今日は朝一で社長から電話が入り緊急事態発生とのこと。急いで社長の自宅へ向かうとブラックハウス(温室)の中が水浸しで昨年のタイのようにパニック状態!!!
原因は3メートル水槽の2本あるオーバーフロー管の1本が付け根から誰かにへし折られ、とてつもない勢いで水が濾過槽へ落下しその水が床へと流れ出していました。
この水槽には妊娠しているダイヤモンドポルカのメスが5匹と他にアロワナやガーなどの大型魚が数種類入っており、もう少し気づくのが遅かったら水槽の水が全部抜けて全滅するところでした。
早く見つかって運が良かったですねと話すと 『チビのお陰だよ。異常に気づいたチビがキャンキャン鳴くので見に行ったら濾過槽がナイアガラの滝状態で、とっさに自分の服を脱ぎ水槽へダイブし、折れた配管の中へ脱いだフリースの上着を突っ込んで流出する水を止めたんだ』 その後2人で上下から75用のキャップで止めて応急処置完了。
この水槽は当社のスラスターではなく、一昔前に流行ったアクリル製の落下パイプが剥き出しのタイプで数年前に京都の有名アロワナショップから譲り受けたものでした。『落下パイプは見てくれが悪くても塩ビパイプを使うのがセオリーだな。お客さんじゃなくて自分でよかったよ』 『今日のチビの夕飯はビフテキでもおごってやるか』といたって冷静な社長でした。
犯人はお腹に卵をたっぷりと抱えてた この80cmのトロジャンでした。 60cmクラスのパーカ・ホーが2匹入っているのですが時折突発的に大暴れするみたいでそれに驚いたガーが配管へ突進して起きた事故でした。お詫びにトロジャンベビー500匹産んでくれと叱っておきました。
とりあえず一匹も死に至ることもなく、みんな元気で一安心。ダイヤモンドポルカのお腹の赤ちゃんもピクピク元気に動いていました!!!
!大活躍のチビ君!!!
報告事項
アクリル製(簡単に割れる)の落下パイプ剥き出し式の水槽をお使いの方はご注意してください。それと落下パイプ径のキャップも常備しておくようにお願いします。塩ビパイプの方が柔軟性があり数倍安心できるそうです。