セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「ガンジスに還る」

2020-02-04 21:05:39 | 映画日記/映画雑記
 「ガンジスに還る」(「 MUKTI BHAWAN」/「Hotel Salvation 」、2016年、印)
   監督 シュバシシュ・ブティアニ
   脚本 シュバシシュ・ブティアニ
   撮影 マイケル・マクスウィーニー  デヴィッド・フーラー
   音楽 タジダール・ジュネイド
   出演 アディル・フセイン
      ラリット・バヘル
      パロミ・ゴーシュ

 死期を悟ったダヤはヒンドゥー教の聖地であり解脱の地とされるヴァーラーナシーで最期を迎えるべく家を出る、仕方なしに付き添う息子のラジーヴ、二人は「解脱の家」と称するホテルで共同生活を始める・・・。

  予告篇 https://www.youtube.com/watch?v=e7xg4bMys90

 死期間近の父と子の再生物語でありルポルタージュのような作品。
 ルポルタージュ的作品で比較すればレバノンの「存在のない子供たち」に近いぶんショック性は少ない。
 父と子の再生物語としても中国の「山の郵便配達」の方が面白いし情緒的にも優れてる。
 けれど、東洋的死生観の表現として観れば、それなりに面白いのではないでしようか
 西洋の宗教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、絶対善として無謬、揺るがない神だからこそ、そこに救いを求める感覚、対して東洋の仏教、ヒンドゥー教、神道。仏教は大乗、小乗ともに解脱への手段としての教えではあるけど仏陀と弟子達の多神教という点ではヒンドゥー教や神道と近い、只、ヒンドゥー教の神々も神道の神々も人間の写し絵のようで、神ながら度々、過ちを仕出かすし、どちらの神々も概ね助平、エロを否定しないから、男から見て親和性があるのが特徴で男にってはある種の安らぎと安寧がある(笑〜西洋宗教だってマリア信仰を除けば男視点でマリア様はその反動であり男視点からの救いでもあると)。
 
 題材が題材なだけに面白い作品とは言えないけど、老年世代に足を突っ込みつつある世代には終活における思索の一助になるかもしれない作品、なのかな。(汗)

 R2.2.2
 DVD
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