今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【12月第1週:君のいる町 #115 尋問@カフェ天見】
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【漫研】
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『PSYREN』(作・岩代俊明)が終わりました。サイレン・ゲームという崩壊してしまった未来を改変するゲームに巻き込まれてしまった少年少女たちのサイキック・バトルもの…という説明でいいかな?単純に説明すると、なんか単純明快なマンガに聞こえるかもしれないんですが、けっこう、かなり入り組んでるストーリー…かも?
タイムパラドックスもので現在と未来を行ったり来たりするので、死んだはすのキャラが生きていたり、週刊連載で展開を追うのがかなりアクロバットで現在14巻まで出ているんですが、打ち切りっぽく終わってしまいましたね(汗)

実はこの連載期待していたんですよね。ん~…正確には「このネタってどうなるんだろう?(どきどき)」と思う見所~チェックポイントみたいな所が沢山ある連載で、それらをどう回収して辻褄を合わせて、大団円?のようなものに持ち込むのか、かなり注目していました。それをちょっとリストアップしておきます。

悪の組織W.I.S.E創業ストーリー … 僕、『悪役』と『悪の組織』って好きなんで…気がつくと物語に天城弥勒がワイズを作ってゆくストーリーが入ってきた、これが楽しくて仕方がなかったw弥勒vsグラナ(後の第一星将)のバトルは超燃えましたし、このマンガの事実上の“頂上決戦”になっていると思います!(`・ω・´)この組織の四天王に当たる星将たちが集まってくる様もよかったですし、物語ももう半ば弥勒(とグラナ)が影の主人公化している所があって。実際に、最後の未来の地球を救うのは弥勒とグラナとなっています。
その意味で、ある程度上手くまとめたとも言えるんですが…うん、まあ、打ち切りでしょうがないんですが、もっともっと『面白く』ふくらませたような気はしています。弥勒が悪の組織を結成する所までは満足できたので、今度は悪の計画を着々とすすめて、集まったメンバーを星将と呼ぶことにする下りとか、そんな所を観たかったかなw

タイムパラドックスは大丈夫か? … 主人公のアゲハたちはサイレンゲームの主催者・グリゴリ07号の手引きによって、現代と未来を行ったり来たりするんですが、戻った現代を改変してまた未来に飛ぶとか、なんか展開がややこしいんですよこの話w改変した後の未来は本当に“元の未来”なのとか考え始めるとキリがなくって(汗)たぶん、どっか破綻しているっぽいんですけどね…いや、最終回でおもいっきし意図的に破綻させましたので、もうそれはいいのですが。それはそれとして、弥勒って主人公側から“時間攻撃”をくらっているんですよね。超能力最強クラスの軍団に対して、主人公側が繰り返しの“時間攻撃”で対抗する…みたいな展開もなかなか興味深く考えていました。
“時間攻撃”って『のび太と鉄人兵団』みたいに、一度仕掛けたらそれでジ・エンドって強力極まりない手段なんですが、これをバトルマンガとして拮抗させようと考えるとどうなるか…という話ですね。これは、もっともっと繰り返し時間跳躍しないと顕れてこないネタなんで、この物語では作用しなかったなあ…と。まあ、未来改変したんだねという話になっていますね。



ヤンデレ雨宮はどこに行ったか? … やあ、僕、どうやらヤンデレ・ヒロインが相当好きみたいなんですよね(汗)なんで当初、雨宮さんの狂いっぷりというか、壊れっぷりにどきどきしていたんですが。……なんか無くなっちゃいましたねえ?(´・ω・`)人格を二つに割った“黒雨宮”の出現で、“ヤン”の部分はそっち側に寄せられて、主人格の方からはスポイルされてしまったという事かしく、後半はほとんど、ただの(…っけ)内気な(…っけ、っけ)女の子…となってしまったのです。(´・ω・`)
そこらへん、アゲハくんを好きなマリー、フレデリカといった子供たち、現代世界では10才近く歳が離れてるはずの子供なんですが、未来世界では、ほぼ同い年の少女になるというタイム・ハーレム(?)な展開も楽し気だったんですが、これも主ストーリーをまとめるのが忙しくなって、充分にふくらませられずに終わってしまってますねえ…。

悲劇の星将ドルキさん … 「ドルキがやられたらしい…」→「ふ…やつは星将の中では最弱の男…」→の第五星将ドルキさんです!(`・ω・´)好きです。この人。(←好きとか言い出す)気がつくと最初にいた星将たちはほとんど死ななかった…というか、消滅しなかった『PSYREN』ですが、そのあおりをモロにくらって、唯一退場的な負け(?)とでも言いましょうか、表現難しいですが、とにかく格付けが済んでしまったので、その後に現代に戻ったりするとドルキさん、やっぱり現代だから当然生きていたりするですが、なんかもう完全におミソ扱いな感じで…wそれで未来に戻ったりすると星将から外されていたりしてw…ちょっと我が意を得たり?wこのないがしろのされ方は『北斗の拳』のジャギ(シュラの国編とかで他の三兄弟の昔話に全然登場しない~眼中にない)を彷彿とさせてちょっとよかったです。(´・ω・`)願わくば連載がもっと続いて、もっとドルキさんがみじめな扱いを受けてくれると良かったのですが…まあ多くは望むまい。(´・ω・`)

ここらへん、実は単行本の10巻が出たくらいの時に(↓)かんでさん、てれびんさんとネットラジオをやりまして、かなり話し込んだりしています。

【『PSYREN』@まんがラジオ】
http://www.geocities.co.jp/ldtsugane/mv/radio/mangaRadio-100318.mp3
これらのネタが持っているポテンシャルを充分に引き出されて、そしてまとめ切ったか…というと、どうしても物足りなさを感じてしまったと言ってしまうんですが……。嫌な物言いかもしれませんが、これらの要素が妙な絡み方をしたのは週刊連載の偶発性な面が大きくって、当初から設計されていたのは上記の要素の中では雨宮のキャラくらいかなあ~と邪推はしています。そんな中で(僕が見つけていないネタ含めて)全部拾って昇華して行けっ、行って欲しいって話をしているのですから無茶振りではあるんですよね(汗)
でも、擦れたおたくの僕が、読んでて「~大体、こんな感じの流れじゃないの?」とか「ああ…そうきたか」みたいな、そういう先の想定にあまり嵌らない(嵌らないと言えば『めだかボックス』もそうなんですが、あっちは型を崩す気満々だからこの話とちょっと違う)連載だったので、その分は元をとったよと言うか、楽しませてもらった『物語』でした。


PSYREN-サイレン- 14 (ジャンプコミックス)
岩代 俊明
集英社


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コメント
 
 
 
Unknown (銀太郎)
2010-12-16 22:32:35
初めまして、銀太郎と申します。僕もLDさんたちのラジオをその時聞いていて、この作品の展開を楽しみにしていました。それだけに残念ですが、前作の「みえるひと」が一年、「PSYREN」が三年と続いたので、次の作品ではさらに成長して戻ってくるのではないかと期待しております。
 
 
 
Re:銀太郎 (LD)
2010-12-17 03:08:12
こんにちは。岩代先生は、出だしはいいんですが、失速がちょっと早いというか…しばらくするとふらつきが出て、後半、いいキャラいい展開になってきたなと思うと、時既に遅く(?)打ち切りになってしまった…と、両作品ともそんな感じがします(汗)
でも、時々、すごく良いネームを引きますし、キャラも気に入る事が多いので(なんかゴリラタイプのキャラがいい感じになるw)また頑張って欲しいなと思っています。
 
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