラストシーン第1位、おまけ、第3位「第三の男」
 ・「ダウンタウン物語」(1976年)
 ・「たそがれの維納」(1934年)
 ・「タレンタイム~優しい歌」(2009年)
 ・「ダンガル きっと、つよくなる」(2016年) 
 ・「探偵<スルース>」(1972年) 
 ・「誓いの休暇」(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年) 
 ・「地下水道」(1956年)
 ・「地上最大の脱出作戦」(1966年)
 ・「飛べ!フェニックス」(1965年)
 ・「泥棒貴族」(1966年)
 ・「泥棒成金」(1955年)
 ・「夏の夜の夢」(2014年)
 ・「ノッティングヒルの恋人」(1999年)
 ・「バーフバリ 王の凱旋」完全版(テルグ語)(2017年)
 ・「バーフバリ 王の凱旋」IMAX 成田HUMAXシネマズ体験記 (2017年)
 ・「激しい季節」(1959年)
 ・「八月の鯨」(1987年)
 ・「パットン大戦車軍団」(1970年)
 ・「ハリーの災難」(1955年)
 ・「PK」(2014年)
 ・「光をくれた人」(2016年)
 ・「ピクニック」(1936年)
 ・「美女と野獣」(2017年)
 ・「美女と野獣」(2017年) 【ブログDEロードショー】
 ・「ヒドゥン・フェイス」(2011年)
 ・「ひとりぼっちの青春」(1970年)
 ・「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年)
 ・「ヒューゴの不思議な発明」(2011年)
 ・「昼下がりの情事」(1957年)と「おしゃれ泥棒」(1966年)についての一考察、ベーカー街221Bに於いて
 ・「ファミリー・プロット」(1976年)
 ・「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年)
 ・「フォロー・ミー」(ネタバレ)(1972年) 
 ・「フォロー・ミー」その2 
 ・「ふたり」(1972年 R・ワイズ監督)(後半部でネタバレ)
 ・「ブラック・スワン」と「英国王のスピーチ」(2010年)
 ・「ブラザーサン・シスタームーン」(1972年) 
 ・「ブルーバレンタイン」(2010年)(ネタバレ・・・でしょう)
 ・「ブルックリン」(2015年) 
 ・「ヘッドライト」(1956年)
 ・「別離」(2011年)
 ・「ペティコート作戦」(1959年)  
 ・「冒険者たち」(1967年) 
 ・「ポケット一杯の幸福」(1961年)
 ・「マイ・インターン」(2015年)
 ・「マイネーム・イズ・ハーン」(2010年)
 ・「マダム・イン・ニューヨーク」(2012年) 
 ・「まぼろしの市街戦」(1966年)&広川太一朗 
 ・「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」(2011年)
 ・「マルタの鷹」(1941年)
 ・「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016年)
 ・「みかんの丘」(2013年)
 ・「みじかくも美しく燃え」(完全ネタバレ)(1967年)
 ・「道」(1954年)
 ・「三つ数えろ」(1946年)
 ・「ミツバチのささやき」(1973年)
 ・「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーク」(2015年)
 ・「女神は二度微笑む」(2012年)
 ・「めぐり逢わせのお弁当」(2013年)
 ・「やさしい女」(1969年)
 ・「山の郵便配達」(1999年) 
 ・「ライアンの娘」(1970年)
 ・「ラストサムライ」(2003年)
 ・「ラスト・ショー」(1971年)
 ・「リオ・ブラボー」(1959年)
 ・「レオン」(1994年)
 ・「レベッカ」(1940年)
 ・「レ・ミゼラブル」(2012年)
 ・「恋愛小説家」(1997年)
 ・「ロイ・ビーン」(1972年)  
 ・「ロシュフォールの恋人たち」(1966年)
 ・「ロスト・ボディ」(2012年)
 ・「ロミオとジュリエット」(1968年)
 ・「私が、生きる肌」(2011年)
    
       (邦画)
 ・「赤ひげ」(1965年)
 ・「悪魔の手毬唄」(1977年)
 ・「安城家の舞踏会」(1947年)
 ・「太秦ライムライト」(2014年)
 ・「雨月物語」(1953年)
 ・「運命じゃない人」(2005年)
 ・「おくりびと」(2008年) 
 ・「鴛鴦歌合戦」(1939年)
 ・「女殺し油地獄」(1957年) 
 ・「鍵泥棒のメソッド」(2012年)
 ・「隠し砦の三悪人」(1958年)
 ・「かぐや姫の物語」(2013年)
 ・「風立ちぬ」(2013年)
 ・「神様のくれた赤ん坊」(1979年)
 ・「カメラを止めるな!」(2017年)
 ・「カメラを止めるな!」その2 
 ・「君の名は。」(2016年)
 ・「桐島、部活やめるってよ」(2012年) 
 ・「蜘蛛巣城」(1957年)
 ・「ここに泉あり」(1955年)
 ・「この世界の片隅に」(2016年)
 ・「今夜、ロマンス劇場で」(2018年)
 ・「西鶴一代女」(1952年)
 ・「最後の忠臣蔵」(2010年)
 ・「さよなら渓谷」(2013年)
 ・「山椒太夫」(1954年) 
 ・「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年)
 ・「七人の侍」(1954年)
 ・「七人の侍」その2
 ・「忍ぶ川」(1972年)
 ・「シムソンズ」(2005年)
 ・「新幹線大爆破」(1975年)
 ・「洲崎パラダイス 赤信号」(1956年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「そして父になる」(2013年)
 ・「太平洋奇跡の作戦 キスカ」(1965年)
 ・「小さいおうち」(2013年)
 ・「近松物語」(1954年)
 ・「天国と地獄」(1963年)
 ・蟹江敬三さんを悼む 「天使のはらわた 赤い教室」(1979年) 
 ・「誓いの休暇(1959年)VS「二十四の瞳」(1954年)
 ・「泥の河」(1981年)
 ・「のぼうの城」(2011年) 
 ・「野良犬」(1949年)
 ・「冬の華」(1978年)
 ・「マタンゴ」(1963年)&東宝特撮映画
 ・「乱れる」(1964年)
 ・「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年) 
 ・「用心棒」(1961年)
 ・「羅生門」(1950年)
コメント (2)

映画感想のリスト

2019-05-21 08:39:04 | リスト
 アイウエオ順

 ・「アイアンマン」(2008年)
 ・「愛人/ラマン」(1992年)
 ・「アイドルを探せ」(1963年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「あの頃エッフェル塔の下で」(2015年)
 ・「ある日どこかで」(1980年) NEW! 
 ・「異人たちとの夏」(1988年)
 ・「いつだってやめられる 七人の危ない教授たち」(2014年)
 ・「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」(2017年)
 ・「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」(2017年)
 ・「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」(2014年)
 ・「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(2014年)
 ・「ウォーム・ボディズ」(2013年)
 ・「宇宙人ポール」(2010年)
 ・「永遠の0」(2013年) (邦画)
 ・「回転」(1961年)と「妖精たちの森」
 ・「勝手にふるえてろ」(2017年)
 ・「カリフォルニア・ドールズ」(1981年)
 ・「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「彼は秘密の女ともだち」(2014年)と「悪魔のワルツ」(1971年)(ネタバレ)
 ・「奇跡のひと マリーとマルグリット」(2014年)
 ・「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(1991年)
 ・「グランド・イリュージョン」(2013年)
 ・「グランド・ブダベスト・ホテル」(2014年)
 ・「グレイテスト・ショーマン」(2017年)
 ・「クロワッサンで朝食を」(2012年)
 ・「高慢と偏見とゾンビ」(2016年)
 ・「ゴジラ」(1954年)
 ・「GODZILLA ゴジラ」(2014年)
 ・怖い映画あれこれ
 ・「コンタクト」(1997年)
 ・「魚が出てきた日」(1967年)祝 DVD発売決定!
 ・「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)
 ・「料理長(シェフ)殿、ご用心」(1978年)
 ・「娼婦べロニカ」(1998年)
 ・「ジョー・ブラックをよろしく」(1998年)
 ・「ジョンとメリー」(1969年)
 ・「死霊の盆踊り」(1965年)
 ・「白い肌の異常な夜」(1971年)
 ・「スモーク」(1995年)
 ・「砂の器」(1974年)
 ・「セクレタリー」(2002年)
 ・「セッション」(2014年)
 ・「宋家の三姉妹」(1997年) 
 ・「そこのみにて光輝く」(2014年)
 ・「超高速!参勤交代」(2014年)
 ・「トゥルー・グリット」(2010年)
 ・「遠い空の向こうに」(1999年)
 ・「共喰い」(2013年) (邦画)
 ・「ドリーム」(2016年)
 ・「バーバレラ」(1967年)
 ・「バーレスク」(2010年)
 ・「バジュランギおじさんと、小さな迷子」(2015年)
 ・「バット・ジーニアス 危険な天才たち」(2017年)
 ・「パッド・マン 5億人の女性を救った男」(2018年)
 ・「ハッピーエンドが書けるまで」(2012年)
 ・「ハドソン川の奇跡」(2016年)
 ・「バルフィー!人生に唄えば」(2012年)
 ・「パリジェンヌ」(1961年)
 ・「ハンナ・アーレント」(2012年)
 ・「ひきしお」(1971年)
 ・「美女と野獣」 (2014年)
 ・「日の名残り」(1993年) 
 ・「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(2012年)
 ・「ボギー!俺も男だ」(1972年)
 ・「舞妓はレディ」(2014年)
 ・「幕が上がる」(2015年)
 ・「モネ・ゲーム」(2012年)
 ・「モンパルナスの灯」(1958年)
 ・「やかまし村の子供たち」(1986年)と「カルテット!人生のオペラハウス」(2012年)
 ・「ゆりかごを揺らす手」(1992年)
 ・「回転」(1961年)と「妖精たちの森」
 ・「歓びを歌にのせて」(2004年)
 ・「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(2012年)
 ・「ラ・ラ・ランド」(2016年)
 ・「レディ・バード」(2017年)
 ・「6才のボクが、大人になるまで」(2014年)
 ・「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年)



コメント (2)

映画日記/映画雑記 リスト

2019-05-21 08:38:21 | リスト
 あいうえお順

「愛と銃弾」(2017年)
「アメリカン・ピーチパイ」(2006年)
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(2008年)
「家へ帰ろう」(2017年)
「イット・フォローズ」(2014年)
「いとこ同志」(1959年)
「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」(2016年)
「A.I.」(2001年)
「エターナル・サンシャイン」(2004年)
「江分利満氏の優雅な生活」(1963年)
「オーメン」(1976年)
「おおかみこどもの雨と雪」(2012年)
「おかえり、ブルゴーニュへ」(2017年)
「怪談」(1965年)
「影の軍隊」(1969年)
「鞄を持った女」(1961年)
「彼女たちの舞台」(1988年)
「彼の見つめる先に」(2014年)
「完全なる報復」(2009年)
「キャロル」(2015年)
「吸血鬼ゴケミドロ」(1968年)
「空軍大戦略」(1969年)
「グットモーニング・バビロン」(1987年)
「クライング・ゲーム」(1992年)
「グロリア」(1980年)
「黒猫・白猫」(1998年)
「恋におちて」(1984年)
「コーチ・カーター」(2005年)
「午後8時の訪問者」(2016年)
「ザ・チャイルド」(1976年)
「ザ・マジックアワー」(2008年)
「さらば、愛の言葉よ」(2014年)
「ジェーン・ドゥの解剖」(2016年)
「死角」(2008年)
「仕立て屋の恋」(1989年)
「ジャージー・ボーイズ」(2014年)
「シャイニング」(1980年)
「灼熱」(2015年)
「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2006年)
「死霊の盆踊り」(1965年)
「シング・ストリート 未来へのうた」(2016年)
「ストックホルムでワルツを」(2013年)
「スリ〈掏摸〉」(1960年)
「スリー・ビルボード」(2017年)
「世界一キライなあなたに」(2016年)
「ゾンビ」(1978年)
「第七の封印」(1957年)
「太平洋の翼」(1963年)
「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017年)
「たたり」(1963年)
「ダンケルク」(2017年)
「タンゴ・レッスン」(1997年)
「近松物語」(1954年)
「血を吸うカメラ」(1960年)
「チャンプ」(1979年)
「塔の上のラプンツェル」(2010年)
・椿説「ドリーマーズ」(2003年)
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年)
「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年)
「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」(2014年)
「ノスフェラトゥ」(1978年)
「バーフバリ 王の凱旋」(2017年)
「バーフバリ 伝説誕生」(2015年)
「はじまりのうた」(2013年)
「パレードへようこそ」(2014年)
「バンコク・ナイツ」(2016年)
「日日是好日」(2018年)
「淵に立つ」(2016年)
「プライドと偏見」(2005年)
「ブリグズビー・ベア」(2017年)
「震える舌」(1980年)
「ベイビー・ドライバー」(2017年)
「ペーパー・チェイス」(1973年)
「変態島」(2008年)
「僕のエリ 200歳の少女」(2008年)
「僕らのミライヘ逆回転」(2008年)
「ポンヌフの恋人」(1991年)
「真夜中の招待状」(1981年)
「ミニミニ大作戦」(1969年)
「ミロクローゼ」(2011年)
「ムーンライズ・キングダム」(2012年)
「無防備都市」(1945年)
「メッセージ」(2016年)
「モアナと伝説の海」(2016年)
「夜明けを告げるルーのうた」(2017年)
「ラッキー」(2017年)
「リトル・ランナー」(2004年)
「リップヴァンウィンクルの花嫁」(2016年)
「リべリオン」 (2002年)
「レナードの朝」(1990年)
「ワンダー 君は太陽」(2017年)
コメント

コレット〜Gigi

2019-05-17 13:45:38 | 雑記
 キーラ・ナイトレイ主演で「コレット」が公開されると、今朝、TVで知りました。彼女が主演でこの題材なら、どんな感じか想像できちゃいますね。
 コレット女史と聞いて真っ先に思い浮かぶのはオードリー・ヘップバーン。
 巨匠W・ワイラーの「ローマの休日」によってヘップバーンは大スターとなった、それは間違いではないけど正確でもない。その2年前、徐々に良い役が付き始めていたとは言え、まだ誰も知らなかったヘップバーンを最初に見付けたのがコレット女史でした。
 彼女の戯曲「Gigi」のブロードウェイ上演が決まったものの肝心な主役が見つからず大往生、そんな時、たまたま滞在していたモンテカルロで、これも撮影で来ていたヘップバーン。一目見るなり「私のGigiを見つけたわ!」と叫んだと言う有名なエピソード。
 1951年、ブロードウェイで初演を迎えたこの作品は半年のロングランの後、各地を巡演、ヘップバーンはこの作品でブロードウェイの新人賞を受賞しました。
 ヘップバーンが最初の成功の後、エリザベス・テーラーに断られ、これもヒロイン探しで難航していた「ローマの休日」のオーディションを受け即決、その後の事は世界中が知ってると思います。

 そんな訳もありヘップバーンの1ファンとして、ちょっと、この映画気になります。(笑〜まぁ、このエピソードはコレット女史の後半生の事だから、映画はそこまで進まないだろうけど)
 キーラも贔屓の一人だしね。(汗)

※舞台女優としてのヘップバーンは、「ローマの休日」の翌年、最初の夫となるメル・ファラーと共演した「オンディーヌ」で演劇界最高の賞、トニー賞を受賞します。
※「Gigi」は‘58年、監督ヴィンセント・ミネリ、主演レスリー・キャロンで「恋の手ほどき」のタイトルで映画化されました。
※オードリーは絶世の美女と言われるけど、当人が強いコンプレックスを持っていたように各パーツは・・・なんですよね、決して正統派のタイプではない。太いゲジゲジ眉、大きい口、張り出した頬骨、(女優としては)高い身長、それが奇跡のような組み合わせとバレエで鍛えた姿勢、当人の気質でエレガントな美女になってる。デフォルメした似顔絵を描こうとするとグレース・ケリーやエリザベス・テーラーのような正統派美人より特徴だらけのヘップバーンは凄く描きやすいんじゃないかな。
コメント

「奥さまは魔女」(2005年版)

2019-05-04 00:55:13 | 外国映画
 「奥さまは魔女」(「Bewitched」、2005年、米)
   監督 ノーラ・エフロン
   脚本 ノーラ・エフロン  デリア・エフロン  アダム・マッケイ
   撮影 ジョン・リンドリー
   音楽 ジョージ・フェントン
   出演 ニコル・キッドマン
      ウィル・フェレル
      マイケル・ケイン
      シャーリー・マックレーン

 他愛のない作品、けれど、愛すべき他愛のなさだった。
 21世紀に「奥さまは魔女」を題材に映画を創るとしたら、これしかないような気がする。
 僕から見れば上手く作ってると思うし、何よりエリザベス・モンゴメリーに対してのリスペクトを感じるのが良。

 魔法の世界に虚しさを感じたイザベル、上手くいかない人間世界にやり甲斐を求めてこちらへやって来る。
 同じ頃、主演映画が大コケ、映画界に居場所の無くなったジャックがTVドラマへ都落ち、その新しいシリーズは往年の名作ドラマ「奥さまは魔女」のリメイクだった。
 彼はオリジナルより自分を目立たさせる為、サマンサ役を目立たない新人に振るように要請し、オーデションが始まる・・・。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=hS05j44UKUU

 そりゃね、題材が題材だからご都合主義の塊だし、「魔法は使わない」と言いながらこらえ性のないのはTVシリーズと同じ、でも、こういう作品にそんな事言ってもしょうがない。(汗)
 僕はN・キッドマンのファンで、或る意味、彼女を観る作品だから下駄を履かしてる所もあると思う、でも、彼女、この作品では綺麗で可愛いし、それで充分。(笑)
 ご都合主義でも、話の流れに無理はなく、リメイク「奥さまは魔女」のbefore物語でありながら、オリジナル「奥さまは魔女」が始まる時にも、こんな事が有ったんじゃないかと錯覚させる夢物語。(そこまで言うとアホだけど)

 まぁ、50代以上とキッドマンのファン以外が観て面白いかと言われれば?が付くかもだけど、「奥さまは魔女」世代なら面白く感じられるのでは、少なくとも僕にはウケた。
 ただダーリン役がね、見ながら、これジム・キャリーだろと思ったらwikにも最初彼が予定されてたとか、もしコメディが出来るならライアン・コズリングもあるかな、何でウィルなの・・一番ロマンチックなMGM風ミュージカル・シーンでも動きや下半身が硬すぎて粗になってる。(キッドマンはちゃんと軸がしっかり、それでいて肩の力が抜け柔やかい動きで上手いし、何より楽しそうに踊ってるから余計目立つ)
 ジャック「あの役は途中で役者が代わるような役だぞ(引き立て役)」だから、皆、断ったのかな。
 元々、引き立て役なのにキッドマン、S・マクレーン、M・ケインというアカデミー賞何回目ってメンツに囲まれる恐ろしいほどの罰ゲーム、ギャラも3人で相当喰ってるだろうしね。
 あと、これは演出の問題だけど、劇中、前妻の家族との食事シーンがクドく感じた、怒ったイザベルのお陰でジャックが田舎芝居風、シェイクスピア風、おネエ風とNGを重ねていくのだけど、向こうの人たち用ギャグなので解りづらいし、ウィルの演技もメリハリがなくて、もう、切り上げてくれと感じてしまいまいた。

 理屈考えずに楽しむ作品、「奥さまは魔女」へのリスペクトがちゃんと有る作品でした。

※ミュージカルシーンは撮影所という事もあって「雨に唄えば」へのオマージュかな。
※ベネズエラの隣は◯◯◯◯◯ってか。

 令和元年.5.3
 DVD
 
コメント