秘書にゃんこ*帝国ホテル 東京

2020-05-28 | 建築が好き
 皆様、こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか?

私が勤めているではご多分に漏れず備品の品薄状態が続いています。

また、諸々の制限で患者様や面会客にはご不便を掛けていますが、

病院自体は当初からとても落ち着いていて、安心して働いています。

もうひとつの仕事先である専門学校は6月から授業がスタート。

待ちに待った春が訪れた気分ですが、気がつけば初夏の日差しに梅雨の足音

今年は月日が経つのが早いような遅いような?


 さて、今年に入ってに籠もりっきりの秘書にゃんこ。

外出を楽しむのはまだ先の事になりそうですので、今日は半年ほど前の写真をお目にかけます。


 秘書にゃんこが度々出没する「帝国ホテル 東京」は今秋、開業130周年を迎えます。

日本「初」となるホテル内の郵便局開設やランドリーサービスも、このホテルから。

その後、アメリカ人建築家 フランク・ロイド・ライトの設計による新館(通称ライト館)が開業したのは、

関東大震災が発生した大正12年(1923年)の、まさにその日。

オープニングセレモニーの準備の真っ只中に起きた未曾有の大災害。

界隈が壊滅的な被害を受ける中、建物は奇跡的に火災や倒壊を免れ、避難所などに提供されます。


     
     正面玄関を入ると出迎えてくれるロビーの飾り花


     
     ライトこだわりの「大谷石」と「黄色い煉瓦」が大震災の被害を最小限に食い止めたのでしょうか。


     
     大谷石で造られた壁面彫刻はロビーの奥に。


     
     ライト館にあったホテル直結のショッピング街は、日本で最初の「アーケード」
     新婚旅行で訪れたマリリン・モンロー夫妻もお買い物を楽しんだそうです


     
     「オールドインペリアルバー」の入口   
     「ライト館」の面影を今に伝える東京では唯一の場で、店内奥の大谷石や壁のテラコッタは当時のまま。


     
     「パークサイドダイナー」インペリアルパンケーキ いちご添え
     1953年、ライト館にあった「ガーデンバー」でメニューに登場して以来、
     場所は変わっても、根強い人気を保ってきたロングセラー。

 
 震災に戦災と、波瀾万丈な東京の歴史を見つめてきた「帝国ホテル」。

今また大変な日々と向き合っていることでしょうが、温かく迎えてくれる懐の深さに包まれたく、

来月から段階的に営業再開とのことで、再び訪れる日を心待ちにしている秘書にゃんこです。


 お読みくださいまして、ありがとうございます。
 クリックしていただけますと励みになります
 にほんブログ村 資格ブログ 秘書検定へ
コメント