お尻の手術体験記(痔瘻)

43歳男、この度「痔ろう」で入院手術しました。痔は3人に1人と言われています。少しでも私の体験がお役に立てば幸いです。

11. 手術翌日~初のウン〇

2017-02-11 19:07:00 | 第3部 手術後の闘い

手術翌日。

体調はOK。病院で出された朝食を美味しくいただく。

そろそろ来るかな。来たらどうしよう、と、ずっと悩みがある。

それは、大便。

先生は、大丈夫、翌日から大便OK、翌々日から入浴OK、と言っているがやはり怖い、なにしろ

肛門周辺の肉を抉り取っているのだから。

午後、少し便意が来た。

これまで、先輩ブログを見たからだろう、めちゃぐちゃ痛いのだろうな・・・と覚悟していた。

また、ウォシュレットが傷口を直撃したら、飛び上がるほど痛い、と書いているブログを読んで恐怖を覚えていた。

でも、一番怖かったのは、紙おむつを脱いだ時に見た、出血と変な液が女性用ナプキン(産後用)にどっぷりとついている様子だ。

紙おむつの中が殺人現場だった。

 

便座に座り、最初にすべきことは、肛門に入れているガーゼを抜くこと。

これも、まずはウォシュレットで少し湿らせてから抜くと痛くない、と教わっていた。

ウォシュレットの水の勢いを最弱にセットして、恐る恐る・・・

手術は正確には肛門ではなく、少しズレているので、正確に肛門に水が当たれば決して痛くない。

そしてガーゼを肛門から抜き、いざ大便を・・・

出ない。「力まないで」と言われていたから、自然と排便するのを待つが、出ない。

なぜだろう、今まで便秘など全く経験のない俺が・・

 

そうか、体が大便をするのを怖がっているのだ!!!

 

そう思ったら自分の体が急にいとおしく感じてきた。俺も怖がっているが、体も怖がっているのだ。

そして、無理をしないことにした。まあ、出る時には出るだろう…と。

夜、再び便意が来たのでトイレに。

少しすると、鹿のフンみたいなのがコロコロと・・・

全然痛くなかった。なんでだろう、麻酔もすっかり抜けているのに。さては、こんなもんか?

排便時の痛みはなかった。むしろ、トイレまで歩いて、便座に座るまでの動作が怖かった。別に痛くはないが・・・恐怖が体を覆っているのだなと。過剰に怖がる必要はないんだな、とようやくこの時覚った。もっと早く分かっていたら、ここまで恐れなくてよかった!



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