秘書にゃんこ*京都 (前編)桂離宮

2019-10-28 | 建築が好き
 一度は訪れたいと願っていた「桂離宮」に行って参りました。


     
     秘書にゃんこ、何度目の新幹線か覚えていませんが、
     着席するなりテーブルにお茶とお菓子を並べるのも、
     発車するなり食べ始めるのも、毎度のこと。


 京都駅に到着すると、予報より早くポツポツ降り始めたものの、
まあ、このくらいなら「風情」と呼べなくもないわと、まだ楽観

ところが桂離宮に着く頃には雷雨
よく映画やドラマで大袈裟な雨のシーンがありますが、まさにあんな感じです。


     
     受付順にネックストラップが手渡され、にゃんこは「にゃん番」


小降りになる頃合いを見計らって、宮内庁職員に案内され、事前に予約した方々と出発。


     
     小石の浜「洲浜」(すはま)の先端には、灯台に見立てた石灯籠


     
     庭園内最大の茶屋「松琴亭」(しょうきんてい)の前で、小さい秋みつけた


     
     「書院」は桂離宮の中心的な御殿
     桂川の水害対策のため高床式に建てられています。
     広々とした芝生は蹴鞠を楽しむ「鞠場」


     
     「月波楼」(げっぱろう)も茶屋。
     水面に月が映る様を想像しただけで、ため息が出そう


     
     障子を開けた先に望む紅葉山は、まるで一幅の絵画のよう


     
     この頃から再び本降りに  


 参観を申し込む際の注意事項に、「歩きやすい靴で」と書かれていました。

確かに小石を敷き詰めた道はでは歩きづらく、

ましてや今回のように雨で滑りやすい日には、ゴム底のが安心です。

そこでふと考えました。

と草履で飛び石を渡った昔の人は、さぞかし歩きにくかっただろうと。

でも、目線を下にして足元に気をつけながら歩き、ようやく広い所に辿り着いて立ち止まり、

周囲を見渡した時、目の前に広々と開けた景色は、どんなに美しかったことでしょう。

 池に舟を浮かべて風を感じ、月を愛で、歌を詠み、宴を楽しんだ古の人々。

その400年の歴史を一度で味わおうなんて、土台無理なお話。

機会があれば、四季折々の風景を眺めに再訪したいものです。


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2 コメント

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桂離宮 (hirorin)
2019-10-31 14:18:15
関西に住んでいても一度も行ったことがありません。申し込むのが面倒で。
でもいつかは行きたいですね。

本当にきれいですね。
「月波楼」ってお名前がステキ。うっとりしますね。
障子を開けると一枚の絵になるようなのは、額縁に見立てているのですね。
こういう眺めをぼんやりと見つめていたいです。

嵐山に福田美術館が新しくオープンして、日本画のラインナップがすごいらしいのですが。もう、嵐山混んでるしと一歩踏み出せずです。
JR京都駅と近鉄京都駅の間の人混みだけでめげてしまいます。
hirorin さんへ (Juliet)
2019-10-31 20:46:15
hirorin さん、こんばんは

>関西に住んでいても一度も行ったことがありません。

いつでも行けると思うと、逆になかなか行かないものですよ。

>障子を開けると一枚の絵になるようなのは、額縁に見立てているのですね。

なるほど!確かに障子の枠が額縁の役割を果たしていますね。

東京都内にも昔の建物が数多く残っていますが、
周囲が目覚ましく発展した地域では、高層ビルが写真に写り込むことも。

その点、桂離宮はさすが京都。
時間と空間を超越して、しばし雅の世界に浸れます。

>もう、嵐山混んでるしと一歩踏み出せずです。

時期的に京都を取り上げた旅番組が多く、つい見入ってしまいますが、
人混みを想像しただけで、私もめげてしまいます。

でもまた行きた~い

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