今回もまた、ニュースにツッコミを入れつつ。【】内は私のツッコミ。
耐震強度偽装事件で、姉歯秀次・元1級建築士(48)による偽装マンション約20件を販売した開発会社「ヒューザー」(東京都、小嶋進社長)が30日、「建築確認で偽装が見逃されたのは自治体の責任だ」などとして【…え?】、東京都や横浜市など首都圏の18自治体を相手取り、計約139億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした【ハァ?】。
訴状などによると、ヒューザーは26件のマンション(未着工物件を含む)について、「18自治体は、建築確認や完了検査で、構造計算書の改ざんを見逃した」と主張【すごいね、この理屈。呆れてモノも言えん】。民間の指定確認検査機関が建築確認を行った物件についても、最高裁判例により、自治体が責任を負うとしている。
請求額のうち計約109億円は、ヒューザーが瑕疵(かし)担保責任に基づき住民に支払い義務を負う補償金や、欠陥マンションの解体・補強工事費など。残り30億円は、ヒューザーが社会的信用低下などで受けた損害などとしている【国にたかる気だね?このオヤジ】。
小嶋社長は提訴後の記者会見で、「被害者救済を一日も早く実現するため、提訴に踏み切った」と述べ【逆に引き伸ばしだろ、見え見えだっつーの】、訴訟で得た賠償金はすべて被害者救済に充てる方針を示した【そう言えば筋が通るとでも思ってるのか】。
これに対し、欠陥マンション「グランドステージ東向島」の住民だった会社役員の男性(45)は「われわれは現時点で家賃やローンの負担を抱えて困っている。小嶋社長には、訴訟の結果に頼らずに、今やれることをやってほしい」と話している【マンション買った人にとっては、『今』どうするか、が問題なんだよね】。
東京都都市整備局の話「訴状を見ていないので、コメントできない」【紋切り型…】
横浜市の話「まだ訴状を見ていないのでコメントは難しいが、建築主であるヒューザーが依頼した建築士が構造計算書を偽装したのであり、自治体を相手に訴訟を起こすのは本末転倒だ」【よく言った!担当者さん、あんたは正しい!】
この記事を書いた記者の言いたいことがにじみ出ているのが、最後のコメントを借りているとこかな。
ともかく、この小嶋社長、何とか責任逃れしたいのが丸わかり。この間の証人喚問のときもそうだけど、自分で責任をとるといいながら、肝心な所はのらりくらり。追い詰められると逆ギレする。3歳児の言い訳とレベルが変わらん。
ライブドアの問題と根っこは同じところにあると思う。まず始めに、金儲けありき。目的のために手段を選ばない。モラルの欠如・または崩壊。ワンマン経営。なんかこういう経営者って、ガキの頃は頭が良くて、我儘に育てられているケースがままあるみたい。小嶋社長も、ホリエモンも、そうだったっていうじゃないですか。幼児的万能感そのまんまなんだよな。だから何したって誰かから叱られなきゃいいと思ってるし、叱られたら叱られたで訳のわかんねえ言い訳しやがる。精神構造がガキ。こんな連中に翻弄される人々・社会はたまったもんじゃねえって。
大金を持ってかれたマンション購入者の皆さんの悔しさは、想像するに余りある。コメントを読むと、よっぽど大人の対応をしている。ブチキレたいところでしょうに。キレたところで何にもならないことをよくわかっている。仮に金を返しても、あるいは代わりの住まいを提供されても、期待を裏切られ、夢を潰された心の痛手は残る。