セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「ムーンライズ・キングダム」

2018-03-04 19:41:32 | 映画日記/映画雑記
 「ムーンライズ・キングダム」(「Moonrise Kingdom」、2012年、米)
  監督 ウェス・アンダーソン
  脚本 ウェス・アンダーソン   ロマン・コッポラ
  撮影 ロバート・イェーマン
  音楽 アレクサンドル・デプラ
  出演  ジャレッド・ギルマン
      カーラ・ヘイワード
      ブルース・ウィリス

 養父に疎まれた孤独な12歳の少年サムと個性が強くキレやすい為、やはり、親と上手くいかず自分の世界に閉じこもってる少女スージー。
 1965年、偶然、出会った二人は互いに一目惚れ、やがて手に手を取って駆け落ちへ・・・。

 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=51cJyKHnTtU

 「小さな恋のメロディ」(‘71、英)をウェス・アンダーソンの世界へ落し込んだような作品。
 只、ベトナム戦争から発した反体制ムーブメントの時代に作られた「小さな~」は、学校、教会、親という権威が作る常識に対する反抗と風刺が強く入ってると僕は思うのですが、この作品は単なるドタバタの域を出ていません。

 「大人に疎まれ孤独だった少年少女が出会い、惹かれ合い、騒動の末、幸せになりました」
 これはウェス・アンダーソンが自分の個性と独特の色彩で描いた「絵本」だと僕は思います。
 (絵本と云ってもキスした時、「カタイのが当ってる」とか出てきますが)
 彼の世界が好きな方にはお薦めかな。
 僕はイマイチ、彼の世界に馴染めないので同調しにくいのですが、それ程、悪い作品とは思っていません。
 そんなに面白いとも感じなかったけど・・・。(汗)

※「グランド・ブタペスト・ホテル」(‘13、独・英)の猫の一件といい、本作の犬の件と云いウェス・アンダーソンって病気か?と思ってしまいます。
※生娘が「痛い!」と言いながら穴を開けられ血を流す、露骨な表現とおりの暗喩なのかもしれない、二人揃って下着姿のまま朝迎えてるしね。でも、精神的合体の象徴と思いたいなァ、表現のままだったら露悪的でやり過ぎかと、あ、ピアスの穴開けですよ。虫が付いた事を示す「虫ピアス」。(笑〜ルアー釣りの疑似餌?)
※エンドクレジットでの楽器紹介と最後の合奏は映画作りを模したものなのでしよう、映画もアンサンブルは悪くなかった。
※まさか、こんな所でフランソワーズ・アルディが聞けるとは、しかも、アメリカ映画。(笑)
 彼女の持ち味って、やっぱりアンニュイだわ。

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 真夜中の 嵐過ぎ去り 陽が射して
  人のこころも かわりけるかな

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