いつきとゆかり

日常のいろいろ

愛・地球博(1/3)

2005年04月23日 | diary
愛・地球博へ行っていました。

7:20梅田発、エキスポ直行便の高速バスに乗車。途中どこぞのICで小休憩を挟み、きっかり3時間。定刻どおりに万博東ターミナルに到着。高速を降りてから渋滞とかあって、多少遅れるだろうと読んでいたのですが、どうやら高速を降りてからもほぼバス専用道(しかも新しい)らしく、まったく渋滞なし。つーか、普通の乗用車もほとんど見かけませんでした。

東ターミナルから、東ゲートへ。ゲート前には10mくらいの行列がありましたが、7~8分で荷物チェック&金属探知ゲートへ。友の1人はペットボトルを持参していたそうですが、バックの口を前回にしていたら形だけのチェックで、とくに何も聞かれずそんなり通過しました。そら、おじさんがあんまり女性のバックの中覗けないわな~。しかも、ぱっと見でお泊りグッズが分かるやろうし。

入場してから、ひたすら長久手日本館を目指して歩く。人出が多いためか、通行規制があり、なかなか思うように近づけない。しかも、グローバルループとやらが、高さがあって分かりにくい。この会場、高低差のある丘陵地に設置されているようで、一瞬どうなっているのか把握しにくい。
途中、ボランティアさんに何度か尋ねて、ようやく目的の長久手日本館へ。当日予約をしようと端末に近づくと「本日停止中」とA4コピー用紙が貼られている。・・・まじかい ここまで歩いてくる間に教えてくれよ~

グローバルハウス(ブルーホール)
SONYによる10m×50mの巨大ディスプレイが売り。2005年の私たちを少し覘いてみましょう。という内容。環境を打ち出した万博のメインホールだということで、「ほら、こんなに危機的な状況。気をつけなければ子どもたちの未来が・・・」とかいうのかと思っていたら、「ほら。ちょっとしたことでこんなによくなる。」っぽい内容で目からウロコ。「愛」地球博なんだなぁ。と思わされました。
個人的には、プレショーで映像を写していたアクリル板みたいなヤツの方に興味津々。どうなってるんだろう??と観察してみたところ、後上方部から映写していた模様。ほぉー。
30分くらいの映像を見た後、左前の扉(入ってきたのとは別の扉)から屋外へ。何々??と人の波に流されていると、いつのまにやら動く歩道の上にいる私たち。んで、いつのまにやら目の前に冷凍マンモスの陳列ケースが。なんじゃこりゃ?いきなり??何の前置きも余韻もなく、唐突にマンモスの前に運ばれていく私たち。・・・ちょっと面白いぞ。TVとかでこの万博の目玉!みたいな扱いを受けている割には、SONY館(違うけど)の裏口みたいな扱いなマンモスさんでした。いや、ほんまに楽屋口みたいなところに、半分屋外みたいな状態であるんだもん。びつくり。展示の仕方にも一見の価値アリ!?

カタール館
カタール館日立館の予約時間までに半端な空きがあったので、手近なパビリオンへ。
なんとなく、どこが良いのか分からないし、入れるところはいっぱいあるし。で、どこへ行ったらいいやら、なにを決め手にしたら良いのか迷う。でも、迷っていてはキリがない(たくさんあるもん!)ので、目の前のカタール館。
入り口で弱冠行列あり。館内の入場者数を制限していたようです。目の前で止められたのに気づかず、わぁぁあ。と、喜んでいると、ガードマンさんに、「入りたい?」と聞かれたので、「うん!入りたい!」と応えると、入れてくれました
ここ、とても良い雰囲気でした。カタールってどこ??と思ったら、いつぞやのサッカーW杯最終予選の記憶のあるドーハの悲劇のかの地でした。なーるー。奥で、女性のみ腕にヘナという染料で手に模様を書いてくれるサービスを無料で行っていました。とっても細密でキレイな模様だったので、並ぼう!といきまいたのですが、「もうすぐ休憩にはいるので、2時半以降にならんでください」と係員さんに制止されてしまいました。残念。
文化や技術、スポーツ、気候風土などをバランスよく展示。

ネパール館
ネパール館外観ネパール館内部もうちょっと時間があったので、その近くのネパール館へ。ここは一言でいうならば、バザールって感じ。奥の2階では、ネパール料理を食べさせてくれているレストラン。真ん中にでんとあるのは、万博終了後に2億円で競売にかけているという仏教寺院(写真右)。これ、ここで2年かけて作られたそうですが、確かに細かーい!中には曼荼羅(値札付)などが多数展示されてました。傍らには、黙々と仏像(?)を彫っている職人さんがいらっしゃいました。

(つづく)


愛・地球博(2/3)

2005年04月23日 | diary
日立館
13:00の予約時間が近づいたので日立館へ移動。140分待ちの行列を横目にカットイン。予約の威力って凄いわ~!
 ここ、すごーく面白かったです。最先端技術満載で、しかも、絶滅寸前の生き物たちについて学べるという。
まず、入国審査みたいなところで、入場券と名前、OceanCONTACTで動物を飼育していたのならば、その2次元バーコードを登録。あ、顔写真も登録されます。
 プレショーは、コントローラーみたいなものを渡され、それぞれに希少動物についての説明を見ていくのですが、指定されている場所にコントローラーを近づけると、それに応じて様々な動物の情報がコントローラーの画面に表示されるんです。ちょっと重いのが難点だけど、すごいわ。
 つづいてメインショー。ジオラマと3DCG(立体視映像)を融合した、最新の映像技術MR(複合現実感)を体験しながら、希少動物達とのインタラクティブなコミュニケーションを楽しめます。(BY オフィシャルサイト)実際目の前にあるものと、映像とが、スコープを通して融合して見えるのしかも、自分が見ているところによって、違うものが見えるのどうなってるんだ??すごいわー。映像だけじゃなく、ライドに乗って、つぎつぎに違うシーンへ移動するのも面白いし、その先々で違ったアクシデントやハプニングがあり、文句なしに楽しめます。
 あー。楽しかった。と満足して出口へ向かったゾーンでもお楽しみあり。入場券をかざすと、ライドに乗っているときに自分たちの映像が見れますしかも、帰ってから自宅のPCからでも見れます。日立、やるなぁ。ふしぎ発見だけではないな!?(笑)
 所要時間約30分。あっという間の時間でした

スペイン館
スペイン館外観日立館の次の予約まではだいぶん時間があくので、どうせならちょっと遠いグローバルコモン3へ移動。お腹が空いてへこへこなので、とりあえず美味しそうなスペイン館へ。2~3mの行列があるものの、程なく入場。写真は外壁。六角形の蜂の巣みたいな陶器が積み重ねられているんだけれど、よーくみると正六角形じゃないのです。おお。不思議。と思ってみたら、歪んだ六角形の陶器の複数で1ユニット。ユニット毎に組み合わさっているわけですな。
スペイン館食の部屋の天井 メインのプラザから、イノベーション、実り豊かな大地(写真右。天井)、ドン・キホーテの世界(朗読つき)、現代のヒーローたち(サッカー選手のサイン入りユニフォームやトロフィーなど)、フィエスタ(椅子が心地よい~)など。プラザでは赤ワインの試飲をしていました。飲めないけど、万博のお祭雰囲気に流されてつい舐めてみる。

ランチ
ピンチョスセットとGFジュースそして。お腹がお待ちかねのタパス・バーへ!3組ぐらい並んでましたが、待ちましたとも。ここまで待ったんだから、ゆっくり座って美味しいものが食べたいではないの。
というわけで、遅目のランチ。14時ごろかな。
食べたのはピンチョスセット(4種のピンチョスと、サラダ、ガスパッチョ)1,800円也。あとグレープフルーツジュース450円と、写真には写っていない野菜チップスをシェア。←待ちきれなくて、「すぐ食べれるもの!」を頼んだ アルコールを片手にやると良いんだけれど、そうはいかないのでソフトドリンクで 朝からずーっと歩いていたためか、間接照明の心地よい空間で座ると、どっと疲れがでた感じ。お腹も足も、ほっと一息。

コモンハウス
ドイツ館とフランス館の間の共有スペース。おみやげ物屋さんみたいでした。上の階ではフレンチレストラン、ドイツレストラン有り。並んでなかったので食事するには穴場なのかも。

ブルガリア館
バラの画がいっぱいのブルガリア館へ。中へ入ると良い匂いが。バラ??
バラジャムとブルガリアヨーグルトな空間。真ん中にステージがあり、ちょうど良い時間だったらしく、かわいらしい女の子とおじさんがダンス中。アイリッシュダンスみたいでかわいい

ヨルダン館
ヨルダン館そして。ずーっと気になっていたヨルダン館へ。行列有り。(エレベーター待ちだった模様)
ここは死海体験ができるとのこと。あわよくば。と虎視眈々 展示物は特になし。エレベーターで2階へ上がり、階下の死海プールを見るだけ。ほんとに見るだけ。体験している人が居ないとただのプール 私たちが見学したときは、女性が2人体験中でした。
 ここはやっぱ体験しとく??と言いながら、階段を下りたところの受付へ行ってみると、今(15:30ごろ)なら17:30の予約が出来ますとのこと。その時間はちょうど三井・東芝館の事前予約をしてある時間帯なのでムリ。19時までやっているとのことなので、19時ギリギリの予約は可能ですか?と尋ねると、2時間後の予約しか出来ませんとのことでした。もし体験するのであれば、グローバルコモン3に来て1番に予約してから、それ以外のパビリオンを見学すると良いかもしれません。(次回のために!?)その他、死海のクレイ・エステも体験可能なのと、サンド・アートの実演がありました。サンドアートは一見の価値有り。重くなかったらお土産に買いたいくらい

(つづく)

愛・地球博(3/3)

2005年04月23日 | diary
さて次は何処へ行こう?なんか甘いものが食べたい気もするからベルギー館へ行こう。きっとチョコレートとかあるで!と盛り上がりつつ、グローバル・コモン4へ移動。ここは最果ての地!?

グローバル・コモン4で、ミフィーちゃんに遭遇。オランダ館の前でもみくちゃにされてました。・・・つーか、ミフィーちゃん、でかい

ベルギー館
ベルギー館目的のベルギー館。なにやら大行列が・・・。たしか待ち時間0分の表示があったのになぜ?といぶかしみながら近づくと、併設されているカフェの行列、ベルギーワッフル待ちの行列でした。
 パビリオンへは、表示どおり待ち時間なしで入場。入り口でクッキーを配ってました 展示は、幾重にも重なった斜幕に絵画を映写。重ねることで動きが生まれ、物語になっている模様。画がまばたきとかしてるの。そして、270度のパノラマで、ベルギーの風景を映像で紹介。すごくリアルで酔いそうになるワタクシ 平衡感覚が狂うわ~

お友達がショップでお土産を物色している間、外気に当たって気分転換。合流して、広場へ移動。しかしちょっとこの辺から頭痛が耐えられなくなる いつもの偏頭痛ではない感じで、尋常じゃない痛さと眩暈。昨日からハシャギすぎたせいかなぁ~。と、芝生の上でしばしお昼寝。すると、どんどん身体が冷えてきて吐き気と冷や汗まで 「ごめん。ちょっと限界・・・」と、救護室行きを告げる こんなときに限って常備薬を持っていない

二人に迷惑をかけつつ、キッコロ・ゴンドラ(600円也。高い!)で北ゲートへ移動。結構な高さ、結構な速さ、結構な景色、結構な距離。値段は安かないけれど、歩き疲れているときには良いかも。しかし、今はそれどころではないワタクシの身体 ごめんよ友。

救護室へ行き、事情を説明して診察を受ける。ものすごーく念入りに問診される。・・・それどころで無いんですけど。と思いながらも問診に応えたと思ったら、もう1人別の先生が登場。「どんな具合ですか?」と聞かれるので、「今説明したとおりです」を省エネな返答をしたところ、「もう一度説明してください!」と叱られる。どうやらそれが救護室でのチェック機能らしい。しかも、「症状を聞いていると、脳に異常がおこっている可能性もあります。万一のことがあったら責任が持てないので、救急車で名古屋市内の病院へいき、MRIなどで検査が必要です。」と言われる。・・・んなワケないやん。頭痛薬くれ~。収まるまで寒くなくて邪魔にならんところで休憩させてくれ~。「遠方から来てるので、それはムリです。」というと、「しかし、こちらとしては、脳に異常があると考えられる以上、病院に言ってもらわないことには・・・」と怖いことを仰る。最初に診察をしてくれた男性の先生が「まあ、おおよそは緊張性の頭痛だと思いますけどね。」と助け舟をだしてくれ、友に迷惑をかけつつ、なんとか怖い女医さんに病院行きを許してもらい、奥の部屋で頭痛薬をもらって寝かせてもらう。(20台ぐらいベッドがありました)女医さんはものすごーく怖かったけど、看護師さんたちはすごく優しくしてくださいました。しばらくして、胃の中のものが全て空っぽになったので、吐き気が収まり(食べたものを消化せずに無駄にするなんて小学生以来振り)、頭痛も耐えられるくらいに。けれど、このままパビリオンに繰り出す勇気はなく、「かなり復活。三井・東芝終了後に合流予定」とメールをして、もう少し安静にさせてもらう。

オーストラリア館
三井・東芝館
私が特別パビリオン救護室を満喫中に、友たちが行ったところ。三井・東芝館は事前予約。

18:45頃、友たちがお迎えに来てくれる。看護師さんが私の様子を観に来てくれたとき、微動だにしなかったらしく、「お友達はお休みのようですけど、どうします?」と告げられたとのこと 「○○さん。」と声をかけられて、ようやく友たちが来てくれていることに気づく
ごめんよー。もう完全復活!?
それにしても、今回3人でよかった。2人で来てたら目も当てられないことになってたわ・・・。

その後、Eさんに「○○ちゃん、ワインあかんかったよね」と言われて、思い当たる。もしや・・・!そういわれてみると、白ワインはなんとかなっても赤ワインはかなりの確率でNG。あの異常な頭の痛さは赤ワインorカンパリの時の頭痛に似てると言えなくもない。しかし。眩暈に吐き気に冷や汗・・・。普通のときでもダメなのに、疲れてる上にすきっ腹。・・・違うとは言えない(爆死)

夕食きしめん
最後の目的パビリオン長久手日本館へ向かう。40分待ちの行列を横目に、「この調子なら、もう少ししたら更に待ち時間が減りそうよね。これだけ出口ゲートへ人が向かっているから、待ち時間が増えることは無いやろう。」と、ひとまず腹ごしらえに向かう。せっかくの万博なので、万博ならではなものが食べたいよねぇ。とフェスティバル・フードコートへ向かう。おのおのに食べたいものを買って落ち合うことに。私は、頭が食べたいものと胃が受け付けるものが相容れたきしめんにしました。エビ天入りの暖かいきしめん(ソフトドリンク付)1000円也。友たちもそれぞれ目的のものを買ってくる。片や「味噌カツ丼」、片や「あんかけスパゲティ(シーフード)」(どっちもソフトドリンク付1000円也) 3人揃って名古屋名物揃い踏み(笑)。疲れてるときって、未知の味よりも想像できる味に流れちゃうものよね。
日本広場夕景目の前の広場では、愛知県中から集まったという100基のからくりのだんじり。鐘や太鼓のお囃子がずーっと鳴り響いていました。夜になって提灯に灯りが灯ってよい感じ。こういうのをゆっくり観られなかったのが残念だなぁ。それだけ観てまわっても興味深いだろうに、なかなかそこまで余裕がなかったです。

長久手日本館
お腹も落ち着いたし、いざ最後にして最大の目的パビリオンである、目の前の長久手日本館へ向かう。なにやら先ほどと様子が違うもよう。あれ?外回りの行列がなくなってる。まじ??ラッキーと、喜び勇んで入り口に近づくと更なる異変に気がつく。係員さんが
「今現在ですでに60分以上待ちになっており、お並びいただいても時間内に見学していただくことができません。したがって、本日の入場受付は終了させていただいております」と、説明しているではないのマジデスカ!?ありえへん 時計を見ると19時半。・・・確かに ショックすぎて立ち尽くすワタクシ。

JR東海超電導リニア館
ぼーぜんとしていると、若い方の友が「そしたら違うトコ行こう!」と駆け出す。・・・そうやわ。ぼーっとしてるうちにどんどん閉まっていってしまうんやわ!と、我に返る。とりあえず、友が見たいと言っていた超伝導リニア館の行列に到着。並んだところ5分くらいしたところで「本日の受付終了」と行列が区切られ、さらに10分ほど待って、最終回に入場できました。入場したのは、「超電導リニア3Dシアター」ではなく、「超電導ラボ」の方。まあ不思議に思ってたことが少しすっきりして良かったです。絶対零度から10度高いだけで「比較的高い温度で超伝導が可能になった」っていうところはひっかかったけど比較的高いか??

エピローグ
リニア館を出た頃には、ほとんどパビリオンも入場できない状況。北ゲートの公式記念品ショップMITSUKOSHIでお土産を購入し、帰路へ。会場を出たのがちょうど閉演時間の21時でした。
ゲートを出たところで目を疑う。なにこれ?どうなってんの???今まで会場内で目にしたことが無いほどの人の波・波・波。うそやろ??と思っても、どうやら現実。ほんの50m先にあるリニモの駅に到着する前で40分待ちでした。ホントにきっかり40分。こんなところに落とし穴が~。
くたくたになりながら、リニモも満喫(これも万博に来たからには乗ってみたかったの)。モノレールみたいで、何が違うのか乗っただけでは分からなかったけど

地下鉄に乗り換え、なじみのある伏見駅へ。そして、いつぞや泊まったことのある思い出深いビジネスホテルにチェックイン。七之助丞がご出演のSma-Stationを観ながら、眠りにつく。