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Unknown (taida)
2014-06-28 14:54:41
スポーツ漫画では昔は「キャプテン」とか純粋な努力だけで強さを手に入れる作品がありましたが、最近は努力だけで一流の世界に足を踏み入れることは無理だという感覚が読者にもあるのか努力だけというのは少ないですね。
努力は当然のこととして得意分野を伸ばす、能力を活かす仲間、無自覚な努力というのが最近のスポーツ漫画にはあるのかなと思います。
「アイシールド21」は上に挙げたもののうち三つ、「黒子のバスケ」と「おおきく振りかぶって」は二つが当てはまるのではないかと。

少年漫画において主人公を特別な存在として扱わず、世界が主人公を無視して動いている世界観が目立ち始めているのには、読者の年齢層が上昇しているのが関係していそうです。
昔は子供向けの作品は子供しか読まないという前提で描かれていましたが、最近は大人が読むのが普通になってきているので世界観も大人向けのもの(現実の様な厳しい世界)が増えているんじゃないでしょうか。

「トリコ」と「ハンターハンター」の新世界については作品内の価値基準のリセットの効果があるかなと思っています。
一時期はバトルものとしての印象が強かった「トリコ」と「ハンターハンター」ですが、新世界に入りそれが変わった印象を受けます。変わったというよりはある意味原点回帰に近いですね。二作品とも最初は敵とのバトルが売りの作品ではなかったので。
新世界という新しいステージを用意することで、主人公達の生きる世界や作品を支配している原理を一から作り変える。長期連載によるマンネリ化を抜け出す為の策だと私は捉えています。
「トリコ」と「ハンターハンター」が何かを変えようとしているのに対し、何時までも抜け出せないのが「ブリーチ」で何かが突き抜けたのが「テニスの王子様」という印象ですね。
長文になってしまい申し訳ありません…。
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Unknown (hatikaduki)
2014-06-30 00:46:59
>昔は子供向けの作品は子供しか読まないという前提で描かれていましたが、最近は大人が読むのが普通になってきているので
と言いうか男爵ディーノとか漫研とかヤマカムとかのせいな気がしなくもないです。

>新世界については作品内の価値基準のリセット
同じジャンプマンガでも『タカヤ』や『べるぜバブ』はリセットしようとしたけどうまくいかず、冨樫義博や島袋光年はさすがの実力でうまいことリセットしてみせたってことでしょうか。
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Unknown (LD)
2014-06-30 22:09:25
Re:taidaさん
> 「トリコ」と「ハンターハンター」の新世界については作品内の価値基準のリセットの効果があるかなと思っています。

一つはそれなんでしょうね。ただ、この境界線を設ける施策は単純にリセットして、それでまた同じインフレ(?)を積むという話でもないように感じています。

Re:hatikadukiさん
> 同じジャンプマンガでも『タカヤ』や『べるぜバブ』はリセットしようとしたけどうまくいかず、

『タカヤ』は、リセットというか…なんでしょう?あれ?(笑)『べるぜバブ』はベヘモット団がめちゃ強なのは、偶発的な組み上げには思うんですよね。興味深い局面ですが。
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