思い立ったが吉日

自分の好奇心のままにあれやこれ ドラマ感想を中心に興味あるものを綴っています

鎖 上・下

2005-10-17 16:52:01 | 読書
乃南アサさんの音道貴子シリーズの長編第二弾。

私の大好きな、音道貴子シリーズ。
時間の流れとしては、前回読んだ短編の 『花散る頃の殺人』『未練』の二作品の間に位置する作品。

相変わらず面白かった!
上・下巻ということで結構読むのがきついかなぁと思っていたが、何てことはない。
さくさくと読むことが出来た。

今回の物語は、音道貴子に初の身の危険が迫るという緊迫した展開がメイン。
相変わらず人間描写が丁寧で、上巻は本当に嫌な同僚が現れる。
その同僚が妙にリアルな感じを出しており、ムカムカしながら読むことになった。
下巻はまた何とも言えない女性を中心に展開し、物語を盛り上げてくれる。

乃南さんの書く人物は本当に現実味があり、考えさせるものがある。
そんな中で一生懸命頑張ろうとする音道貴子はとても魅力的な女性だ。

何か読む本がないかな、と考えられている方にはこのシリーズをお勧めしたい。

****************************************
感想をアップしていない読み終わった本がたまってきてしまいました。
どうしてもドラマ感想のほうを優先してしまうんですよね。。。
少しずつアップしていこうと自分に発破をかけている今日この頃です。