熱くなったTIPCもいよいよ本選。朝から23時過ぎまで、久々の達成感、満足感、充実感。いい仲間とも出会えたし、ピアノの魅力もよーく分かった9日間でした。これまでピアノって「弾く」楽器だと思ってたけど、ピアノって「鳴らす」楽器だったのねー。あんな大きな楽器を、全身を使って鳴らすというか、響かせるというか。これまで認識してたのと別の楽器のようでした。面白かった!
本選も自由席で、しかもチケットは完売。特別に開演30分前に50枚限定で当日券を発売。とのことで、私たちが会場に入った時点ですでにホール前は当日券を求める人たち、入場待ちする人たちで溢れかえってました。すごい!コンクールが開幕するまで、正直こんなに盛り上がるとは思ってなかった。出場者のレベルも高いらしいし、お客さんもたくさんいらっしゃってくださって、リピータの方も多かったとも聞きました。良かった、良かった
今日は一日ホールのお手伝い。受付担当だったんだけど、なんせ人の手が足りない。気がつけばドアの前に立ってたり、物販を手伝ったり、コピーに走ったり。スタッフ全員が、絶妙なバランス、あうんの呼吸でカバーしあって、お客様に応対しました。喜んでもらえたかなー。休憩のとき、スタッフの方と話してたのですが、出場者はもちろんのこと、「なんつーか、お客様も品が良い
」のです。そういう意味でも、私にとっては勉強になりました。せっかくだもの、こういうお出かけのときこそ、穏やかに雰囲気を楽しむのも大切なことだねぇ
劇場に出かけても、時間を気にしてたり、移動のためにラフな格好をしてたり。反省すべきですな
ファイナリスト6人の演奏も、ホール担当だったので、ゆっくり聞くことは出来なかったけど、なんとなく音を感じながらお手伝いできたのが嬉しかったです。岡本さんの
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲、あの主題に個人的な思い出があるのもあって
ぐっと来ました。かっこえー!あと、胡さんの
チャイコフスキー協奏曲第1番、モニターでちらっと見ましたが、大らかで心地良かったです
(このお二人、残念ながらファイナリストとして表彰式に登壇しながらも、いずれも無冠でした。なんつーか、私が思い入れをもった出場者は、一次二次のころから翌日には姿が見えなくなることが多かったっけ
)
17時半前にすべての演奏が終わり、一旦閉場。19時以降に表彰式&合同記者会見&レセプションとのことだったのですが、なんと18時過ぎから表彰式のために一般のお客様が多数再来場してくださいました。凄くない??もう演奏ないのよ!?!?それくらい注目してくださった方が多かったんだなぁとしみじみ。大成功と言ってよいのではないでしょうか?
次回は4年後、今から楽しみです。でも、次回は聞きに行こうか、またボランティアスタッフとして参加しようか、そのあたりが悩みどころかも。ま、ゆっくり悩んでもぜんぜん問題ないけど