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見慣れたはずの街がこんなにも

2019-12-25 23:25:00 | 日記





線路沿いの真っ直ぐな1本道

そこの景色が私は好きで
早出出勤する時は朝陽
帰路を急ぐ時には
夕陽が心を和らげてくれる。

ただ、ある区間だけ道路工事をしていて
車両も人も通行することができず
迂回しなければいけない。

たった50m満たない距離だけど
それが煩わしく思う。

そんな先日のこと
会社の相談役と道路工事の話しになった。

相談役のご自宅の目と鼻の先に
その工事現場があって、
現場にいる警備員さんの話しによると
「河川を含む道路工事で 2年位かかります」
ということらしい。

2年もあの道が通れないのか、、、
さっさと終わらせればいいのに 。

そんな事を私は思っていました。

その高齢の警備員さんが言うには、
現場ごとに担当者が決まっていて
一度担当の現場が決まると
他所の現場に回されることはない。

近隣の住民の皆様には申し訳ないのですが
2年先まで、僕はここで安心して
仕事をする事が出来、嬉しいです。

そう、相談役は話していた。

おそらく
警備員さんは高齢ということもあり
契約社員で雇用期限や再雇用、契約終了などの
不安や心配を抱えていた。

凍てつく寒い日も、
焼け付くような夏の日差しも、
雪が降っても風が吹いても、
雨にも負けず働ける喜びに
感謝している警備員さん


私は、
いつまでやってんの?
さっさと終わればいいのに!
と願っていて
でも、私の知らないところでは
ずっと工事が続けばいいと願う人もいると
相談役から聞いて初めて知った。

会った事もない警備員さんの事を思えば、
たかが50mの迂回だってなーんて事は無い。
工事が早く終わらなくてもいい。
そんな風に思うようになった。

人の思いも
一人一人が違っていて
私が思うことや想像してることも
実際はそうじゃなくって
自分の都合のいいように、
間違った解釈をしているのかと考えると
なんだか寂しくなってきた

ばかだなぁ私は