SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

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Samir Okasha, Philosophy of Science: A Very Short Introduction, Oxford University Press, 2002

2013年10月21日 | 
ある授業の参考図書の一つとしてSamir Okasha,Philosophy of Science: A Very Short Introduction, Oxford University Press, 2002を読みました。


Oxford University PressのA Very Short Introductionというシリーズは、何年か前に岩波書店から「〈一冊でわかる〉シリーズ」が刊行されたときに初めて知り、それ以来興味だけは持っていましたが、岩波書店のその翻訳シリーズも含めて読む機会はなく、今回が初めて。
さっき調べてみたところ、この本はすでに邦訳が発売されているようです。(⇒http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/0268960.html

本書は大きく分けて2つのパートに分かれていて、「科学とは何か」にまつわる論点と個別の分野における論点が解説されています。
前者については、科学と疑似科学をどう分けるか、科学的推論の方法(帰納/演繹など)、科学的説明とは何か、科学的真実は存在するか、パラダイム論といったものが取り上げられており、後者については、ニュートンとライプニッツの空間と時間をめぐる論争や生物学における分類方法、心とは何か、それから、科学と社会の関わりといった事柄が議論されています。
それぞれの論点についてある立場とそれに反対する立場の論争が公平に(どちらかに肩入れすることなく)紹介されていて、科学をめぐる哲学においてどういう論点があり、どんなことが主張されているのかが分かりやすく整理されていました。(例外として、進化論に反対する創造論については、その論理の脆弱さを厳しく批判。)

実際手に取ってみると予想以上に薄くて小さかったので、この本で本当にちゃんとした情報を得られるか不安でしたが、挿絵(写真)や図を用いた説明がいくつもあり、Renのような初心者にとっても分かりやすく、かついろいろな論点も紹介してくれる良書でした。
この分野を専門的に勉強してはいないけれども、「科学」と向き合わなければならない関連分野を勉強している人(政治学Political Scienceもこれに含まれます)がまず初めに読む本として、おすすめできるのではないかと思います。
冒頭にも書いたとおり、本書がRenにとっての初のA Very Short Introductionシリーズだったわけですが、本書が予想以上に良かったので、シリーズのほかの本にも手を出してみようと思います。


今日は明日の授業の予習がまだ終わっていないので、全然紹介になってなくて申し訳ないのですが、このへんで。。

(投稿者:Ren)
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