以前は 謙譲語 としてまとめられていたものが、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ に分かれました。
分類されたことにより、それぞれの働きや使い方が明確になった半面、「ややこしく」なったのも事実で、
「これだから敬語はわかりづらい 」と、お嘆きの方もいらっしゃることでしょう。
というわけで、今日は、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いについて、お話しいたします。
まず、「私は先生の に行きます」という文を、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ に直してみましょう。
謙譲語Ⅰ 私は先生の に 伺います
謙譲語Ⅱ 私は先生の に 参ります
どちらも同じ意味なのに、なぜ「伺います」が 謙譲語Ⅰ で、「参ります」が 謙譲語Ⅱ なのでしょうか。
それでは、「先生の 」 を 「 」に置き換えてみましょう。
謙譲語Ⅰ 私は に 伺います
謙譲語Ⅱ 私は に 参ります
いかがでしょうか?
いま、お読みになったときの違和感こそが、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いです。
つまり、謙譲語Ⅰ は、 敬意の向かう先(この場合は「先生」)に対する敬語 であり、
謙譲語Ⅱ は、自分側の行為や物事を、相手(聞き手や読み手)に対して丁重に述べる敬語 です。
この「丁重に述べる」という働きから、謙譲語Ⅱ は、丁重語 とも呼ばれています。
では、「先生の に参ります」を、先生ご本人に言うのは誤りかと言えば、決してそうではありません。
このように、向かう先と相手が一致する場合に限り、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱはどちらも使うことが可能です。
謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ とが似たように映るのは、この辺りが原因であると思われますが、
向かう先と相手が一致しない場合には、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いに留意して使う必要があります。
さて、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違い、、、何となくイメージしていただけましたでしょうか?
お読みくださいましてありがとうございます。 クリックしていただけますと励みになります。
分類されたことにより、それぞれの働きや使い方が明確になった半面、「ややこしく」なったのも事実で、
「これだから敬語はわかりづらい 」と、お嘆きの方もいらっしゃることでしょう。
というわけで、今日は、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いについて、お話しいたします。
まず、「私は先生の に行きます」という文を、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ に直してみましょう。
謙譲語Ⅰ 私は先生の に 伺います
謙譲語Ⅱ 私は先生の に 参ります
どちらも同じ意味なのに、なぜ「伺います」が 謙譲語Ⅰ で、「参ります」が 謙譲語Ⅱ なのでしょうか。
それでは、「先生の 」 を 「 」に置き換えてみましょう。
謙譲語Ⅰ 私は に 伺います
謙譲語Ⅱ 私は に 参ります
いかがでしょうか?
いま、お読みになったときの違和感こそが、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いです。
つまり、謙譲語Ⅰ は、 敬意の向かう先(この場合は「先生」)に対する敬語 であり、
謙譲語Ⅱ は、自分側の行為や物事を、相手(聞き手や読み手)に対して丁重に述べる敬語 です。
この「丁重に述べる」という働きから、謙譲語Ⅱ は、丁重語 とも呼ばれています。
では、「先生の に参ります」を、先生ご本人に言うのは誤りかと言えば、決してそうではありません。
このように、向かう先と相手が一致する場合に限り、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱはどちらも使うことが可能です。
謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ とが似たように映るのは、この辺りが原因であると思われますが、
向かう先と相手が一致しない場合には、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違いに留意して使う必要があります。
さて、謙譲語Ⅰ と 謙譲語Ⅱ の違い、、、何となくイメージしていただけましたでしょうか?
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