セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「プレーム兄貴、王になる」

2020-09-22 10:28:06 | 外国映画
 「プレーム兄貴、王になる」(「Prem Ratan Dhan Payo」、2015年、印)
   監督 スーラジ・バルジャーティヤ
   脚本 スーラジ・バルジャーティヤ  アアッシュ・カラン・アタル
   撮影 アアッシュ・カラン・アタル
   音楽 サンジョイ・チョードリー  ヒメーシュ・レーシャミヤー
   出演 サルマン・カーン
      ソーナム・カプール
      アヌパム・カー
      ニール・ニティン・ムケーシュ  
      ディーパク・ドブリヤル

 プリータムプル王国王太子ヴィジャイは王位継承式を数日後に控えていた、許婚であるマイティリ王女も参列する予定、その王女の大ファンである下町の役者プレーム兄貴。
 厳格で傲慢な所のある王太子ヴィジャイと気のいいプレームは瓜二つで、王太子は何者かに狙われ事故で重体、即位式は迫る・・・。(笑)

   予告編 https://www.youtube.com/watch?v=BwGBi-ebRzI

 ・マサラ映画が好きな人 ・インド美人を堪能したい方 大推薦!(笑)
 個人的に「ローマの休日」のアン王女の次に魅力的な王女さまに出会えた。ソーナム・カプール演じるマイティリ王女、本当にキュートな王女さまでした。
 「パッドマン〜5億人の女性を救った男」でその知的な魅力と美貌に出会い、「SANJU/サンジュ」での無駄な使われ方に怒り心頭となったけど、今回で膨大なオツリが来た、それくらい彼女の大人でキュートな魅力が全開になってる、これこそ眼福。
 そして、僕にとって「恋する輪廻〜オーム・シャンティ・オーム」に次ぐ大好きなマサラ映画になりました。(マサラだから歌と踊りのテンコ盛り、そこは覚悟してね)

 本作は「ゼンダ城の虜」をヒントに作られたとか、王家の絡むライトコメディだと、おおよそ、「ローマの休日」のような貴種流離譚か、「王子と乞食」に代表される取り替えばや物語になるのだけど、これは、二つを上手にミックスさせてる、大元は王太子ヴィジャイと下町役者プレーム(ヒンディ語で「愛」らしい)の「とりかえばや」で、そこへ王女マイティリが知らずに一般人プレームと過ごすことで本当の愛を知っていくという流離譚が塩梅よく組み込まれています。
 マサラ映画としては「恋する〜」より歌の魅力度、作品の完成度で及ばない、しかし、民族衣装での煌びやかなダンスの美しさは素晴らしいの一言。
 悪のラスボスがオマケかと言うほど薄っぺらいのは難点ですが、そこを除けばとても素敵なインドのお伽話、僕はこういうの大好きです(汗)

・王様軍(男性軍)vs王妃軍(女性軍)のサッカーシーン、全然、サッカーしてないじゃないかと言うけど、あれはダンスでサッカーを面白可笑しく表現したもの、「「ウェスト・サイド物語」のOPで、ジェット団とシャーク団の喧嘩をバレエのようなダンスで表現したのと同じ。
・前日に「ホテル・ムンバイ」観てたので一番目立つ脇役の料理長さんが、こちらでは一番の重臣 宰相を演じてて可笑しかった、他に「バジユランギおじさんと、小さな迷子」で恋人ラスカー(カリーナ・カプール)の父親がこちらでは劇団の団長、もう一人顔知ってるチョイ役の人が最初の方に出てた。
・「恋する〜」にゲスト出演し、その後何かあってキング・オブ・ボリウッドと呼ばれるシャー・ルク・カーンと犬猿の仲になったサルマン・カーン、意趣返しと思われるシーンがありました、冒頭の辺り、劇場で茶々を入れプレームに引き摺り回され許しを乞う客二人の一人がシャー・ルクに服装込みで似ています、また、マイティリ王女の大看板を見上げてるシーンは「恋する〜」のドリーミー・ガールのパロディと言えるし、犯人がシャンデリアでというのも同じ、、定番とは言え凸凹コンビで他にも思い出せないけどもう一つ有った(汗)。そもそも、身分違いのヒロインの大ファンで彼女の為に粉骨砕身って、モロに「恋する輪廻」
・おばば様(皇太后?)が孫娘を「贈りもの」と表現する事に引っ掛かる女性もいるでしょう、まぁ、男尊女卑の強いインドとはいえ現代の表現としてマズいけど、日本でもまだ残ってる「嫁に出す」、「嫁にやる」と似たようなもんだと、ご容赦頂けたらと。

 R2.9.21
 DVD
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