セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「愛と銃弾」

2019-02-03 23:37:32 | 映画日記/映画雑記
 「愛と銃弾」(「AMMORE E MALAVITA」、2017年、伊)
   監督 アントニオ・マネッティ   マルコ・マネッティ
   脚本 ミケランジェロ・ラ・ネーヴェ   アントニオ・マネッティ   マルコ・マネッティ
   撮影 フランチェスカ・アミトラーノ
   音楽 ピヴィオ・デ・スカルツィ   アルド・デ・スカルツィ
   出演 ジャンパオロ・モレッリ
      セレーナ・ロッシ
      クラウディア・ジェリー二
      カルロ・ブッチロッソ
      ライツ
        
 マフィアがナポリで歌って踊るんだぜ。(「ゴッドファーザー」でドン・コルレオーネも踊ってたけど)
 撃ち合い、殺し合いしながらアリアしちゃうんだぜ。(夢オチじゃないよ)
 棺桶の死体も歌うし、しまいにゃ、皆んなで「フラッシュダンス」まで歌っちゃう。
 こんなファンタジーは有るまいと。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=lIj2r4Fw9zg

 ナポリ湾を仕切るる“魚王”ヴィンチェンツォは、或る日、敵対する勢力に襲撃され尻を撃たれる。
 病院に向かう車で「もう、こんな生活やめて隠居したい」とこぼすのを聞いた妻マリア、007大好きな彼女は「二度死ぬ」のように死んだ事にして海外に行こうと持ちかけた。
 担当医を買収、上手くいくかと思えた時、当直の臨時看護師ファティマに見つかってしまう、ヴィンチェンツォは彼女の始末を子飼いの殺し屋チーロとロザリオに命ずる、チーロはロザリオより先にファティマを見つけるが、彼女は昔、将来を共に夢見た人だった・・・。

 でも、面白いのは記事の最初の三行、つまり、設定だけでした。
 どれくらい振り切ってるか楽しみだったんだけど、振り切ってるコトは振り切ってたけどケアが追い付いてなかった。(涙)
 まず、主役二人に魅力も華もないのが致命傷、男の方は幾らか魅力有るけどヒロインがね。
 次に展開が長閑、修飾せずに言えばカット、シーン全てにキレが無い、一言で言えば「鈍臭い」。
 楽曲は耳に残らないけど悪くもないと思う、けれど、入り方がもっさりしててメリハリに欠けてる、踊りもハリウッドのように豪華じゃなくても基本がキマってれば地味でも魅せる事が出来るのに、何かダラダラして見えるから物真似の域を出ていない。
 イタリアのミュージカルなんて初めてだし、オペラの本場だから期待してたのに、ジャンルが違うとこうも見劣りするのかと落胆しました。
 マフィアがシリアスに殺し合いしながらミュージカルしちゃう、設定が面白いだけに残念、まぁ、その面白い設定のお陰で何とか観れるモノに仕上がってたと言えるかな。
 これは是非、ハリウッドでリメイクしてもらいたい、それくらい設定は秀逸、但し、終わり方は「ロミオとジュリエット」にして欲しい!(笑)、この終わり方はイタリア式とは言え「ないだろ」としか。

※途中、全然、関係ない人が一人で歌って目立ってたけど、あれ、監督かプロデューサー、もしくは吹き替えの歌手?彼の方がマフィアのボスに合ってる。(笑)
※何だか日活のマイトガイ、小林旭の映画を観てる気分になった。(あんな無国籍じゃないけど)

  ナポリより 愛をこめてと 銃撃戦
   嗚呼、名物に 美味いものなし

 H31.2.3
 恵比寿ガーデンシネマ
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2 コメント

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ハズレでしたか~ (宵乃)
2019-02-04 08:42:52
設定が面白いだけに余計残念に思われたことでしょう…(汗)
とは言え、かなりバランス感覚に優れた監督さんじゃないと上手く料理できなさそうな題材です。ハリウッドでリメイクするならどの監督さんがいいか、それを考えるのは楽しそうですね。「シカゴ」の監督さんとかどうでしょう?
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2019-02-04 12:40:23
 宵乃さん、こんにちは
 コメントありがとうございます!

確かにバランスの難しい作品かもしれません。
ボブ・フォッシー
〉ブラック・ユーモアの作品だけど彼の場合、陰性だからなぁ。(笑)
この映画、ギャグっぽい所もあって、ブラック・ユーモアだけどナポリらしく陽性なんですよ。

誰がいいんだろう?
『グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシーにお願いしてみたい。(全曲、入れ替えでいいから〜汗)

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