セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

「キャメラを止めるな!」

2023-01-20 14:25:27 | 映画日記/映画雑記
 「キャメラを止めるな!」(「Coupez」、2022年、仏)
   監督 ミシェル・アザナヴィシウス
   脚本 ミシェル・アザナヴィシウス
   原案 上田慎一郎  和田亮一  「カメラを止めるな!」より
   撮影 ジョナタン・リケブール
   音楽 アレクサンドル・デスプラ
   出演 ロマン・デュリス
      ベレニス・ベジョ
      フィネガン・オールドフィールド
      マチルダ・ルッツ
      竹原芳子

   予告編 https://www.youtube.com/watch?v=izMZgTSRPNI
      
 日本で大ヒットした低予算映画「カメラを止めるな!」のフランス リメイク。
 やはり、一発芸のような作品のリメイクは難しい、的確に言えないのだけど初作が「馬鹿のフリ」なら、それをリメイクした作品って「「馬鹿のフリ」のフリ」という距離感を感じてしまいました、だから、リメイクが初見という人にはいいけど、知ってる人間には確認作業でしかなかったし、作品自体が前半の確認作業のような感じだから、再度の確認作業をしてるようでカッタルイ。
 それと、こういうハプニングを楽しむタイプをプロがやると突き抜け方に計算が見えて、オブラート越しのハプニングみたいな薄いクッションを感じてしまうのもマイナス、と言って「カメラを止めるな!」のように収益を度外視出来ないから名の知れた役者を使わざるを得ないとこも辛い。
 リメイクにおける工夫は音響さんがスタッフに加わったくらいかな、あと、日本作のリメイクという事でパールハーバーネタが入ったくらい。 
 ちょっと節度が入ったハプニング映画という感じがしました、もっと開き直ってハジけた方が楽しくなれたと思います。

  二匹目の 泥鰌釣り上げ 食するは
   ムニエルに焼き 白ワインかな

 R5.1.19
 DVD
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