SugarLess GiRL

お茶と夢の手帖

触らぬ(破壊)神に

2007-10-10 00:00:43 | お屋敷にて
いつも予約時間ぴったりにくる珠姉様。
なので、今日もほわ~と待っていたら

ダダダダダダダダダ

何か走ってきた!

お着物でダッシュかましてきた珠姉様。本当に焦ったらしい。
いつもと3分くらいしか違わないから大丈夫だよ(´∀`)

ドアマンはK地さんでした。

カチャッ「おかえりなさいませ」
…これが噂のすっごい笑顔…

執事:S寺さん フットマン:O内さん

終始笑っているS寺さん、につられて爆笑するO内さん。…大丈夫ですかー?
今日のお席は雛壇近くの二人席。
このところカーテン席なので、ちょっと居心地悪い(笑)
流石O内さん、さくさくーと説明をしてくださいました。
「本日のパティシエおすすめのアイスクリームは、パンプキン、バラ、ピスタチオでございます。」
…ピスタチオ(´∀`;)

今日はもうメニューを決めていたのです。オセローにティラミス♪なので、勝手に急かす。
「ほら早く決めて」
「うんー…オセローにするー」
「ケーキ決めてね」
「ケーキか!!!」
また忘れてるのか!!!

というわけでさくっと決めてもらってチリチリン♪
「あ、やっぱり…」
「僕のオーダー中に決めてくれ」
というわけで、オーダー。
「カップは如何なさいますか?」
「飲みやすいので。…ワイルドストロベリー以外で」
「………」固まるO内さん。
だって飲みやすいのをお願いするとワイルドストロベリーが出てくる確率がすごく高いんだものー!!!
O内さんは「これは…飲みやすい…これは…飲みにくい?これは飲みやすい、かもしれない」と呟きながら選んでいました。
「飲んだことないのでわからないのです」…あ、そうなのか。
珠姉様もいつもどおり「可愛いので♪」

…………………
会話がない。ほんと、喋りにくいお席です。カーテン席でぐだぐだと話し込んでいたので、なんだか居心地が悪いです。
「風が」
何故か、フットマンが皆早歩きで忙しなくて。雛壇側に座っている珠姉様の後ろを通る度に風が起こるらしく。
「しゅっしゅって」ヾ(゜◇゜)
「何ですかその手は」K納さんがやってきました。今日もーフリーズ珠ー。

「S先生がいじめるの!」
いつものことじゃん、といつものやりとりをしつつ、待つ。

お茶が届きました。持ってきてくれたのはAートさんでした。
「…熱い…」
ミルクどばどばーと入れて、今日も絶賛ミルクティーです。

お食事が運ばれてきました。持って来てくれたのは銀ベストの精O寺執事でした。
「説明はいかがなさいますか?」
じっと珠姉様を見るめあ→珠姉様「あ…お願いします…」
「それでは…(説明)」
「…フ…フフフフフフフフフ」
笑い出す珠姉様。
「何か」
「あの子があたまよわいだけです」
「そんなこと言ってはいけません…あたまがやわらかいと」
「覚えていなさい~めありちゃん~」

あの、O内さんはどこへ…?

「いただきます」
キッシュのかぼちゃがね…こうね、ちょっと飛び出ててね。「なんか野菜チップみたい…パリ、ボリ、ガリ!って」
ダンサーって(´∀ノ`)が多いよね。(´∀ノ`)の世界っていろいろと大変らしいよ。
…なんてこと、紅茶を注ぎに来てくれても中断せずに話していました。

珠姉様がお化粧室に行っている間、O寺さんが珠姉様のナプキンを直しに来たのですが、めあはぼーっとしてました。
こういうときはどうしたらいいんでしょうねぇ。特に話すこともないんだけど、沈黙怖い。

お見送り。
先にO内さんがクロークの準備に、そのあとS寺さんに玄関まで…。
なんか、O内さんがクロークと格闘してるんですけど…。
「パキッて言ったんですよ」「え゛!?」慌てるS寺さん。
なんだか皆壊れていたような気がしますが、まさか物理的にまで壊れるとは。
ちょっと押しながら、ちょっと引きながら、あーでもないこーでもないと必死なおふたり。
その姿がとても人間くさく、見ているこちらは貴重な経験でワクワクでした。
と、そこへ。
ペンチを持って、颯爽と現れるO寺さん!
「本日二度目で御座います」
クリッ おお~(゜∀゜*(゜∀゜*)
「一度目はK江の力で開きましたが、今回はペンチの力で」
そしてまたさわやかに去って往かれました…ありがとう正義の味方。
お見送り仕切り直し。
「では…」(゜∀゜)ノシ
………(゜Д゜;)ノシ(゜Д゜;)ノシ
S寺さんの笑顔に見送られて、出発。


ペンチを持って現れたO寺さんが少し王子様に見えたのはスワロの神様の悪戯だと思います。